頭をあげる動作(フッキン運動みたいなやつ)がうまくいかないケース | 千葉船橋・心も体も好きな私になるピラティス【PILATES body&mind】

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こんにちは。インストラクターまゆこです。
 

マットピラティスのグループレッスンで仰向けで頭を上げる動作(いわゆるフッキン運動みたいなの)をすると、気持ち悪くなる、と言う方がいらっしゃいました。

 
2〜3ヶ月前にご入会され、個人レッスンとグループレッスンを組み合わせた月会費で通われてる方です。
 
「前に、個人レッスンで、頭と手と押し合いながら上げるように教わったら、出来たんですけど…」
 
とのことなので(記録を見ると、おそらく初回の敦子インストラクターのレッスンでしたニコニコ)、この日も同じように
 
  • 後頭部でくんだ手と頭とを押し合ってみる
  • ピラティスリングを後頭部において、リングと後頭部で押し合ってみる
 
ことをしながら頭をあげていくと、大丈夫になりました。
 
ちなみに、この動きはYouTubeに動画アップしてありますので、貼っておきます。
 
動画はうなづくまでで頭は上げてないかもしれませんが、同じです。うなづいてからその首の角度のまま、頭を持ち上げていくと、上記の「フッキン運動みたいなやつ(下注)」になります。

 

仰向けバージョン

 

立ってやるバージョン

 

 

ここで大切なのは、このあと。
 
普段はグループレッスンに参加される頻度の方が高いわけなので、グループレッスンでも、インストラクターが横にはりついて補助したりしなくても、自力で同じ感覚を再現できなければ、問題解決にはなりません。
 
で、何度か、リングや手を使わずに上げてみていただいたら・・・
 
ちゃんと再現していただけました!
 
ハート
 
2つ前の記事でも同じようなことを書きましたが、このして自力で再現する感覚をみなさんご自身の「体感覚として」刷り込んで覚えていただきたいんですね。
 
でも、もしかしたら今日のレッスンで再現できたけれども、次はできなくなってるかもしれません。
 
できた、できない、の繰り返しを経つつ、いつの間にか、意識しなくてもできる、という状態を目指していきましょうね。
 
ハート
 
そして、もう一つ大切なのは、
「押し合う感じ」をすれば大丈夫だ、というご本人の意識づけはできましたが、なんでその意識をすると大丈夫になるのか?という理屈まで理解できると、再現率は上がります。
 
レッスン中に理屈もご説明しましたし、動画でも説明していると思いますが、ここでも軽く書いておくと
 
首をながーくイメージしながら、首の骨7個の上のほうで(耳の穴のラインあたり。鼻の付け根のあたり)小さく小さくうなづいてみる。
 
すると、首の後ろ側がストレッチされているような感覚がでます。
 
後ろ側がストレッチされているということは、逆に前側がキュッと縮んでいるはず。
 
これはつまり、
首の骨の前側には、首を安定させるためのインナーマッスルである椎前筋群といわれる小さい筋肉たちがいますので、その子たちをちゃんと働かせるようにしているのです。
 
頭を上げる瞬間に、「うなづき」が緩んでアゴが1ミリでも上がりそうな気配を感じたら、すでに首の後ろ側が縮みそうなまま頭をあげようとすることになるので、首は不安定ですし神経圧迫してしまいそうですねNG
 
まとめると
 
前側のインナーマッスルを働かせる
ために
後ろ側を長くストレッチさせたままキープする
感覚がキモとなるわけです。
 
(注)
余談ですが・・・
最初に「フッキン運動みたいなやつ」と書きましたが、ピラティスで頭を上げる動作は「フッキン運動」ではないので、高く頭を持ち上げる必要はないんです。目標は、肩甲骨が半分浮く程度まで、で大丈夫です。もちろん骨盤ニュートラルをキープしたままでね。
 
そのくらいなら、皆さんも目指せそうでしょう?
 
逆にそれ以上高く上がったとしたら、アウターマッスルである腹直筋をたくさん使ってることになるので、まさに「フッキン運動」になってしまってますが、ピラティスで頭をあげる動作は、腹筋群のひとつである腹横筋(インナーマッスル)と骨盤底筋を活性化してうまくつながっていくことが第一目的ですから、そんなに高く上げる必要はありません。
 
(モリモリと割れた腹筋、シックスパックを目指したい方はピラティスではなく、ジムの筋トレを正しいフォームでがんばってください!)
 
余談ここまで。
 
ピラティスを始めてから、普段の生活の中でもいろいろと意識できるようになってきました!!とおっしゃってたお客様。
 
ぜひこの調子で、続けていってくださいね。
 
そして、うまくいったことは次も再現できるように、ご自身でもいろいろ工夫なさってみてください!