学習支援の現場に性懲りもなく舞い戻り、案の定、大いに失望させられ、現場の同僚講師、責任者講師と派手に遣り合い、さっそく一つの現場は去ることになった。

…うむ…、「相変わらず無茶しているな、俺」という感じ。

無茶過ぎるんだろうけど、それにしてもな。

現場の講師、委託元の職員も含め、その意識の低さに呆れるやら驚くやら。

応募している者も応募している者だし、採用している側も採用している側。

その根性をどうにかしたいと言うか…。

ホントに、なかなか言葉が出なくなるほどに、ヒドイ出来である。

 

適当に児童・生徒と仲良くおしゃべりして、「居場所づくり」の活動がしたいのなら、それが目的の福祉系事業の現場の求人がいろいろあると思うのだが。

なぜか彼らが選択しているのが、一応、「学習塾」と名の付く現場であるわけで…。

ちゃんと勉強できる環境を提供しようという心意気の無いような、ただのノースキル中高年の小遣い稼ぎの巣窟にされているようで、ホント、腹の底から怒りが込み上げてくる。

 

一応、塾だからな。

一定水準以上の学力がないままの志願などは論外な話だし、まあ、かく言う私も関わり始めの当初などは不十分な学力だったと認めているが、無論、そういうことなら、オフタイムに自分なりに復習・予習して学力の向上に努めるべきなのは言うまでもないし、事実、私はそうしてきた。

そんな気もなく、中学生レベルの英語なら、まあ、そこそこ教えられるだろうから、数学は基礎レベルのみで、それをちょっとでも超えてくると対応が難しい、なんて言う感じの講師が、私の見立てでは、かなりというか、ゴロゴロいるというか…。

 

いや、だから…。

それならそれで空いた時間とかにちゃんと勉強して準備しなきゃならないでしょ、ってことなんだけど、そんなふうにしている者がほとんどいないように少なくとも私の目にはそう映っている。

 

まあ、これが本当だったら、子供を舐め過ぎである、ホントに…。

まあ、そういう系統のに限って、私語の多い子供に注意していないとか、見守っているばっかりで全然学習指導していないとかいったあたりのところを指摘すると、激昂して「自分には自分のやり方があり、他者からとやかく言われる覚えはない」と言ったような趣旨の言動をしてくる傾向があるわけだが、とりわけ責任者講師を任された連中は、どうもその学習塾と名の付いている現場を私物だと考えてしまうらしいのだ。

…全く理解に苦しむ。

てめぇは単なる委託されてるバイトに過ぎないのだと私は諭すのだが、不思議なことにまるで通じない。

 

まあ、委託元の職員らが、あれやこれやと権限を与えているような節があるわけで、そこから「その手」の低レベルの輩の頭では、「俺の塾」という発想になるらしいが、そんな信じられないレベルの人徳と理性で、卑しくも教育現場の一端で人の上に立とうなど、ふざけた話だ。

何を考えているのか分からんが、任命しているのは委託元のどうしようもない職員の面々だからな…。

蛙の子は蛙と言うか…、全くどうしようもない連中としか言いようがない。

 

それにしても、私の志は、ホントに的を得ているというか。

勉強が苦手な子に、ちゃんと勉強を教えてやれる場が、この社会にはあるように見えて、実は全然ないらしいわ。

全くヒドイ話だわ。

ちゃんとしろよ。

誰に文句を言っていいのか、ホントに分からなくなるくらいだわな…。

 

何が「寄り添って」だ。

…ああ、腹が立つ、腹が立つ。

 

無論、人の文句は言えても、いざ自分がちゃんとできるのか否かという話になれば、そりゃあ、まあ、な…。

自信がある、とは断言できないわな、悔しいが。

結局、やってみなけりゃ、分からんし。

実際にやってみると現実を思い知らされるってパターン。

無論、分かってるって。

そりゃ、なあ、こんだけ年食ってんだからな、一応。

ちゃんとそういうもどかしい経験、辛酸、舐めてきているしな…。

 

それにしても、な…。

まあ、こんだけ吐いて吐いて吐きまくった、職場の暴露系の話にはなるが。

コンプライアンスがどうのこうの言っている場合じゃねえだろが。

大事なのはさ、ちゃんとできているかどうかよりもさ、まずはちゃんとしようとする志だろ?

そこを叩いてんだろ、俺はさ。

初めからちゃんとするつもりのない奴が、少なくとも教育系の現場に立ち入るんじゃねぇ。

どっか余所行きなって。

小遣い稼ぎくらい、他でやれ。

俺はともかく、俺が本気で嫌うあの手の奴らに、子供らの上に立ってほしくないのだ。

頼むから、他所へ失せてくれ。頼む。