ちびまる子ちゃんのまる子役の声優TARAKOさんだったか、が逝去されたという。

話題にするには少々遅ればせながらだろうが、まあ‥‥いいじゃん、と。

 

不謹慎な言及にはなろうが、ちびまる子ちゃんと言えば、原作漫画のほうだな、私的には。

アニメのほうは、申し訳ないが、あんまり観ていなかった。

ただ、言い訳がましいようだが、まる子の声がTARAKOさんだったというのは、完璧なキャストだと思っている。

 

声優さんもやっぱ、失礼ながら裏方の役回りにはなろうし、でも、ぴったりな声かどうかって、そのアニメの成否に実は大きく関わっているだろうさな、やっぱ。

TARAKOさんじゃなかったらとか、ドラえもんにしても大山のぶ代さんじゃなかったらとか思うと、いろいろしみじみ感慨深いものがある。

裏方っていう言葉がそもそも失礼にはなろうが、でも裏方ってすごく重要だよな、やっぱ。

年を取った今こそその真価を知る気がするのだ。

 

私塾を志す私とすれば、教師もそうだろうけど、塾講師とか家庭教師なんて、裏方中の裏方だろうさな、やっぱ。

非常に公言しにくい話を敢えて公言するなら、平均点以下の児童・生徒さんを教える講師業って、講師側がいくら頑張っても、生徒さん側がそれに応えてくれるかどうかって、応えてもらえないケースのほうがやっぱかなり多かろうわけで、日の目を見られない典型的なポジションと言えるのかも知れない。

 

まあ、だからと言って、初めから諦めたような感じで、児童・生徒の居場所作りを用意するのも大切な業務とか何とか言っちゃって、雑談ばかりとか、レクリエーションタイムばかりとかで、全然勉強できるようにする気なしってな学習支援の行政事業の有様をはらわた煮えくりかえるような思いで観てきた私なわけで、何て言うのかな、どいつもこいつもって失望しているのは果たして……、私だけなのだろうかね。

無論、私以外にもたくさんいることを願うけどね…。

 

教育現場って、別に正規の教師やっているわけでも何でもない、ただちょっと中途半端に学校の放課後の学習支援員やっているだけの、ちょっと家庭教師の真似事やっているだけの、いつか私塾を自分一人でやりたいって、口ばっかりでもう十年ほど時が経っちまってる私なんかが一人前に批判するのも大変おこがましいけれど、それでも、教育現場って、いろんな意味で、いろいろ考えさせられるわ、ほんと。

 

それにしてもさ、勉強が遅れがちな児童・生徒にまともに教えてあげられる場が、あるようで実はまともと思えるところはほとんどないようなのが現状だと私は認識しており、全くどいつもこいつも何やっているんだろうなって、外野特有の気楽さで、文句ばかりの私だけど、ほんとに本心なんだから仕方がないわ。

 

まあ、自分の子供時代を棚に上げてだ、子供のほうもふがいないな、なんて正直感じることも少なくないわけだけど……。

まあ、そこは取り敢えず置いておいて、だ。

くだらない法人に学習支援の仕事を紹介してもらわないと何もできないような今のままではお話にならない。

自分で児童・生徒の募集をして、やはりフリーランスで活動していけるようにならないと、この手の問題は永久に解決するわけねぇわな。

 

まあ、ほんと、口だけで終わりたくないというのは、正直な所なわけで、人から言われなくとも分かっていることではあるが、中々簡単でないし、めっちゃ困難な話なわけでな。

 

話、ちびまる子ちゃんに戻す。

アニメの方で取り上げられていたかどうか知らぬが、原作の中では、エピソードの一つとして、まる子と家庭教師との心温まる、私が名エピソードであるとお気に入りのエピソードがあったのをかすかに記憶しているのだ。

 

めっちゃお坊ちゃまキャラの大学生の家庭教師だったっけかな、その彼がまる子の家に家庭教師としてまる子に勉強を教えることになったわけだ。

で、絡みにくいオボッチャマキャラというわけで、まる子は彼を毛嫌いし、ひねくれた態度で接し、彼の言うことをまるで聞かないとかして、家庭教師の彼をずっと困らせていたわけだ。

で、あんまりよく覚えていないけど、ほんと。

でも、その内にだ、そのオボッチャマな家庭教師の良い面なんかをちょっとまる子が感じるような出来事なんかも起こりだ、でも基本的にはまる子はその家庭教師に反抗的な態度で過ごしていたわけなんだが、そうこうしている内にお別れの時が来るわけだ。

何の事情だったか失念しているが、何らかの事情でその家庭教師が、まる子の家庭教師を辞めることになった。

そのことを急に本人の口からある日告げられたまる子は、確か、「え?!」って、内心大いに動揺したのだったが、それを悟られまいとして平然を装うまる子だったかと思う。

で、その家庭教師がお勤めの最後の日になって、まる子は「やだ、やだ!」と言って辞めないでほしいと泣きじゃくりながら駄々をこねるという展開だったかと思う。

で、まあ、最後は、結局その彼はそのまま家庭教師は辞めることになり、まる子にとって忘れられない、心にずっと残る家庭教師なのである、みたいなナレーションでエピソードは幕切れしたのだったかと思う。

 

……と、まあ、今思い出しても、私などこの手の話にすぐ感じ入ってしまうタイプだから、こうやってブログを書きながらも思い出し泣きをしてしまったりしているわけなんだけど。

 

まあ、このエピソードなんかでしみじみ思うのは、その人にとって本当の意味で大切な人って誰なんだろうとか、本当の教師とか指導者って、どうあるべきなんだろうとか、本当に良い出会いとか触れ合いとか思い出とかコミュニケーションとかって何なんだろうねってことを、いろいろ、しみじみ考えさせられるエピソードだなって、思うわけさ、私などは。

 

後は、ちょっと脱線した話になろうけど、最近ドラマとか、映画とか、文学作品とか、とりわけ文学作品の物語など、むやみに長編でお話が長いばかりで、で、やたら凝った、奇抜なアイデアとか手法とか演出とか、そんなものに重点が置かれたような作品がやたら目立つ気がするのだが、上記で取り上げたような、ちょっと短くて全然飾り気のないエッセー風のお話の中には、これまでいろいろと心を打つお話がいろいろあったなあ、なんて、私の少ない引き出しの中のことにはなるけど、そんなことをつい思ってしまって、そういうすごく心の宝物になるような短編のお話、もっとフューチャリングされて世にどんどん出してほしいなあ、なんてちょっと思った。

 

まあ、空いた時間に私も創作文学を書いて応募してみたいなあって、ずっと昔から思っているのdが、思うばかりで全然実現していないしな。

なかなか時間とか心理的余裕のハードルが高くて困難だけど、ちょっと頑張って創作してみたいな、やっぱ。

そんなことをふと思ったりする今日この頃の私。

 

無論それだけでなく。

もっと素顔の対応で、本当に勉強を誠実に親身に教えてあげられる私塾を、そんな活動を生きている内に、何とか実現したいものだ。

文句、批判を言っているだけでなく、な。

笑顔で明るくとか、寄り添え寄り添えって連呼するばかりで、面白く楽しく会話ができなければ、愛想笑いが上手く作れないと務まらないような、そんなホストクラブ、ホステスクラブみたいな学習支援の現場ばかりが乱立する現状と、それを苦々しく目撃しながら、でもそんな現場のお仕事に、仕方なしとして求職活動をし続けている情けない私の現状。

力なき正義は無力なり。

絵にかいた餅。

有言無実行。

耳の痛い言葉たち。

だが、結果はどうあれ、自分なりに、これからも模索しながら、とにかく前を向かなければ、だな。

話急転だが、最近視聴した学習レッスン動画中のプロ講師さん。

その質の高い授業動画に感動させられる。

職人のように。

これも創作物の一つとカウントできよう。

創作物に表れる誠実、真心は嘘をつかぬ。

不安、孤独に圧し掛かられても。

困難の中でこそ問われる真価、だな。

心も体も、もっと強く。

乱れた呼吸を放置するのは、NG。

自分を律し、上を向いて歩こう、私。