風邪の季節にアロマの抗菌スプレーが人気。でも、その作り方、間違っていませんか?

風邪がはやっていますね～。
風邪こそ予防が大事(発症したら、寝てるしかホントは治療法はないですからね)。

アロマオイルの持つ「抗菌作用」を利用して、お洒落な｢抗菌スプレー」を楽しんでる方はすごく多いですね。

でもね…そのアロマ抗菌スプレー、本当に抗菌作用ありますか?

私もメディカルアロマに出合う前はネット上の情報によくある
「抗菌にはティートリーのアロマ」だと思っていました。

実は…実は…違っていたんです！！！(ショック)

日本メディカルアロマテラピー協会の講座で
「実はティートリーで作った抗菌スプレーはほとんど抗菌作用を期待できない」
と知った時には、驚きました。。。

え？　じゃ、あのネット上の情報って…。
最近、キュレーションサイトの問題がおきましたが、どこのだれがどういう根拠で、その情報を書いているか?　って情報の出所が分からないモノは、鵜呑みにしてはいけないなと思います。

さてさて、抗菌スプレーに向いてるアロマオイルは？
それは｢パルマローザ」なんですね。

でもってここでも問題発生。
ネット上でアロマスプレーの作り方として「無水エタノール」が使われますが、
この「無水エタノール」も罠(笑）でした。

「無水エタノールは精油のもつ薬理成分を壊してしまうので、抗菌作用は期待できない」

ネット上のスプレー作り方サイト、この無水エタノールのやり方、満載なんですが…
精油の化学を熟知してる方に言わせると、「成分破壊するからね、意味ないよ」と。

そして、さらに問題発生。
ネット上には精製水推奨があふれてますが、これもトラップ！
「スプレーの水に精製水を使うとすぐに酸化してしまうからNG。つまり腐りやすい。」

ここね、私もメディカルアロマを習うまでは「精製水なら大丈夫」ってイメージだけで思いこんでました。
でもね、冷静になって考えると、精製水って無菌状態の水なんです。
だから、ボトルの封を切って空気にさらされるとサ～～～っと酸化が始まるワケですよ。

こういった物質の酸化は、性質の変化・劣化なので、非常に体には不都合なわけ。
酸化した食用油なんて食べたくないでしょう？
ペットボトルのお茶だって酸化防止剤が入っているし。
市販の化粧品だってそう。

それくらいモノの酸化は、歓迎されない。

な・の・に！！
酸化しやすい精製水を使うのは?
精製＝汚れていない　そんなイメージだから?

けど、本当は封を切ると酸化しやすい、ヤバイ奴だった(笑)。

ということで、メディカルアロマのJMAA認定講座でアロマの基礎を学んでからは
きちんと理屈の裏付けあるやり方で、アロマを楽しめるようになっています。

それまでは、なんちゃってアロマだった。

知らずに質の悪いアロマ使ってたし
ラベンダーならなんでも肌に直塗りしてもいいなんて某アロマセラピストさんのお言葉を信じて、無印●品のアロマを肌に塗ってたりもしたし
(だって、某セラピストさんに確認したら、にこやか「大丈夫よ、無印●品のアロマでも」と仰ったしね。※あそこのアロマは容器の瓶からしてNG)

よく肌荒れ、健康被害、起こさなかったなぁって思います。
(生まれつき、肌が強いのもあるし)

無知は恐ろしい。

アロマは気軽に楽しめるモノなんですが、植物のエッセンスを300～500倍にギュッと濃縮したもの。

「なんとなく～」とか
「雰囲気、良さげ～」とか
テキトーに使うのは絶対やめましょう。

安全に正しいやり方で使ってこそ、健康管理効果・ホームケア効果があるのですから！

アロマ関係のネット上の情報、ホント、玉石混淆すぎる…しかも、石が多いし