新国立劇場の眠れる森の美女、傑作でした! | 千葉船橋・心も体も好きな私になるピラティス【PILATES body&mind】

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こんにちは。インストラクターまゆこです。

 

なんだか最近バレエネタが多くて申し訳ないのですが・・・

 

今日は本当にヲタ・モードなので、興味ない方はスルーでお願いします〜

 

(興奮冷めやらぬまま個人インスタにアップしたものに加筆しております。重複して読まれる方、ごめんなさい)

 

新国立劇場バレエ団の眠れる森の美女、6/17土曜ソワレ見てきました。

 

 

 

見慣れたセルゲイエフ版ではなく初見のウェイン・イーグリング版でしたが……

(ウェイン・イーグリングといえば、あのフェリのジュリエット映像のロミオですね。不朽の名作映像。何度繰り返し見たことか・・・)

 

素晴らしい名作でした!


狩の場面〜王子ソロ〜幻影〜オーロラの目覚め、この一連の流れがこの版の白眉なのかな、と。

 

そもそも、狩の場面〜目覚めまでの王子の衣装、やたら胸元開いててセクシーなんですよ。V字カットでしたが鳩尾くらいまで開いてましたからね。

 

で、狩の場面ではやたらと伯爵夫人に色目を使ってまして、色男路線。ちょいっと遊ぶ感じじゃなくて、本気な色男路線。

 

そこから王子の思い悩むソロがあるわけですが、まさにそれも「悩ましい」ソロで。

 

だいぶ、これまで見てきた眠りの王子様とは雰囲気が違います。

 

そこからリラの精に導かれて、オーロラの幻影と踊るパドドゥですが、これたまたなんともいえずセクシー路線。

 

この雰囲気、どこかで見たことがあるな、と思って記憶を手繰り寄せたら、おそらく10年かそれ以上前に、東京バレエ団にゲストでマニュエル・ルグリがきて当時のプリマ吉岡美佳さんと踊った時、やはり吉岡さん健康的なイメージなのに、やたらこの二人の幻影の場面がアダルティでびっくりしたんですよね。

 

東京バレエ団の眠りは昔は確か幻影の場面がなかったんだけど、幻影の場面を新たにやり始めた頃だったと思います。(その後はマラーホフ版のカラフルなやつになりましたね。最近は見てないので分かりませんが・・・)

 

 

 新国立のホワイエには、オシャレスイーツがありますコーヒー

 

 

 

 

ともあれ、そんな感じで、うわー斬新だ!とコーフンしながら見ていたんですが、

 

リラの精とカラボスが戦って、王子もそれに参戦し、結局カラボスが倒れたのは、王子が倒したからでもリラが倒したからでもなくて、「キスしたら目覚めるんだ」と王子が気づいこと自体で、カラボスが勝手に滅びる、という筋書きのようでした。

 

そして無事オーロラが目覚めてベッドから降りてきたら、なんとびっくり、オーロラ姫、クララみたいなネグリジェ姿です。

 

よくよく考えたら、眠りについてるんだからネグリジェでいいんだけど、ノーマルなバージョンのオーロラ姫はクラシックチュチュ姿でベッドで寝ていますからね・・・

 

そして、いわゆるバイオリンソロの曲で、ネグリジェ姿のオーロラと王子のパドドゥが踊られましたが、これもすごく素敵で。

 

オーロラと王子がお互いに一目惚れして恋に落ちる、というプロセスがしっかりと描かれてました。

 

なるほどなるほど〜

さすが演劇の国、イギリス人の振り付けです。おとぎ話なのに、しっかりドラマに仕立てられていました。

 

その後の結婚式の場面は、いつものオーロラ姫と王子様。でありました。

 

主役の小野絢子さんと福岡雄大さんはいつも通り、いやいつも以上に素晴らしい踊りを見せてくれました。この二人がいつも素晴らしいので、新国立をみにいくときは、この2人以外の日では見る気がしないのが玉にキズ。

あ、でも珍しくグランパドドゥのアダージョで、ピルエットのサポートタイミングが合わなかった的なミスがあって驚きました。すぐ持ち直してましたが、本当にこういうのは珍しいですね。

 

センターで前に来ながらピルエット3連続するところ、1回目がシングルだったので?と思ったのですが(だんだん回数増やすにしても、プロの舞台は1回目もダブル以上が通常のような気が)、2回目、小野さんが自力で回り始めたように見えたので??と思ってるうちに崩れて、ええ!こんなことあるんだ、とびっくりましたが、3回目は普通にぐるぐる回ってました。

 

オーロラのバリエーションは、アチチュードでなくパッセのほう。

 

青い鳥とフロリナは、ほかの日に主役を踊る人たちなので、ゴージャスでしたが、青い鳥の衣装も見慣れたやつよりもやたらと露出の大きい衣装で驚きました。


思いついたところで、この版に特徴的なポイントをいくつか書いておくと、

 

プロローグの妖精がリラの他に6人いました。普通は5人。勇気の精とリラの間にもう1人ソロがありました。そのもう一人の妖精さんの踊り、素敵でした。聞き慣れてる音楽だったけど、普通はどこで使われてる音楽かは思い出せない・・・

赤ずきんちゃんが踊りまくる振付でした。

白猫を乗せた台を運ぶのが、漫画みたいな被り物の犬2匹。長靴の猫が白猫の足をなでるやり方が、「階段のぼって〜こちょこちょ」的な感じで笑えました。そして白猫にパシッと怒られるのは、まあいつもと同じパターンではありますが、どういうわけかこの日は客席から結構な笑いが出てましたね。


そして、親指サムの踊りも、セルゲイエフ版だと着ぐるみみたいなおデブなおっちゃんが子供達をいじめる踊り(記憶が曖昧ですが、確かそんな感じ・・・)だった気がするけど、イーグリング版だと、小柄なテクニシャンな男性がテクニック見せます的な踊りになってて、見応えありました。
 

カラボスはトウシューズの女性で、踊りまくる。

 

こんな感じでしょうかね。

 

私は8月の舞台(ミニ発表会)で、オーロラを踊るので(4分半くらいですが)、しっかりイメトレもしてきました。

 

もともとバレエ踊る歴よりもバレエ鑑賞ヲタク歴の方が長いので、バレエをみるときは、踊る人の観点ではあまり見てこなかったのですが(そもそも、オトナが踊る趣味レベルの踊りは、仮に同じ演目、同じ音楽だとしても、プロの踊りとは振付も違うし(爆)

 

今回は、振り付けも大部分同じだし、自分のテーマもはっきりしてるので、1階席のそんなに遠くない席だったのにオペラグラスでガン見しておりました。

 

リプカ3連続(フィッシュダイブ、しゃちほこみたいになるやつ)はプロもそれなりに大変そうだなー(頭に血がのぼる・・・)

 

とか

 

アダージョ最後のリプカの前、スーブルソーでジャンプしたところを、私の場合は、男性がさらに持ち上げてくれてる感じなのですが(いやはや、本当に申し訳ない・・・)

 

この日はなんとなんとびっくり!ジャンプであがりきっており始めたところを、男性が軽々と片手でキャッチしてましたよ!すごすぎる!

 

一人であんなに高くジャンプするオーロラ姫もすごいけど、片手キャッチとは。(この日のオーロラ姫の推定体重、40キロないと思われるので、軽いは軽いのでしょうけど、それにしても重力かかった状態ですからねぇ)

 

技術的なところはともかく、目線、表情の付け方などなど、へええ〜と目から鱗なところもあったので、次のレッスンのときまでにイメトレしておこうと思います〜