こんにちは。PILATES body & mindインストラクターまゆこです。
ある日の出来事。
バンザイ状態で肩甲骨の上げ下げの練習をしていました。
専門用語でいうと、肩甲骨の挙上・下制、
わかりやすくいうと、肩の上げ下げ、です。
これがねえ、意外と難問でしてね。
肩の上げ下げをするだけなのに、下げる時に一緒に肘が曲がってしまう方がとても多いのです。肘を曲げなくても肩を下げることはできるはずなのに、ね。
さらにいうと、肘が曲がっていることに、そもそも気づいていらっしゃらないわけです。バンザイ状態なので、ご自分の肘が視界に入って来ないので(鏡がみえてない状況)。
で、肘は伸ばしたまま肩をさげてください、といったことをなんどもお伝えしているのですが、まったく伝わっていなかったようで、
最後には「えっ、どこをさげるんですか?」と質問されてしまいまして、私はびっくり仰天しました
その数分間、多分私は10回以上「肩を下げる」「肩甲骨を下げる」「肩甲骨を動かす」ということを唱え続けたはずなのですが、まったく伝わってなかったわけです。
(なぜ肘が曲がってしまうのか、というのは、そもそも肩甲骨の動きがでにくくなっているので、肘を曲げることで肩甲骨を下げる補助をしてしまっているわけですが、この記事ではそれが本題ではないので、この辺にしておきます)
↑これはマシンを使ったエクササイズですが、この状態で肘を伸ばしたまま肩の上げ下げをしたり、逆に、あえて肘の曲げ伸ばしをしたりします(別の目的があります)
こういうことって、たぶんすごくたくさんあるのです。
インストラクターが60分、話し続けて、身体に関するHINT&TIPSをお伝えし続けていても、伝わるのは1/10がいいところ。そしてレッスン後、お家に帰ってからも覚えているくださるのは、1/30かもしれません。
(科学的根拠はありませんが笑、たぶんこんなもんでしょう・・・)
インストラクターとしては、伝わってないことを肝に銘じ、逆に、伝える、ではなく、伝わる ためには、どうしたらいいのか、という努力をし続けなくてはいけないな、ということを改めて思いました。
逆に、受講者の皆さんとしては、レッスンでやったこと、言われたことをたいして覚えていられないのは、ご自身の体験としてよくお分かりだと思います。
たとえば、家で同じエクササイズやろうとしても、同じようにできない、というのは、あるある、ですよね。
でも、それはもったいない!
少しでもたくさんのことを覚えて、持ち帰っていけるように、インストラクターも覚えやすい伝え方を心がけるとともに、ご自身でも覚えておく努力(というと大げさですが、覚えておくためのご自分なりの「工夫」)をしていただければ、と思います。
ご自分のお身体の状態、健康状態をよくしたいのであれば、たった1時間、受け身の気持ちでピラテイスのレッスンを受けただけでは、そのときは元気になったとしても、正直、クオリティ・オブ・ライフという観点では、たいして効果はありません。
QOL向上のためには、レッスンでやった内容、言われたことをいかに日常生活で生かしていただくかどうか、にかかっています。
ぜひ、ご自分なりの「工夫」をしてみてくださいね。
私は、自分が会社員をしていた20歳代の頃、スポーツジムの大部屋ピラティスレッスンを受けていた時に、インストラクターの方が言ったこと、自分が気をつけたほうがいいことなどを、帰宅後にパソコンにメモっておきましたっけね(スマホのない時代)
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