こんにちは、はーちゃんです。

昨日まであんなに元気だったこーちゃんの容態が
急変しました。
覚悟はしていたのに、
やはり突然になると動揺を隠しきれません。


救急搬送・入院

【2024年3月16〜18日】

この日の私は不安からの寝不足で少し不機嫌でした。
その様子を見たこーちゃんは
私を気遣ってくれていましたが

驚き(夫){体調大丈夫…?〕
ちょっと不満(私){寝不足なだけだから平気。〕

と、拗ねた回答をしてしまいました。

そんな中、午前中から急な強い吐き気が始まり
麻痺頭痛が全く収まらなくなりました。
大事なお薬も吐いてしまうくらいで、
吐き気止めや鎮痛剤を内服したくても
吐いてどうしようもありませんでした。
座薬もてんかん止めの1種類しかなく、
それを使ってしまったら
私がやれることは無くなりました。
訪看さんに電話で指示を仰ぐと、
「また救急車で大学病院に搬送でした。」

連れて行くまでに、
救急隊や大学病院との連絡で
かなり手間がかかり疲弊したはーちゃん。
無理やり動いたことによる発作を数回してしまい
意識ギリギリのこーちゃん。

で大学病院につきましたが、
処置の最中にも大きな発作が出て
今回は意識が戻らないとこまで行ってしまいました。
なので、この日は経過観察入院
余儀なくされました悲しい

入院生活中は、次のMRIまで、
ただ待つだけで疼痛コントロールは
全くされませんでしたが、
私は、前回の経験を活かし、
長時間の面会の許可をもらって
夫の側で痛みの緩和に励みました。

夫がしっかり意識を戻し入院を自覚したのは、
2日後の18日でした。




最後のMRI

【2024年3月19日】

朝、入院して以来初めて夫から
LINEが返ってきました。

にっこり(夫LINE){
おはよ!
朝の時間がくかんじる〜〕

誤字はありましたが、
回復したと私は感じとても嬉しく思いました。
…が、この日が、夫から返ってくるLINEの
最後の日となりました。
これ以来既読すらつけられなくなりました。



MRIは午前中にあったのですが
夫が不安だから来て欲しいと言うので
早めに面会に行き一緒にMRIに挑みました。

MRI直前に頓服眠剤を飲んで

体制変動による頭痛と

検査に対する不安

を緩和することに努めましたが、

やはりしんどかったようです。

検査が終わって出てきたこーちゃんは涙目で、
検査中頭が痛くて辛かったと
私にずっと訴えていましたえーん
なので、マッサージ等をたくさんしてあげて
少しでも安心できるように努めました。

久々に見た夫の目は複視が進んでおり、
右目だけが内側を向きやすい斜視になっていました。
また、記憶も曖昧になってきております。
同じことを何度か繰り返して
聞いてくるようになりました。
話の内容は理解できていますが
記憶がおぼろげなようでした。

夕方に主治医から私だけが呼び出され
病状の説明がありました。

病院(主治医){
前回(11月)から見て、
思った以上に播種の進行が遅かったため
今までの元気があったのだと思います。
※通常の播種の進行は1〜2ヶ月
ですが、ここまで来ると、
これからはより頭痛がまし
眠る時間が増え1日1日悪くなっていくでしょう。
残り時間もわずかだと思います。
このまま何もせずに退院もできますが
どうしますか?〕

悲しい(私){
このまま退院しても痛みは変わらず辛いだけなので
疼痛コントロールの再検討をおねがいします。
最悪大学病院が最後になる覚悟ではありますが
このまま薬が飲めなかったり痛い状態では
家に帰ってもなおさら苦しめます。
せっかく入院してしまったので調整お願いします。〕

ということで、祝日明け(木)から
点滴をメインとする対応
切り替えることにしました。
※後に分かりましたが、疼痛コントロールは自分たちで依頼しないとかなり遅い段階でしか提案されない雰囲気でした。
動ける状態での退院を急ぎたかったので、自分から提案して良かったです。

本当は今日にでもやってほしかったのですが、
緩和ケア内科の先生や祝日が邪魔をして
うまくいきませんでした。


普通の会社でもシフト制があるくらいなので

病院こそ土日祝返上してでも医師が休める

勤務体制にしてくれないかなと

残り僅かな時間を歯がゆく感じました。




母が私を心配して

【2024年3月20日】

私の実母が私を心配しすぎて会いに来ました。


今後どう看取りたいのか

私がどう対応したいのかを確認するため

私が生きることをやめないかを心配してきました。


正直、夫と一緒に生きることをやめたいとは
毎日思います。それほど、

夫のためにずっと頑張ってきたし

一緒に居たいと思っていました。

こんなに頑張ったのに何も帰ってこない

虚しさともたくさん葛藤しました。

私が生きることをやめることは

誰も喜ばないことだとも頭では理解してます。


なので、今は、少しでも夫が幸せ
穏やかに過ごせることを目標に
最後までやりきりたい…
それを母とたくさん話して伝えました指差し

夫とも面会してくれて、母が夫に
おねがい(母){
はーちゃんのマッサージは上手?
私の娘のはーちゃんを
大切にしてくれて愛してくれてありがとう。
こーちゃんはとても強くて誇りに思います。
またお家に帰ってきたときに会いに来るね〕

赤ちゃん泣き(夫){
マッサージめっちゃ上手で気持ちいいです!
こちらこそありがとうございます(泣
お家であいます!!〕

といった会話をしてくれました。
これが、夫が一番正気な状態での
最後の会話になりました。

夕方に、激しい頭痛発作が頻発し
この日から完全な寝たきりになりました。