今日は、
ローランド・エメリッヒ監督作品『インデペンデンス・デイ』を観ました!
アメリカ独立記念日を控えた7月2日、直径24キロにも及ぶ円盤型のUFOがニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C.などアメリカの大都市や、世界中の大都市上空にも出現した。混乱に陥る中、アメリカ政府は交流を求めるために異星人との交信を試みるも、彼らが侵略者である事を理解した時には既に遅く、エイリアンにより主要な大都市は破壊され、廃墟と化してしまう。人類は共同で宇宙船に攻撃を仕掛けるが、彼等のテクノロジーには歯が立たず、逆に返り討ちにされる。NORADも破壊されたアメリカ首脳部は、極秘に宇宙人の研究を行っている秘密施設「エリア51」に避難する。そんな中、地球侵略に動くエイリアンに立場の異なる3人の男達が敢然と立ち向かう。
大統領ってのは、大衆の前でかっこよく、熱く、士気を高める演説が出来る人がなるべきだと個人的には思います。この映画の大統領の演説は本当にかっこいいからです。アメリカの独立記念日が世界の独立記念日になるなんてとんだアメリカ万歳映画だぜって思う人がいても、あんなかっこいい演説が聴けたら私はそうなっても構わないって思います。だって本当にかっこいい演説!演説後の操縦士たちの盛り上がりようと言ったら…。大統領はあんな人でなくちゃいけません。この映画の演説はかっこいいですが、『アルマゲドン』の大統領演説もかなりかっこよかったです。燃えた。大統領はやっぱり演説が大事ですね!!
私が一番燃えるシーンは、終盤、エイリアンの母船のど真ん中に特攻するラッセル・ケイスの場面!『ガキたちに、愛してると伝えてくれ…』って、ほんとベタすぎてラッセルかっこよすぎです。10年前にアブダクションされたってのは本当なのかな?小説版ではその詳細と以後の彼の転落人生について書かれてるそうです。ラッセルはアブダクションのことを周りにふれまくってて頭おかしいと思われてるし、大酒飲みだし、周囲からの評判はすこぶる悪いけど、父親としては最高なんですよ。だからこそ最後の特攻シーンが悲しいしすごいと思う。
ラッセル特攻のシーンは一番好きだけど同じくらい好きなのが、ラッセルの突撃後母船が崩壊していく様を見た司令部のシーン。大歓声&大興奮でめちゃめちゃテンション上がってる軍の面々と、父親が犠牲になったことを噛み締めて沈痛な面持ちのラッセルの息子ミゲル。『アルマゲドン』もそうでしたが、ハリウッドでは地球が守られるにはどうしても偉大なひとりの犠牲が必要なようです。こういうシーンはほんと悲しいですよね。喜んでる人たちはラッセルのことはすっかり頭から消し飛んでますきっと。悲しいけどあの状況なら私もそうなっちゃうだろうな。多くの民間人の命を守らなければならない立場からすれば、たった一人の男の死なんてちっちゃい犠牲なんだと思います。
ラッセル死亡は確かに悲しいけど、残された子供達にみじめな思いをさせないようにと死んでいったラッセルはやっぱりほんとに出来た父親です。ああいう風に死にたいです。
『アルマゲドン』と『インデペンデンス・デイ』、かなり似通ったところがありますね。『アルマゲドン』はラジー賞受賞、こちらはラジー賞最低脚本賞にノミネートされたようですが受賞はならなかったそうですw残念wどっちの映画も大好きなので、たぶん私は見事なバトルシッパーになれると思います。早く観たいです『バトルシップ』。
公開当時の大統領はビル・クリントンで、この映画をかなり気に入ったようです。ホワイトハウスでも観たそう。劇中のホイットモア大統領になぞらえて『私も飛行機の操縦ライセンスを取得せねば』とコメントしたそうな。大統領ジョークw
あと、天才エンジニアのデイヴィッドがエイリアンを負かす方法を思いつかず煮詰まっていたときに父親が発した何気ない一言を聞いて『父さん、今何て言った?』『違う、その前だ!』『父さん…父さんは天才だ』ハグの王道展開に爆笑www大好きです。これだから大作ハリウッドはw
なにげなく好きなキャラとして、ヒラー大尉の親友のジミー大尉がいます。こういう何の意味もなく何も成し遂げずに死んでいく主要キャラの親友はどうしても嫌いになれません。ヒラー大尉の復讐心を燃やさせるくらいの役にしか立たなかったねジミー大尉…。でもそれが大事。
この映画に登場する「エリア51」ではロズウェル事件のUFOとエイリアンが収容されてますが、実在の「エリア51」では何が行われているんでしょう。Google Eirthでははっきりと施設の姿を確認できる上に飛び交う噂に誘われた観光客がたくさん訪れたりしており大多数の国民にその存在が認知されているものの、アメリカ政府はその施設の存在に関しては公式に認めておらず、はっきりとした否定もしていません。アメリカ政府が作成する地図にも、「エリア51」は一切書かれていないそうです。UFO云々の話はともかく、こうした話を聞くとその施設で政府がいかにヤバイことをしているかが明白ですよね。本当にUFO関連かもしれないし、倫理的に考えて世間には教えられないような恐ろしい人体実験をしているかもしれないし、こちらも倫理的な問題のある生物兵器を作っているのかもしれないし、新たな武器を開発しているのかもしれません。わくわくが止まりませんね…!「エリア51」近辺で度々未確認飛行物体が確認されていることから、私としては『最新型飛行兵器開発』説が一番濃厚なんじゃないかと思いますが果たして。
ひたすらUSA万歳の、愛すべきおバカ映画です。アメリカの独立記念日が世界の独立記念日になるってどんな理屈だ。もし本当に宇宙人が侵略してきたら、私は甘んじてそれを受け入れますがね…!アメリカが作るアメリカ万歳映画大好きですからー!これからもハリウッドのSF超大作には期待し続けます!!
それでは!