全国各地でボディポテンシャルの資格取得研修会が開かれ、たくさんの方が受講して下さっています。
覚えることがいっぱい。
これまでの指導法とは違う「言葉かけ」のレッスン。
すごーーーーく、大変な状況だと思います。
A級指導士研修会だと前期後期合わせて十数種類のトレーニング法を学びます。
それぞれのトレーニング法は、講師が話す内容をしっかり聞いてメモしておくと大丈夫な内容。
特に横文字はほとんど無いし。
強いて言えば、骨格の名前くらいでしょうか? これもそんなに難しくはありません。
正直、パッと見、簡単です。動き自体はとても地味です。
何が難しいか? と言うと、
感覚に意識を向けること。
研修会では文字から、話からポテンシャルの実技理論を理解して実際に自分で動いてみて、また人に指導をしていきます。
この時、自身の動作感覚に意識を向けないまま、経験の裏づけの無いまま指導していくと、薄っぺらな表面的な指導しか出来なくなります。
最近、よく感じるのはエアロや他のボディワーク系のレッスンを受けてて、この「経験の裏づけ」「自身の感覚に意識を向ける」ことをしないまま指導している指導者が多いのではないか?ということ。
よく勉強してるのは分かりますが、「あなたは本当に自身の身体で、感覚でその理論を納得してる?講義で習ったから、講師が言ってたから、とそのまま受け売りのようにしてレッスンしてるんじゃないの?」と聞きたくなる時があります。
そう、表面的な形だけは様になっていても、数回受けていると「実はこのインストラクターは何も本質的なこと納得or理解してないかも」と感じることが多いです。
これは有名な方の講義の時も感じることがあります。
一般のお客様、はっきり言って「目が肥えてる」方、多いです。
指導者はそんな方々の要望にお答えできるだけのレッスンを提供する義務があります。
ちょっとキツイ書き方かもしれませんが、自分の感覚として確かに感じ、経験として感じ、納得したことしか相手には伝わりません。
全国で研修中の皆さん、ノート取って内容を暗記して、それだけで満足しないで下さい。
飽きるほど自分のポテンシャルトレーングを繰り返して下さい。
ポテンシャルが自分の皮膚の一部になったように感じた時、奥の深いレッスンを提供できるようになります。
私自身もトレーニングの繰り返しです。
同じ動作をしても同じ感覚はありません。
日によって、時間帯によって、動きによる体の感じ方は変化します。
その中から指導法への気付きも生まれてきます。
そして指導法。
受ける方が意識を向けやすい、気付きの言葉かけを勉強して下さい。
言葉をたくさん並べても意味はありません。
曖昧な表現はかえって分かりにくいです。
明確でシンプルで、的確な語彙力、言葉を選ぶ力をつけて下さい。
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