観音崎は潮の流れが速く、ボート釣り上級者向けの釣り場と言われています。当日も大潮回りで下げの時間帯には激流が予想されました。ところがタイドグラフを見ると、干満の差が激しいのは夜間のみで、午前9時過ぎから下げ潮が緩み出し、午後2時頃までは十分釣りが可能だと判断しました。

 

 受付時の親父さん「ゴメンね~今アジがまったく上がってないのよ~」とのお言葉。いやな予感は的中しました。京急ホテル前から沖に向かって大きく張り出す高根の根際水深42mの砂泥地がアジの好ポイントです。実績のあるポイントを3カ所攻めてみましたが、アジの反応はまったくありませんでした。

 

 仕方なく唯一釣れたハゼで泳がせ釣りを開始。すると正午を回った頃、竿先が海面に突き刺さりました。強烈な突っ込みを感じながら上がってきたのは、なんと40センチに近いオニカサゴでした。観音崎には巨大なオニカサゴが棲息しているんですね。

 

 アジが渋い中、大物を仕留めることが出来て、嬉しい初釣りとなりました。泳がせ釣りでワラサに巨大ヒラメ、また潮と相談しながら挑戦したいと思います。