腸重積は乳児の男児に好発。
そんな疾患に自分が14歳時に発症してしまった。
本来であれば、高圧浣腸で整復できるものの、発見が遅く緊急オペになったのだ。
もともと便秘症で、5日マイナスは当たり前だった。
ある日便秘が1週間〜続き、腹痛も起きるようになった。
母は心配して、小児科へ連れて行ってくれたものの診断名は『便秘』
便秘にしてはひどい腹痛だと、内科でも診てもらった。
診断は同じく『便秘』
腹痛が間欠的になり、浣腸をかけても排便は少なく、鎮痛剤の坐薬を学校のトイレで入れながら、痛みに耐えながら冷や汗をかきつつ授業を受けた。
かなりしんどかった。
食事もまともに摂れず、肌はガサガサ•爪はボコボコにへこみ始めてきたある週末、激しい腹痛で体動困難となって運ばれた。
休日の担当Dr.はたまたま外科医だった。
腹部を聴診しただけで、
『蠕動運動が亢進していて、便秘ではない!即高圧浣腸実施して絶飲食、入院』
と告げられた。
造影剤を入れての前処置のない高圧浣腸は相当キツイものだった。
救外でそのままレントゲン室に連れて行かれ、高圧浣腸をかけられ、整復ならず、次の日も高圧浣腸実施。
2回実施後も整復ならず、入院して2日目にオペ室に運ばれた。
開腹したところ、壊死が始まっており、整復どころか切除せざるを得ない状況だった。
危うく人工肛門になるところでもあった。
あと一歩遅ければ、吐糞の状態だったし、助からなかったかもしれないと言われた。
急死に一生を得た。
救外で当番医が外科医でなれば、多分手遅れだっただろう。
同じ総合病院内で、小児科•内科•外科、とまわって診てもらい、結果、手遅れの一歩手前の状態だった為、Dr.カンファレンスの議題になったと聞いた(-。-;
生検の結果、腫瘍があるわけではなく、発症のきっかけは原因不明だった。
まさかのまさか、14歳で腸重積とは、、、。