【一日一話】マジLOVE1000% 10話 さぁ、Let's song!!【ネタバレ】 | ぼちのせと共に歩むログ

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うたプリ初心者クラスタがほぼ「自分のため」に纏めたうたプリに関するものを集めた「ログ」用ブログです。
アニメ全話視聴済み、ゲーム未プレイ(プレイ動画や他クラスタさんのプレイブログは読んでいる)なので
説明不足や間違いがあるかもしれません。

!!注意!!
こちらの記事は「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」のストーリー及び個人的感想を書いているものです。
ネタバレ表現がいくつもありますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

「あ、あの子!」「作曲コースで一番の…」

「6人から申し込まれて?」「ありえなくない?」

「ここ始まって以来だろ?」「なあ、誰選ぶと思う?」

 

6人からのペア申請の噂は異例とあって、あっという間に広がり

歩いているだけで好奇の目、そして声が上がってしまう状態の春歌。

耐えきれず、足早に人目のないところへ移動する。

 

林檎からトキヤまでもが春歌をペア指名をしてきたと報告された時の事を思い出す春歌。

そして、音也、レン、翔、那月、真斗からの指名報告のことも。

「一人を選ぶなんて…そんなのできないよ…」

「だってここまでやってこれたのは…みんながいたから…」

考えれば考えるほど、一人だけを選ぶのが難しくなってくる春歌。

 

「はぁ~るちゃん!どうしたのぉ?ぼーっとしちゃって」

「あ…月宮先生…」

「ペアの相手は決まった?明日が締め切りよ!」

「…はい、あの!…私」

「棄権は認めないわよ~」「え?!」

「逃げずに試練に立ち向かいなさい!」

「あの子たちは誰を選ぶか待ちわびてる」

「一刻も早く応えてあげるのが、あなたの役目よ?」

「…はい」力なく返事をして歩きだす春歌。

 

「いい?提出しなかったら、あなただけじゃなくあの子たちも失格なんだからね」

春歌の後ろ姿を見送りながら心配そうな顔をする林檎。

 

深夜。眠れずに考える春歌。

林檎に言われた言葉を思い出す。

「逃げずに試練に立ち向かいなさい!」

その言葉からふとセシルに言われた言葉を思い出す。

 

「迷いの日々は続きますが、豊かで美しいものを紡ぎ出す試練です…」

ハッとなる春歌。セシルから貰った花を押し花にして挟んでいたノートをめくる。

 

「美しい花たち。一つの幹から命を授かり、見事に花を咲かせています。」

「あなたが生み出すものは、やがて奇跡を起こすでしょう・・・」

 

セシルの言葉に何かヒントをもらったのか、机に向かいなのかを書きだす春歌。

 

 

翌日、ポストをあける翔。

1通の手紙が入っていることに気がつく。

 

差出人名には『七海春歌』と書いてある。

「ぅお!!七海!!」

「ぃやったー!!七海が俺を指名してくれた~♪」

 

嬉しそうに廊下を駆ける翔、突き当りで那月にぶつかりそうになる。

「那月!!」「翔ちゃん…」

「悪りぃ、急ぐから相手してる暇ねえんだぁ~」

チラッと春歌からの手紙を見せる翔。

「んじゃな~!」

「行き先はぼくと同じようですね」

「ん?・・・はあ??」

 

3rdレッスンルーム。

扉をあけるとそこには既に音也、真斗、レンの姿があった。

「…どういうことだよ?」

「みなさん春ちゃんに呼ばれたようですね」

那月が春歌からの手紙をチラッと見せる。

音也もレンもおなじくそれを持っている。

(真斗もきっと持っているけど見せてはいない。)

 

ドアが開く音がして、トキヤが入ってくる。

「おっ…イッチーも呼ばれたのか」

「…ん?」何事です?と言いたげな顔(笑)

 

「なんで七海は、俺達6人を呼んだんだ?」

「どうやら、ぼくたちには共通点があるようです」

「あ!…俺達全員、七海をペアに選んだ!」

っつーかトキヤぁ!!俺にだまって七海を指名してたのかぁ!!」

「別に言う必要はないでしょう…」

「うっ!!…」

「トキヤがちべたい(つめたい)…」

…どんまい音也!

 

「それより、その七海が来てねーぞ!」

「全員集まったんだ、レディが来るまでに後腐れなく決着をつけるっていうのはどうだ?」

誰も否定さずだんまりだが、真剣な顔つき。

 

翔が拳を反対の手にパンっと当て、腕のアクセサリーがジャラっと音を立てる。

「へへん…いいぜぇ~、決着の方法は何にする?」

「ご自由に。まあ、俺が勝つのは分かってるけど」

「勝負は時の運だ」

「そいつはどうかな?」

レンに挑発され、冷静な真斗もその気になり、スッと座っていた椅子から立つ。

 

…いくつになっても男の子は男の子ですね。ただケンカの内容が変わるだけ。

 

そのタイミングでドアが開き春歌が入ってくる

「すみませ~ん、ギリギリまでかかってしまって」

走ってきたのか息切れしている春歌。

「…ギリギリ?」

「これです!…みてください!」

6人に楽譜を渡す

 

「!!…この曲は…?」

「これは6人で歌う曲です。私はグループの曲が作りたいんです!」

 

「皆さんがペアを組みたいって言ってくれて、言葉にできないほど嬉しかったです」

「でも、誰か1人を選ばなきゃいけない…みなさんは真剣に考えてくれたのに」

「…答えはでませんでした…ごめんなさい…」

頭を深々と下げる春歌。

 

「でも…思ったんです。もし6人みんなが集まったら…どうなるんだろう」

「一人を選べないから、この曲を作ったのか?」

違います!そうじゃありません!」

「聖川さん、一十木君、神宮寺さん、翔くん、四ノ宮さん、一ノ瀬さん」

 

「…不思議だけど、こんな素敵な出会い、もう二度とないかも」

「夢で終わっちゃいけない」

「一緒に歌えばきっと、心が温かく元気になれる」

「そんな奇跡のハーモニーが生まれるはずです!」

必死に6人へ訴えかける春歌。

しばらく沈黙が続く。

 

「…俺…やってもいい。だって七海の曲…歌いたいから!」

「一十木君…」

やはりどんなことでも受け入れてくれる音也。

 

「俺は…手紙をみてみっともなく舞いあがっちまった…」

「俺を選んでくれたと思ったからなぁ・・・けど、俺一人じゃなかった」

「翔くん…」

「でもいい!お前の歌が歌えるなら、それでいい!」

がっかりしたこと、でもやっぱり春歌の曲が歌えるならいいと

正直に気持ちを伝える翔。

 

「正直言って驚きました…まさかグループだとは」

「やんのかやんねーのかはっきりしろよぉ」

「…考えさせてください」

思ってもみない提案に動揺とがっかり感が隠せない那月。

 

「同感だ…即答はできない…」

「なんだよぉ、せっかく七海が一緒に歌おうって言ってるのにぃ…」

椅子に座り、悩むように考え込むように目を閉じる真斗。

 

「お断りします!」

「そんな卒業オーディション、聞いたことがありません」

「あ!でも!!」

「ではなぜ、そのような提案ができるのですか?」

「ここにいる誰もが自分一人を選んでほしかったはず」

「なぜなら、あなたの曲を一番上手く歌えるのは、自分だと思っているからです」

「だけど、みなさんが一緒に歌えたら、きっと…」

「自分の気持ちに嘘をついてですか?」

「…え?」

「自分自身に嘘をついて…私にはできません」

理論的かつ自分の想いと、自分と同じく春歌の返事を待っていた他の5人の心情を伝え、

春歌の提案を受け入れられないと、再び距離を取ってしまいそうなトキヤ。

 

「俺も、イッチー意見に賛成だ」

「せっかくのレディの申し出だが、選ぶときは俺一人を選んでもらいたい…」

ちゃんと選んでもらいたい、自分1人をみて欲しいという気持ちをストレートに伝え

受け入れがたいと言うレン。

 

受け入れてくれた2人、考えさせてほしいという2人、受け入れられないという2人…。

見事なまでにバラバラの6人。

 

その時、バンっ!!と扉が開く。

そこにはシャイニング早乙女の姿が。

「HAHAHAHAHAHA×3回」

「学園長ぉお?!」「…また立ち聞き?」

 

「ごめんねぇ、春ちゃんが心配で学園長に報告しちゃったぁ♡」

シャイニーの後ろからひょこっと顔を出した林檎が陽気に言う

「先生…」

 

「全て聞きマシたヨーン!グループでオーディションを受ケール?」

「なかなか面白いアイディアなーり!BUT!!

「それは認められまっしぇーん」

 

「なんでダメなんです?」

音也がフォローを入れます。

 

「ペアの意味わかっとるぅ?1対1なのよぅ」

「でも!」

「6人を選ぼうなんてコンコンチキのミス七~海」

「違うんです!聞いてください!」

「しーっ」

指を立てて静かにと春歌を黙らせるシャイニー

 

「決まりを守ってくだサーイ」

「数ある中からオンリーワンを選ーぶ」

「残酷なようだが業界をいや、人生を生き抜く上ではあったりまーえー!!」

「てなわけで、just Now 解散してペアを決めて、プリーズ!」

「じゃないと全員失格!!ずびっ!!HAHAHAHAHA」

天井に指をさして高笑いをするシャイニー。

 

「ペア」と決めてることにはやはり意味があったよう。

春歌にはまたまた降って湧いた試練です。

 

一人思い悩む春歌。

解散と言われた後、音也と話したことを思い出す。

「俺、七海のやりたいこと、分かる気がする…だから」

心配そうな顔で春歌に声をかける音也。

「いいの…」

無理やり笑顔をつくって音也を見る春歌

「ずいぶんわがままよね…ありがとう、一十木君」

 

音也の優しさにも触れ、涙があふれそうなのをこらえる春歌。

 

 

翔と那月の部屋。

「おい…このままでいいとおもってんのか?」

翔の言葉に反応するも答えずに考え込むような小さな溜息をつく那月

「あの曲、いい曲だっただろ?」

 

「一緒に歌えばきっと、心が温かく元気になれる…」

春歌の言葉を思い出す那月

 

「なんとか言えよ!」

「…ええ…とても…」

「あいつ、どうするんだろうな…」

「わかりません…」

 

…どうでもいいけど、白いテープの境界線はずしたんだね(笑)

 

 

音也は部屋で考え込み、キッと何かを決意したような顔になったかと思うと

机に向かい何かを書き始める。

…音也、電気点けないと、目悪くなっちゃうよ?

 

 

「こんな素敵な出会い、もう二度とないかも…夢で終わっちゃいけない…」

春歌の言葉を思い出しながら外をみる真斗

 

 

春歌が集め繋げてくれた歌詞の紙を眺めるレン

悲しげな表情で思い悩んでいる様子

 

 

再びレッスンルームに戻ってきた春歌。

ピアノの鍵盤の一つをすっとなでる。

どうしたらいいかわからなくて手詰まり状態。

 

その時、ドアの開く音が。

パッとドアを見ると音也が入ってくる。

「一十木君…」

「俺さ、グループでもなんでもいい!七海じゃないとダメなんだ!」

 

思わず駆け寄る春歌。そして頭を下げる。

「ごめんなさい、いつも一十木君に甘えて…迷惑ばかりかけて…」

「迷惑なんていうなよ!…俺は!七海のことが!!」

…好きなんだ!!

 

「…心配なんだよ…だから…」

…抑えた!!

 

そして、春歌の書いた楽譜に歌詞を書いたものを見せる

「これ。…歌詞、まだだろ?…考えてみたんだ」

「一十木君!!」

部屋で書いていたのは歌詞だったんですね!

 

「こら音也!」

ドアの開く音と共に聞こえてきた声。

翔と那月が入室!

「油断も隙もねえな。」

「翔くん…それに四ノ宮さん…」

「あなたの曲はすばらしい…一瞬しかみてないのに心から離れない…」

「…で、決めたのさ」

「歌い手として協力したいんです」

「四ノ宮さん…」

 

「みんなに聞かせたいんだよ!七海の曲をよ!」

「誰かさんだけいいカッコさせたくないしなぁ~!!」

「翔くん…」

誰かさんこと音也は目をパチクリさせながら「ぁえ?」と何のこと状態(笑)

 

選べないんじゃない。…と言ったな」

「ぇ…聖川さん…」

「俺も七海のいう、夢にかけてみる気になった」

「聖川さんっ!」

 

あれぇ~?なんだよ歌詞途中までかよ~」

「これでも頑張ったんだよぉお~」

「続きはみんなで考えましょう」

 

「ありがとうございます!みなさん…」

涙が止まらないまま嬉しそうな表情を作る春歌。

 

 

 

「こんな所に居たのか」

水辺に佇むトキヤの横に並ぶレン。

「…いい曲だったな」

腰をおろしながらトキヤに話しかける。

 

「そもそも、学園長が認めないと言ってるんです」

「じゃあ諦めるか?」

 

「以前の俺はココにいる理由なんてなかった」

「だけどそんな俺の心を変えたのが彼女だ…」

「俺は彼女に大きな借りがある…」

 

「私は…彼女に希望をもらいました。決して諦めたくない希望を」

「似たもの同士だな…俺とお前は…」

「諦めるか…それとも…」

 

受け入れてくないと言いはしたものの、やはり諦めきれない2人。

 

 

「あらぁ、どうしたの?」

春歌と音也、真斗、那月、翔が林檎のもとへ。

「学園長はどこです?!」

「え?あぁ、ヘリポートだけど?フェスティバルの打ち合わせがあるって」

駆け出す5人

「ああ、みんなどうしたのぉ?」

状況が呑みこめない林檎。

 

その頃、シャイニーは自家用ヘリに乗り込もうとしていた。

 

必死で走る春歌。

「七海ぃ~!」

音也が春歌の手を取り走る。

 

…音也…王子様か!

そして必死とは言え、ごく自然に手を繋ぐって…

天然同士はこれだから怖い…(笑)

 

シャイニーが踏み台の1段目に足を掛けた時

「待ってくださーい!!」

「お願いです!私たちの歌を聞いてくださーい!!」

「ミス七海、まだ諦めてなかったのデースカぁ」

「お願いします!!」

「できたんです!」「学園長!」「聞いてくれよ!俺たちの歌を!」

「meはルールを破ったら失格と言いましたぁ。残念ですがYouたちはぁ…」

 

「失格かどうかは俺たちの歌を聞いてからにしてくれ」

「んん?」

「神宮寺さん、一ノ瀬さん!」

遅れて登場の似たもの同士のセクシー組!!

2人に駆け寄る春歌。

 

「勘違いしないでくれ?レディは俺を選ぶと今も思ってる」

そして変なところで強気のレン(笑)

 

「学園長、彼女の才能をご存じのはずでしょう?」

「ここできかないと、一生後悔することになるぜ」

入試の時もそうだったけど、レンの発言ってどれだけ力をもってるんでしょう

鶴の一声ならぬ、レンの一声!!

 

そして春歌の伴奏する音に合わせて、始めて6人が声を合わせる!!

♪さぁ~ Let's song♪

♪夢を歌おう Let's shout!♪

♪空に歌おう Let's go!♪

♪ハジける物語にしちゃいま~しょう~♪

♪未来の地図を~ YesYes♪

♪君と描こう~♪

♪このレボリューション♪

♪い~きましょ♪

 

♪愛をChange the star~ Check it out!!♪ 

 

6人の歌を聞き、なんとも言えない衝撃と心地よさを感じるシャイニー

「なんという波動…このウェーブを永遠に感じていたーい!」

 

♪今宵はほら二人で1000%LOVE♪

シャイニーにはこれからの6人の姿がうっすらと見えたようです。

 

聞き終わると小刻みに震え、膝からガクッと崩れるシャイニー。

 

「え?…が…学園長?」

言葉を制止するように手を前にピッと出すシャイニー。

「この曲のタイトルはぁ?…」

「え?」

顔を見合わせる春歌と音也

 

無言でゆっくりとヘリに向かうシャイニー。

「あ!待ってください!!」

「その曲には何回でも聞きたくなる愛がありますぅ」

「100%ではなく1000%の愛が」

「タイトルは『マジLOVE1000%』それ以外のタイトルでYouたちを認めるわけにはいかーなーい!」

「HAHAHAHAHA…FHAHAHAHA…んFUHAHAHAぁ!!」

と、ヘリでとんでゆくシャイニー。

 

「マジLOVE1000%…?」

「やったぁー!七海!俺たちやったんだ!」

「これで卒業オーディション受けられるぜ!」

「…はいっ!」

 

「こ、こんなことがあるなんて…」と林檎も放心状態。

 

「よーし!マジ1000%本気だそうぜ~!」

「おおう!」「そうですね!」「はいっ!」

「あはは…」「いくぞ!やってやんぜ!!」

(背景で小さく聞こえる声。合っているか自信なし(笑))

 

別日、ビルの並ぶ合間の空が夕焼けに染まる。

ノックをする音がする。

「HAYATO、そろそろだぞ」

扉をあけて部屋に入る氷室。

 

肘をついたままうたたねをしているHAYATO(トキヤ)

「…寝てるのか?」

 

テーブルに置かれたスマホ。

着信を知らせるランプが点灯している。

 

「…女でもできたのかぁ?」

心配からか思わずトキヤのスマホの画面をみてしまう氷室。

「ん?!…あ…HAYATO…!」

氷室の顔色が変わる。

 

画面には『不在着信』として『シャイニング早乙女』と表記されている…。

「…いったい…お前…」

 

 

と今回はここまで!

 

三連休中(今は途中まで書いてたからあげられたけど)は

またお休みとなると思いますので、描ければブログとして

この10話で書ききれなかったツッコミを記事にでもしたいと思います!