こんにちは、木村です。

 

 

 

春分ですね!

 

日が延びて明るくなり

 

戸外の様子もいつのまにか

すっかり春らしくなりましたね^^

 

 

わたしが住んでいるところは

海岸から1キロほどの小高い丘の上で

 

付近を歩くと

坂の向こうに海が見えるような場所です。

 

日差しは強いし

西風が吹き荒れると

海からしおが飛んでくるので

 

この辺りで元気な植物は

常緑の、ぶ厚い葉っぱのものが多い。

 

松や 海桐花(トベラ)

夏みかんや 車輪梅(シャリンバイ)

 

そして

ローズマリーも

よく見かけます。

 

 

 

ローズマリーは

地中海沿岸地方の原産なので

照りつける日差しにも、潮風にも強い。

 

わたしもたくさん育てていますが

ちょうど今

白や薄青、薄紫色の花を咲かせています。

 

 

 

ローズマリーの学名は

Rosmarinus officinalis

ロスマリヌス オフィキナリス

 

rosmarinus には、“海のしずく”

officinalis には、 “薬用の”

 

の意味があります。

 

 

 

学名の示す通り

古代より“薬”として使われてきた

ローズマリーには

 

抗菌、抗真菌、抗感染作用

 

血液のめぐりや消化を促して

代謝を高める作用

 

煮詰まったり、落ち込んだり

神経が疲労したときに

活力を高めて回復を促す作用

 

頭をスッキリさせて

集中力や記憶力を高める作用 など

 

化学的にも証明されている

たくさんの薬効があります。

 

 

 

一方で

ローズマリーには

身を清め、守ってくれる力

があるとされ、

 

古来より

魔除け、厄除け、病除け

として

香やハーブなどの形で

用いられてきました。

 

 

古代ギリシャやローマでは

儀式の際、場を浄化する香木として

ローズマリーが焚かれましたし

 

フランスの伝染病患者を収容する病院では

20世紀の初めまで

浄化のためにローズマリーが

焚かれていたそうです。

 

 

ハーブが薬だった時代には

医術と占星術は結びついており

ローズマリーの支配星は、太陽

とされていました。

 

太陽の光や熱、

潮風をたっぷりと身に受けて育った

ローズマリーには

 

陰陽で言うならば

陽のエネルギーが濃縮されています。

 

それゆえ

私たちを清めて

活力を与えてくれる力が

あるんですね。

 

 

 

わたしはこのところ

しきりにローズマリーが恋しくなり

 

ローズマリーティーを淹れたり

(摘んだばかりのローズマリーの葉を

ティーポットに入れてお湯を注ぎ、

しばらく蒸らしてから飲みます)

 

お風呂に

ローズマリーの小枝を入れて

薫らせたりしているのですが

 

それは

春分という

自然界で一年が始まる節目を前に

 

無意識のうちに

こころと体を浄化したかったから

なのかもしれません。

 

 

 

アロマセラピーの

講座やトリートメントを

行なっていた頃は、

 

精油やハーブを

化学的な知識をもとに

使うことが多かったかも...

 

でも最近はかなり感覚的になってきて

経験とか直感

大事にするようになりました。

 

 

ローズマリーの花言葉は色々あるのですが

 

個人的には

 

「静かな力強さ」

とか

「あなたはわたしを蘇らせる」

あたりが

ピッタリだな〜と思います。

 

 

 

ここで皆さんに香りをお届け出来ないのが

残念ですが…

 

様々な別れとともに

新しい一年が始まるこの時期、

 

こころと体を浄化して心機一転

再起動!させてくれるローズマリー、

おすすめです^^

 

 

参考サイト: ローズマリーの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

 

* 妊娠中、授乳中の方、高血圧、てんかんの方はご使用をお控えくださいね。