エディット・ピアフ~愛の讃歌~

脚本 ☆☆☆☆
映像 ☆☆☆
配役 ☆☆☆☆☆
総合点 85
〈ストーリー〉「愛の讃歌」など、数々の名曲で世界中を魅了した
伝説の歌姫エディット・ピアフの生涯を描いた物語
ピアフの生い立ちにビックリします。
数奇な人生が生んだトラウマゆえに複雑な性格になったピアフが
強烈な個性で描かれています。
気まぐれで下品で不埒、でも愛らしく儚さを秘めた女性。
ピアフの美声が多く聞ける作品です。
そして、ピアフを演じるマリオン・コティヤールに圧巻です。
美人女優が怪演とも言いたくなるほどの熱演ぶり。
舞台女優の経験を生かしたステージシーンは必見です。
マリオン・コティヤールの演技力で作品が格段と高い評価になりました。

マリオン・コティヤールが出演している作品で「プロヴァンスの贈りもの」
金融界のトレーダーが田舎町で恋に落ち、本当の人生を見つけ出すストーリー。
この作品のマリオンを観て頂ければピアフを演じる彼女の凄さがより一層伝わると思います。
是非「エディットピアフ~愛の讃歌~」の前後に鑑賞して下さい。
マッチポイント

脚本 ☆☆☆☆
映像 ☆☆☆
配役 ☆☆☆
総合点 70
〈ストーリー〉イギリスの上流階級を舞台にしたウディ・アレンの作品
愛の罠を巧妙で斬新に描いている物語
ウディ監督と言えば、個性が強くて好き嫌いがハッキリしてしまう。
そんなイメージがあるのですが、この作品はとても見やすいと思いました。
ウディの独特な時間の流れではなく、階段を上る様な一般的な進行をしています。
そこに、先を読ませないウディの斬新さが発揮されていて一筋縄では終わらせない
静かな裏切りが心地よい作品です。
「熟練された監督がシンプルで面白い物を作った」
そんな言葉がハマる作品だと思いました。

私的に一番好きなウディ・アレン監督の作品は「ギター弾きの恋」です。
天才ジプシージャズ・ギタリストを演じたショーン・ペンが気紛れな日々と不器用な愛を
切なく優しく、ユーモアたっぷりに魅せてくれます。
チャプター27

脚本 ☆
映像 ☆☆☆
配役 ☆☆☆
総合点 30
〈ストーリー〉 ジョン・レノン射殺事件の犯人が主となった物語。
ジョン殺害に至までの流れ、人間像を描いた作品。
犯人の狂気的な人間像を見せる目的で作った作品だが、ドキュメンタリー性
エンターテイメント性どちらに比重があるのか解りませんでした。
ノンフィクションの題材で出せる深み、衝撃が弱かったです。
犯人を平坦に表現する事で狂気性を出す事には成功していましたが
(役者の力が大きいように思えますが。。)
犯人の一定目線だけでは物足りない気がしました。
時間の流れに別目線(ジョン側)を挟むなど、少し崩せば殺害への緊迫感や
狂気性の強調がもっと出せたと思います。
実際あった事件を題材にした作品は沢山ありますが、評価は非常に難しいです。
どこまで脚色するか。リアルをどう追求してまとめるか。
とてもバランス感覚を要求される題材だと思います。
「チャプター27」ジョン・レノンファンや事件に強い関心のある方が鑑賞すると
良い作品かもしれません。

事件を題材にした作品で個人的に良く出来ていたと思うのは「モンスター」
美人女優のシャーリーズ・セロンが汚れ役を熱演し話題になりました。
この作品でアカデミー主演女優賞を獲った事でも有名です。
エンターテイメント性が強いのですが、非常に衝撃があり
実際にあった事件ならではの恐怖感を感じました。
