1月17日の初釣り以来、天候悪くずっとボート釣りに出られていません。そこで基本の誘い方から食い渋り時の誘い方まで、手漕ぎボートでのタチウオの釣り方をまとめてみました。一度作ってみたかった動画です。

 

 前半は手漕ぎボートでタチウオの釣り方の基本を解説。さらに京急大津ヤマダ電機沖のポイント説明と餌の付け方、タックルの紹介をいたしました。

 

 後半は2021年10月4日の釣行時の動画です。基本的な誘い上げにはまったく反応せず。一定のタナで誘い続け、当たりがあっても食い込むまでじっと我慢!タチウオとの根比べ。持てるテクニックを駆使して1本を獲る、一部始終のやり取りを完全収録いたしました。

動画リンク

https://youtu.be/4N9YHauNcXM

 

 

 

 2年前から大津でタチウオがあまり釣れなくなりました。昨年は誘い上げてもまったく餌を追ってこず。警戒心の強いタチウオを相手に、毎回が難易度の高い釣りとなりました。

 

 その理由として当初は、タチウオが集まる好ポイントのヤマダ電機沖では大型クレーン船が頻繁に往来していたために、ベイトやそれを追うタチウオが寄りつかなかったものと考えていました。

 

 またこの時期の東京湾のタチウオは、下浦沖の水深150~200mまで落ちて越冬するというのが常識でした。ところが近年は東京湾の海水温の上昇に伴い、大津沖、走水沖、観音崎沖の水深50~80mで真冬でも棲息できるようになり、乗合船が船団を作って一年中追いかけ回すようになりました。

 

 さらに追い打ちを掛けるように、この海域で巻き網漁が行われるようになりました。その漁で弱ったタチウオが観音崎の浅瀬に大量に流れ着き、網で捕獲したという記事がなかねボートさんのHPに掲載されていました。

 

 

 この一網打尽の漁によって大津の海に入ってくるタチウオの群れが少なくなってしまったという情報もいただきました。

 

 このような状況が続けば、今年の夏もタチウオの釣果はあまり期待できないと懸念しています。さてどうなりますでしょうか。

 2017年から京急大津で夏のタチウオ釣りにはまっています。東京湾の走水沖・観音崎沖には、一年を通して多くの遊漁船がタチウオを狙って集まるようになりました。

 

 大津のボート域で釣れ出すのは毎年6月の後半から。彼らは群れで入ってきて活発にベイトを追い、産卵をしてやがて11月に入ると深場へと戻っていきます。この時期に手漕ぎボートでルアーや餌、泳がせ釣りなどで狙うことができます。

 

 数を狙うならルアーや餌釣り。大物を狙うなら泳がせ釣りが断然有利となります。

 

 

 5年間浅場のタチウオを追いかけてきてわかったことは、早朝から活発に当たっていたタチウオも、日が昇りam10:30を過ぎる頃から決まって餌を追わなくなってしまうことです。

 

 当初、午前アジ釣りで午後からタチウオ釣りという作戦を立てて出船した時は、1本も獲れなかった日がありました。これは完全に作戦の失敗です。

 

 

 ただ薄濁りで曇天、潮が緩く群れが入った直後などの好条件が揃った日に当たれば大漁が期待できます。2019年8月12日。ポイントはヤマダ電機沖水深27m。一度も移動することなくpm2:30の沖上がりの時間まで釣れ続き、何と31本という驚異的な釣果に恵まれました。

 

 2020年12月7日ヤマダ電機沖。アジの泳がせ釣りに指6本115センチのドラゴン級が掛って驚かされたこともありました。

 

 

  ところが昨年度はそのタチウオが過去5年間で最も貧果に終ってしまいました。ッ抜けする日は一度もなく、泳がせ釣りでは1本も獲ることができませんでした。

 

 ヤマダ電機沖の公園前を大型クレーン船が頻繁に往来していたために、ベイトもそれを追うタチウオも寄りつかなかったものと思われます。

 

 

 さて今年の大津ではどんなタチウオ釣りが待っていますでしょうか。夏が楽しみです♪ 

 コロナ禍、人気上昇中のボート釣り!海に出るとそこは大海原。三密を避けて一人釣りを楽しむことができます。ところがそれに伴い、ボートの事故やトラブルが増えているようです。

 

 身近な出来事として、2021年12月に京急大津のガレ場で転覆事故がありました。海は凪ぎ状態。詳細は不明ですが、原因としては何と言っても起立行動がもっとも多いようです。

 

 私が目の当たりにしたのは油壺でのこと。男性二人がカワハギ釣りをしていた時、急に船尾から波が入り沈没してしまいました。二人用のボートでも大きな男性二人では重かったようです。

 

 葉山でも転覆事故を目撃しました。移動をしようとした時、北風が急に2mから4mに変わってしまいました。私は危険を感じ移動を諦めたのですが、ボートを漕いでいた二人組は風に流され平島に激突、転覆してしまいました。

 

 遊漁船やプレジャーボートにぶつけられた話やアンカーを上げようとしてバランスを崩して海に落ちた話も耳にします。どれも遭遇したくない事故ですね。

 

 

 トラブルとしてもっとも多いケースは、アンカーが抜けなくなって焦ってしまうことではないでしょうか。

 

 力まかせに引っ張っても抜けません。そんな時はアンカーロープを少し長く伸ばして、風上(ロープが入っている方向)に向かって、思いっきり漕ぎ上がってください。数回繰り返すとほとんどの場合は抜けます。

 

 ただし観音崎の場合は要注意です。下げ潮がきつくなると根掛かりしていなくても、アンカーを抜くことができなくなるし、漕ぎ上がることもできません。潮が緩むまで待つしかありません。そうなる前に早い判断が大切になります。

 

 そしてどうしてもアンカーが抜けなくなった場合はボート店の指示を仰いでください。

 

 

 ここでボート釣りのバイブル本3冊をご紹介します。辰巳出版(株)監修者:石川皓章 尾川泰将(つり情報社)

 ボート釣りの知識をしっかりと身につけて安全第一でボート釣りを楽しみましょう。

 

  ボート釣りで事故やトラブルがないように、ボート釣りの基本をお伝えできるような動画を作ってみました。合わせて本には載っていないテクニックや注意点もお伝えいたします。よろしければご視聴ください。

 

 動画リンク

 https://youtu.be/Z0v7FLR6ilI

 毎年夏から秋にかけては、京急大津で手漕ぎボートでタチウオ釣りを楽しんでいます。2021年度は過去5年間でもっとも貧果に終ってしまいました。釣り公園前を大型工事船が頻繁に行き来をしていたために、ベイトもそれを追うタチウオもヤマダ電機沖に寄りつかなかったものと思われます。

  

 そんな中、8月30日には片天秤でサバの切り身エサに、10月4日にはキビナゴエサの置き竿に大型のマゴチが飛びついてきました。昨年の回顧録としてタチウオの番外編の動画を作ってみました。

 

 よろしければご視聴ください。

 

動画リンク

https://youtu.be/S6w1V0NGQbU

タチウオ天秤餌釣り 回顧録2021 番外編

 

      

        

                      

 観音崎は潮の流れが速く、ボート釣り上級者向けの釣り場と言われています。当日も大潮回りで下げの時間帯には激流が予想されました。ところがタイドグラフを見ると、干満の差が激しいのは夜間のみで、午前9時過ぎから下げ潮が緩み出し、午後2時頃までは十分釣りが可能だと判断しました。

 

 受付時の親父さん「ゴメンね~今アジがまったく上がってないのよ~」とのお言葉。いやな予感は的中しました。京急ホテル前から沖に向かって大きく張り出す高根の根際水深42mの砂泥地がアジの好ポイントです。実績のあるポイントを3カ所攻めてみましたが、アジの反応はまったくありませんでした。

 

 仕方なく唯一釣れたハゼで泳がせ釣りを開始。すると正午を回った頃、竿先が海面に突き刺さりました。強烈な突っ込みを感じながら上がってきたのは、なんと40センチに近いオニカサゴでした。観音崎には巨大なオニカサゴが棲息しているんですね。

 

 アジが渋い中、大物を仕留めることが出来て、嬉しい初釣りとなりました。泳がせ釣りでワラサに巨大ヒラメ、また潮と相談しながら挑戦したいと思います。