鑑賞日誌
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2008

覚書

BIG RIVER ☆☆☆・

監督:舩橋淳 2005年/105分 日本
出演:オダギリジョー 、カヴィ・ラズ 、クロエ・スナイダー


アリゾナの砂漠で出会った、パキスタン人アリと日本人のヒッチハイカー哲平、
祖父とトレーラーで暮らしているアメリカ人のサラの交流を描いたロードムービー。
9.11が影響しているとは思いますが、それぞれの国と米国を自由に行き来できるアリと

哲平、実は自由の象徴のようなアメリカ人のサラはどこにもいけない、男女の違いもありますが、

自分勝手な男性陣と、まともで寛容なサラという構図になっています。

ロードムービーというと荒涼とした砂漠、乾燥しているイメージなのですが、
なぜか「7月の冷たい雨」(笑)といった印象を受けました。
監督は、米国在住でインディーズを撮っている舩橋監督。「アカルイミライ」を観て、

オダギリにオファーを出したとのことですが、アカルイからかなり成長している感のある

彼とすると、おかしくはないですがちょっと違和感があるかな。

なるほどアカルイのままの役の彼なら、イメージにぴったりですね。


間宮兄弟 ☆☆☆・

監督:森田芳光 2006年/119分 日本
出演:佐々木蔵之介 、塚地武雅 、常盤貴子 、沢尻エリカ 、北川景子


この映画をみているとずっと子供のまま楽しく生きていけそうな気になりました 笑 といっても、劇中の二人はそれなりに悩みやストレスも感じているんですが。
それでも、ほんわか感はとっても心地よかった。

家族を大事に思い、上京して仲良く一緒に暮らす兄弟。モテないし、そうカッコよくもない二人だけど、誠実に生きてる様子は、なんというかじんわり周りの人にも影響を与えていってるんですよね
常盤さん演ずる先生に、直美ちゃんと妹やその彼氏にだったり、同僚の奥さんにだったり。
おいしそうなカレーがでてくるのですが、自分もさっそくカレーを作って食べました 笑

隠された記憶 ☆☆☆

監督:ミヒャエル・ハネケ  2005年/119分 フランス・オーストリア・ドイツ・イタリア
出演:ダニエル・オートゥイユ 、ジュリエット・ビノシュ


衝撃のラスト、この事件に息子が関係しているのか!?というのは、確かに驚きなのですが、
そうだとしても??な展開、色々な解釈ができる映画でした。


裕福で幸福そのものに見える家庭に潜む暗い闇。

この映像は誰が撮っていたの? と犯人探しをしてしまいましたが、そういうことではないのか? 笑

子供心に芽生えた、ちょっとした出来心。それが、一人の人の人生を大きく変えてしまったとしたら?

彼は本当にマジッドだったのだろうか?
本物のマジッドに話を聞いた他の誰かで、成功した白人(社会全体に)に復讐?

幸せそうな家庭に入り込んで、すこしずつ亀裂をつくって崩壊させていくのが目的だとしたら?

と色々な事を考えさせるのが、監督のねらいのような気もします 笑

Vフォー・ヴェンデッタ ☆☆☆・

監督:ジェームズ・マクティーグ  2005年/132分 米国
出演:ナタリー・ポートマン 、ヒューゴ・ウィーヴィング 、スティーヴン・レイ 、ルパート・グレイブス 、ジョン・ハートさま

ウォッシャウスキー兄弟が監督だと思っていましたが、違っていました 笑
独裁国家と化した近未来の英国で、そんな事態には黙っていない米国は、すでに崩壊して国自体が

ない、という皮肉な設定。スタイリッシュな映像と、本物の英国の俳優さんをずらーっと並べた

ラインナップに、妙に感動してしまいました。

独裁国家の警官でありながら、国に疑問を持っていく人物にアイルランド出身のスティーヴン・レイ、

なんてあたりもこだわりなんでしょうか?
ちょっぴり社会派のエンタメ映画、楽しめました。

ブロークン・フラワーズ ☆☆☆・

監督:ジム・ジャームッシュ 2005年/106分 米国
出演:ビル・マーレイ 、シャロン・ストーン 、ジェシカ・ラング


出てくる俳優さんは、豪華ですが、そこはジャームッシュの映画。ハリウッド映画のようには

ならないところが、さすがというかやっぱりというか 笑
ジャームッシュのユーモアは、やっぱりおかしいなあ。まだ見ぬ息子を探しにいけと、旅行会社

よろしく旅の手はずを整えてくれる友達とか、行った先のもと彼女+旦那との三人の夕食の

なんとも気まずい雰囲気とか なーんかとぼけてるんですよね

春が来れば ☆☆☆・

監督:リュ・ジャンハ 2004年/126分 韓国
出演:チェ・ミンシク 、キム・ホジョン 、チャン・シニョン

今や飛ぶ鳥落す勢い韓流映画です。でも、イケメン俳優は出てこない韓流映画、地味です 笑。
素直によかったです。ちょっと甘く見ていました、すみませんでした 笑


好きな道で生計をたてようと頑張りながらも、すべてのことにどうもうまくいかない主人公。

地方に非常勤の講師としてやってくるが、そこにいる人々は彼よりもずっと厳しい状況で生きている

人ばかりだった。都会の人が忘れていような、人を思いやる気持ち、やさしい気持ちを、感傷的に

ならずに淡々と描いています。

個人的には、炭鉱で働くお父さん達に、子供の演奏を聞かせてあけるところがよかったな、

ウルルんっす

プロデューサーズ ☆☆☆・

監督:スーザン・ストローマン 2005年/134分 アメリカ 脚本:メル・ブルックス
出演:ネイサン・レイン 、マシュー・ブロデリック 、ユマ・サーマン 、ウィル・フェレル


数年前にトニー賞を総なめにしたミュージカルの映画版。見たいなぁと思った舞台が、

そのまま映画になったのですから、これは見にいかねば 笑 
ネイサン・レインが主演男優賞をもらっていましたが、その訳は映画を見て納得。

マシューより見せ場が多いし、あくが強いのね 笑
パワー全開で、意外と下品なおバカコメディ、エンドロールまでサービス精神満載

の楽しい映画でした。でも、やっぱり舞台版で見たいかも。

ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR ☆☆☆

監督:ティムール・ベクマンベトフ 2004年/115分 ロシア
出演:コンスタンチン・ハベンスキー、ウラジーミル・メニショフ


三部作のひとつなのだそうで、お話がちょっと中途半端な感は否めません。
つづくで終わってしまいますし 笑 キャッチフレーズがロシア版マトリックス
だったので、あれとくらべるとずっとアナログチックというか泥臭い感じ?
ですが、斬新だなぁと思う映像もあって、決して嫌いではありません。
ただ、動きが速すぎて何が起こってるかよくわからない場面(CASSHERNのよう
に)がたくさんありました。ストーリーはシンプルで、善と悪とか個人的な理由で
息子を守りたいとか 笑、とかく壮大なスケールにしたがるハリウッド映画とは
違い、ちっちゃいところがいいですわ

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