2年前から大津でタチウオがあまり釣れなくなりました。昨年は誘い上げてもまったく餌を追ってこず。警戒心の強いタチウオを相手に、毎回が難易度の高い釣りとなりました。

 

 その理由として当初は、タチウオが集まる好ポイントのヤマダ電機沖では大型クレーン船が頻繁に往来していたために、ベイトやそれを追うタチウオが寄りつかなかったものと考えていました。

 

 またこの時期の東京湾のタチウオは、下浦沖の水深150~200mまで落ちて越冬するというのが常識でした。ところが近年は東京湾の海水温の上昇に伴い、大津沖、走水沖、観音崎沖の水深50~80mで真冬でも棲息できるようになり、乗合船が船団を作って一年中追いかけ回すようになりました。

 

 さらに追い打ちを掛けるように、この海域で巻き網漁が行われるようになりました。その漁で弱ったタチウオが観音崎の浅瀬に大量に流れ着き、網で捕獲したという記事がなかねボートさんのHPに掲載されていました。

 

 

 この一網打尽の漁によって大津の海に入ってくるタチウオの群れが少なくなってしまったという情報もいただきました。

 

 このような状況が続けば、今年の夏もタチウオの釣果はあまり期待できないと懸念しています。さてどうなりますでしょうか。