最近歳のせいか、昔の事をを良く思い出す。
先日、大学時代の同級生で同じ寮の飯を4年も一緒に食っていたヤツが、脳梗塞で入院した。
病状は比較的軽く、半身に軽い痺れが残る程度であったが、ショックだった。
自分とは関係のない世界であったはずの深刻な病気が、急に身近に感じられた。酒を飲む時、コップを口にする瞬間、とまどいを感じたりする。
ヤツとは、よく飲んで、ケンカ直前までいった覚えがある。(殴り合いのケンカにはならなかった。お互いに殴り合ったらシャレにならなくなることが、酩酊していても本能的に分かっていたのだろう)
ヤツは、結構アナーキーな性格で、周囲は好き嫌いがハッキリしていた。
何故なのか分からないが、ヤツとはよく飲んだ・・・。
考えてみたら、ヤツと知り合ってから四半世紀が経っている。
青春(死語?)の一時期である4年間を、貧乏全開で飲みまくった仲間は、一生モノのような気がする。
もう、何年も、何十年も会っていなくても、会ったその瞬間に空白が埋められていく気がする。
ヤツが入院したことを数人に知らせたが、ヤツの生活を気遣って様々な行動を起こしてくれたり、連絡網を駆使して、情報が一夜にして数十人に広がった。
こんな、世知辛い世で、すこし、心が安らいだ。
あの時代、寮には変人が大集合していた。
寮で炊事を担当してくださった、鈴木さんに言わせると我々の代は近年稀に見る豊作だったそうだ。(喜んで良いのか分からないが・・・。)
確かに、変な奴等がいっぱい居た。
というよりも、普通なヤツが殆ど居なかった。
学生寮とはこんなモノだろうと思っていたが、当時、他大学の寮生との交流で、我が寮が特殊な部類にはいることが分かった。
もしかしたら、当時の大学寮の中で、日本で一番、「変な寮」だったかもしれない。
そんな「変な寮」であった、東北の片田舎の北謳寮で昔、実際にあったお話を、思い出す旅にでます・・・。