インストラクターのTomokoです。
みなさんとレッスンをさせていただいて早2週間。
レッスンの中で、みなさんに骨盤と腰椎はニュートラルにお願いします、とお伝えしてます。
もちろんエクササイズの中にはここから骨盤と腰椎を丸める(後傾する)エクササイズもありますが、ピラティスを行う上での基本姿勢はニュートラルになります。
今回はなんでニュートラルがよいのか?やニュートラルポジションでいることで体に起きることをお伝えしていきます。
私たちの背骨は、横から見るとS字カーブをしています。
これは赤ちゃんの首が座った時から次第に生じるカーブで、この姿勢を保てると背骨に負担がかかりにくい状態と言われています。
個人レッスンを受けたことのある方は、インストラクターに姿勢のチェックを受けたかと思いますが、体の表面から見た時は、耳たぶ・肩・大転子(太ももの骨の、横に出っ張った部分)・膝・外果(外くるぶし)のやや前方、を結んだ線一直線になっているのが理想的な姿勢と言われています。
実はこの姿勢、背骨に負担がかかりにくいだけでなく、ピラティスのエクササイズ中に使っていく体幹の筋肉にもいい影響を与えてくれるのです。
このイラストで描かれている4つの筋肉が、よく言われている「コア」の筋肉です。この筋肉を使いやすい姿勢が先ほど上げた理想的な姿勢なんです。
仰向けになった時に、みぞおちの後ろ側やホックの辺りと、仙骨は床に着けておいてくださいね~と言われると思いますが、これはエクササイズ中にこの筋肉たちを使いやすくするためなんです。
なので、腕や脚を動かしているのに、お腹周りが大変です、と言ったことが起きるのです。
さらに細かいことを言うと、このコアと上肢・下肢ともに連動して働く筋肉もあるのですが、これはまた違う機会でご案内させていただきます。
普段ご自宅で仰向けのエクササイズする際は「みぞおちの後ろと仙骨が床」
立ち姿勢を気を付ける時は「耳たぶと肩と大転子が一直線」
をチェックするようにしてみてくださいね。
はじめは難しくても、意識するだけでその筋肉は使われている、というので、意識するだけでも十分です!
今度から骨盤と腰椎ニュートラルと言われたら、脳裏にこんなことを思い浮かべてみてくださいね!
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