イギリスお産事情 | 千葉船橋・心も体も好きな私になるピラティス【PILATES body&mind】

千葉船橋・心も体も好きな私になるピラティス【PILATES body&mind】

北習志野駅前ピラティス【PILATES body & mind】マンツーマンやグループなどあなたに合ったレッスン形式。初心者OK・随時体験可。毎日頑張っている自分に「健康美な身体」というご褒美をあげませんか。ピラティスを通じて、ご一緒に「いい感じの私」になりましょう。

参加していた、産前産後ピラティスの研修の先生は、イギリス人でした。


で、イギリスのお産前後の事情についても色々お話してくれたのですが、色んなびっくりがありました。


1よくあるマイナートラブルに、恥骨痛や仙腸関節の痛み、というのがありますが、それはイギリスでは、理学療法士(フィジオセラピスト)やオステオパス、カイロプラクターが手技で直してくれるそう!


→受講生の中に日本の理学療法士の方がいらっしゃいましたが、その方によると、日本では理学療法士は医師からの指示がないと治療できないらしい。


でも産科医からそういったオーダーがきた事はない、とのこと。


確かに私も妊娠中、恥骨痛を妊婦健診のときに申し出たけど、「まあ、よくあることだから。仕方ない。我慢してね」という感じでした・・・


2骨盤ベルト

イギリスでは処方されて使用するものであって、その辺のお店では売られてないらしい。日本は気軽に買えていいわね、というノリでした。


3骨盤底筋群をしっかり使えているかを測るグッズがあるらしい。処方箋なしで、そこらのドラッグストアで売られているそうです。


4イギリスでは産後エクササイズのクラスは、通常ベビーちゃんたちは別室でシッターさんたちに預けられるらしい!


→素晴らしいですね、それが当たり前になっている社会!預けることで、自分の体メンテナンスにじっくり集中できますよね。まぁお国事情もありますが、日本だと、ママ自身が預けることに躊躇してしまう人も多いかもしれませんね。


5日本ではあまり聞かない産前産後のトラブルとして「腹直筋離開」の問題について学びました。


→受講生に助産師さんが何人かいたので聞きましたが、「臨床ではそんなの見たことない」という方と「子宮の戻りチェックを行っているときに、離開してるなーと気付くこともあるけど、いちいち患者さんに指摘しない。言ったところで、何もできないし・・・」という方がいらっしゃいました。


日本の産前産後関連の書籍や冊子などでも、「腹直筋離開」って聞いたことがないですよね。


「腹直筋離開」って何か、については、別記事でいつかご説明使用と思います(余力があるときに・・・)。

離開が大きい場合はそれを小さくしていくエクササイズを取り入れます。


6イギリスでは、妊娠中の方には、キホン、仰向けのエクササイズを行ってはいけない、という説があるらしい。うつ伏せではなくて、仰向けNGですよ!


私が元々ピラティスインストラクター資格をとったFTPの教科書テキストにも、ちらっとマタニティピラティスが載っていましたが、確かにそこにも仰向けNGと書いてあって、???と疑問に思っていました。


→日本ではそんなこと言われたことないと思いますし、助産師さんたちもそう言ってました。どちらが正しいのか何ともいえませんが、国によって考え方はさまざまなんですね。


仰向けになると、赤ちゃんの重みで背中の静脈が圧迫される→血流がとまる→母体の血の巡りが悪くなるだけでなく、赤ちゃんへの血流も止まりかねない、といったことだったと思います。


でも仰向けで寝る人だっているわけですしね。先生も、結論ははっきり出ているわけではない、といった感じで説明されてました。


そんなわけで、マタニティピラティスは、長時間仰向けを避ける、という方針にしたいと思ってます。その代わりどんな姿勢でエクササイズを行うかというと、壁ぎわに立った状態や、座った状態、横向きの状態、がメインになります。それでも十分、気持ちよく運動できますよ!


来週から、船橋市・高根公団駅前にて、マタニティピラティスのレッスンを開講します。


トレーニングコースで教わったことを大切にしつつ、それでも日本の事情も考慮して、ピラティスを通じて、自分で予防できるマイナートラブルは予防したり、産後も耐えうる体力をつけられるよう、レッスンを組み立てていきますね。


詳細はこちらからご確認ください。