こんにちは。



先日、滋賀県立武道館で開催された京滋身体操法研究会に参加してきました。
かなり久しぶりの参加です。
なかなか参加できてませんが、古武術の考え方は私の治療手技の根底を支えるものなので、とても重要視しております。

京滋身体操法研究会3
滋賀県立武道館は琵琶湖の畔にあります。




京滋身体操法研究会は、
びわこ成蹊スポーツ大学の准教授の高橋圭三先生が主催されており、
さまざまなジャンルの方が集まって
古武術を元にした身体の使い方を研究している研究会です。

京滋身体操法研究会
高橋佳三先生のブログ




 
 高橋圭三先生は、古武術研究家の甲野喜紀先生のお弟子さんです。
甲野先生は、過去の達人の動きや身体の使い方を研究し、
自ら実践されている武術家です。
著書も多く、よくメディアにも紹介されておられるので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。
甲野善紀先生のホームページ





なぜ私が同研究会に参加するようになったか。
それは3年前に読んだ甲野先生の著書からでした(著書はまた後日紹介します)。

”身体の一部を使って筋力に依存するのではなく、全身を同時並列的に使うことで、大きな力やスピードを生み出す。”


”相手に力の源を悟られないように力を出すことで、自分より大きな相手でも容易に崩せる”






 特にこの2点に非常に感銘を受け、
「これが本当に可能ならばすごい施術ができるようになれるかも知れない・・・!」




 そう考え、滋賀を拠点に活動している京滋身体操法研究会に飛び込みました。
当然、治療家は私一人だけ。個人的には、そんな環境の方が治療関係者の既存の枠にとらわれずに考えたり行動できるので、ありがたいです。





 古武術ですが、実際に経験してみると本当に衝撃を受けます(最近では慣れてきましたが)。
武道館内の柔道場に集まり(武道着を着ている人が多い!)、お互いに組み手をしながらいろいろな技術を試して磨いてゆきます。
 明らかに自分より小柄な方や、年配の方にまったく歯が立たないどころか、思いっきり崩されたり投げられたりしてしまいました。受けた感覚としては、力を入れようとしてもまったく入らない感じ…。


京滋身体操法研究会1
ネイビーのTシャツの方が高橋佳三先生です。



古武術の考え方の一つである、
”相手に力の源を悟られないように力を出すことで、相手を崩す”
毎回このことを深く感じさせられる練習会です。 
治療に携わる方には、非常に役に立つ考え方につながります。


この考え方・技を、実際どのように自分の施術に生かしたのかは、また次回に。







お読み頂き、ありがとうございました。
「これでいいのだ。」←師匠が愛して止まない言葉