単なる監禁映画でもなく、
監禁された少年の成長が描かれた、
異色の監禁映画です。

最後にオチもあるし、
飽きずに見られます。


誘拐犯がタクシードライバーなんで、
なんとなく、
イエローキャブに乗るのが怖くなる映画ですね。


この映画も、
一応、犯人が凶悪になった背景として、
虐待の負の連鎖が描かれています。

とはいえ、犯人に同情の余地なしですが。

10代という成長時代を奪われた主人公は、
気の毒でならないけど、

リアルにこういう事件をニュースでみると、
「気の毒」と思うことすら、
良くないと思うくらい辛い。

たぶん自分の過去を誰も知らない、
静かな場所で、一から人生をやり直して、
本当の自分を知って貰えた人に、
初めて過去の体験を話すことで、
いくぶんか苦しみから解放されるんじゃないかな。
と思う。


とりあえず映画はエンタメなので、
最後はリベンジです。