キューバ最終日。旅慣れてボられることもなくなり、ネット環境とかキューバの諸事情がやっと飲み込めて分かってきたところなのに、この国を離れるのは残念。

朝から街を散策すると、警戒心が薄れたせいか、ハバナに到着した初日とまた違う楽しみ方ができた。2階のベランダでくつろぐお婆ちゃんと目があうとニコニコ手を振ってくれる。道端で遊んでいる子供も「オラー」と挨拶をしてくれる。
突然、見知らぬ兄さんに話しかけられても応じてみると「俺の親父が大阪に住んでいるんだ」とかそんな話だったりする。キューバの楽しみ方がわかり始めたところ。

お昼は屋台で軽く絶品のチュロスを食べ歩き。街を散策しまくった結果、万歩計の歩数はこの日はトータル3万歩!
日曜だったため、メインのオビスポ通りでは蚤の市が開かれていて賑やか。
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骨董と古本が並び、見ているだけで楽しい。1948年のナショナルジオグラフィックが売られている。

土産のキューバアートを探しに海沿いの民芸品店に行くと、偶然にもトリニダーで会った韓国人夫婦にまたあった。今日が最終日だと伝えたら、夜モヒートを飲みに行こうと誘ってくれた。
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夫婦と別れて再び散策していると、背後から声をかけられた。今度は昨日の大学生に会った!観光地といえど世の中は狭い。
絵画を購入した後、2人でコーヒーを飲みお喋り。彼いわくキューバは日本より安全な国だとの感想。確かに安全だけど、その辺りは少し男性と女性の身じゃ違うんだろうなと思った。わたしは街を歩いていると「ボニータ~(+なげキッス)」をされるが、男やカップルならありえないだろうからね。

帰りの飛行機が近い時間帯なので明日の朝のタクシーも相乗りする約束をして別れた。

気がつけば時刻は16時。最後に日本の知り合いに頼まれているキューバの葉巻を探す。お店は17時には閉まってしまうため必死。頼まれている葉巻は「日本では手に入らない葉巻」というハードルの高いもの…見かけたシガーショップに入ってみたが有名どころ(コイーバ)などしか売っていない。これなら六本木のミッドタウンで手に入るし!
フラフラ探し続けていたらタクシーの客引きに「シガーを探しているのか」と明らかに怪しい。歩き方にも書いてあった危ないやつか!?貴重品はホテルの金庫にあるし最悪はダッシュだなと思いついていく。
アパートの一角の部屋に通されると、色んな葉巻が並んでいた。わたしを安心させるための「No Mafia in havana」という言葉が逆に怖い。
葉巻はキューバの国営産業。工場から横流しされている商品で、正規の価格の半分以下。パッとみも香りもしっかりしている。最悪、味が悪くてもたぶん葉巻にそこまで詳しくないだろうし、知ったこっちゃない。日本ではあまり手に入らないであろうtrinidadのケースを買った。グラシアスと言って手に商品を持ったまま去ろうとすると、「カバンにしまえ!」とのお達し。

さて、ホテルでお土産を詰めて、20時に韓国人夫婦と約束した店に行き、1時間ほど夫婦と旅行話をした。2人で開業医をやっているらしく、今は完全にリタイアして旅行をしてるらしい。大変気に入られて、韓国に来たら泊まりにきなさいとのこと。

明日の朝は早いと言ってモヒート一杯ご馳走になり、別れたのでした。
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