電子書籍の時代というのは本当に素晴らしいと思います。
私が電子書籍事業をスタートした時に、言っていたことですが絶版本でも電子書籍であれば絶版にならないと。
そもそも、出版社が発行した部数が売れてしまったら、よっぽど売れてる本でないかぎり増版しない。
出版社も儲けがあるので、売れない本は印刷しませんし、かなり多くの本が売れずに処分されると言うことも多いとなればやはりムダは避けたいところです。
電子書籍のみの販売であればそんな心配はありませんなどと私は言っていました。
そして現在、国立国会図書館で1968年以前の絶版本がWEBで閲覧出来るらしい。
スキャナーでデジタル化させるのはかなりの作業だと思います。
現在、私たちが出版する電子書籍はEPUBというデータにしていますが、昔の本はスキャナーで画像化するしか方法がないので画像のようにスタッフが作業しています。
しかし、国立国会図書館にはかなりの蔵書があると思うのですが、どれくらい前から、どれくらいの量が保管されてるのか、そしてどのように管理してるのか、とても気になります。
都内をタクシーで移動する際に国立国会図書館を通るときはありますが、行ったことは無く、機会があれば見学に行きたいですね。
これだけの蔵書があるのは納本制度というのがあり、国内で頒布を目的とされたコンテンツは提供しなければならないとのこと。
この納本制度を利用した悪巧み?を考えた人がいて一時ニュースなどで取り上げらられました。
納本制度は、国立国会図書館へ発行した本を納本するのですが、その販売価格の半分を納入出版物代償金として国の予算から頂けるんですね。
それで、自分の発行物の値段を何十万にもしてその半分を受け取るという人物が現れてしまったんです。
まぁ、少し前のニュースなのでそれから制度も見直されたと思いますが、そんな制度があることを多くの人は知らないでしょうね。
ともかく国立国会図書館の保管されている蔵書がかなり増えてしまう事を考えると、今後はデジタル化が良いでしょうねー