ジャンゴフェットでもサロ魔に敗れる。Part9 | 仮装ランナー★ボバランナー

仮装ランナー★ボバランナー

仮装ラン&ファンランで、人間ウォッチングするミッションを遂行!

ちょっとネットに繋がらないトラブルとかあり、

間が開いてしまいました。

 

ここまで長々とサロマ記事書いているのは、

4連敗もしたことだし、

 

自分なりに走り始めた原点に立ち還って、

再始動したいと思ったからです。

 

それは、リタイアバスの中で聞いたある会話に、

打ちのめされた後、勇気をもらうという出来事があり、

 

思うところがあって、

 

ボバフェットとかやりながら走っている根本的な意味を

再確認しているという事です。

 

それで、レポというより個人の備忘録のようになってますが、

記録に残しておきたいんで、勘弁してくださいw

 

注:ウザイ話が続くのでこれ以上読まない方がいいかもしれません。

 

だいたい走り始めたきっかけと言うのは、

ダイエット目的から始めたウォーキングをしているときに、
マラソン大会に出てみないかと誘われたからなんですが、

最初は、テレビで見るエリートランナーの姿しか知らないから
とても無理だと思って、断っていました。

しかし制限時間が6時間で、別に全てを走る必要はなくて、

途中歩いても完走できることが分かって、
エントリーしようと思いましたね。

それが大会5か月前。

何しろ体育が大嫌いで、運動に関する自信と言うのが
ありませんでしたから、

 

エントリーするのもかなりの決断が必要でした。

試しにちょっと走ってみた時、すぐに息が切れて、

500メートルも走れません。

これで本当に走れるようになるのだろうか?
と、不安しかなかったです。

しかしウォーキングの途中にちょっとランをする練習を

繰り返すうちに、1キロ走れるようになり3キロ走れるようになり、

5キロ走れるようになり、なんとか10キロ走れるようになった時に、

もしかしたらやれるかもしれない・・

という自信が生まれてきます。

ここまで3か月以上は、かかったと思う。

そして大会1か月前くらいに20キロ走を初めてやって、

大会に参加、なんとか5時間くらいで完走できたことで、
運動に対する自信をちょっと取り戻すことができたんです。

そこからボバフェットランナー化するまで1年しかかかっていません。

その理由は、前にも書いたんですが、

練習中に、聞いた発言に対する反発心と憤りが大きいです。

 


「4時間半なんてカッコ悪すぎ、サブ4以下しか記録じゃねー」

とか

「5時間なんて恥ずかしくて人様に言えない」


同じくらいの時期に走り始めた人なんですけどね。

いらん知識でどんどん頭でっかちになった上に、

SNSでエエカッコしたい欲ばかりが肥大した姿をそこに見た・・

もはやそこに走る喜びなどない・・
 

 

今は、まぁみんな体育が得意で運動に自信があったから、

走りに対する要求が高かっただけだった・・

事にしていますがw

その点、私はもともと運動に対する自信がなかったから、

フルマラソンが走れるようになった喜びが大きくて、
記録なんて気にもしてない・・・
 

 

 

と、思っていたら周りに影響されて、

時間ばかり気にかけるようになっていたんですけどねw

しかし上記の発言を聞いた時、目が覚め?ました。

それ以来、時間も一切測らない自由な走りをするようになって、

ますます走るのが楽しくなり、

走ってどこかへ行くという新たな楽しみが生まれます。

これが一番性に合っていたのかと、自己発見した思いですw

そしてこれがウルトラへをやりたくなった遠因となっています。

ボバフェットになった(真の)理由は、後半に・・・

という長い前置きを踏まえて、つづきです。

 

50キロ関門を過ぎてからは、

1枚も写真を撮っていません。

 

あまりにも雨が強くなったのと、指の動きが

鈍くなっていたから写真撮るどころじゃなかった

からです。

 

気分的にも撮る気になれなかったのかも知れません。

 

もう坦々と進んでいた。(に違いない)

 

そしてたどり着いた、ホテルグランティアの大エイド。

 

 

 

土砂降りの雨。

 

止まったとたんに、寒さでブルブル震える。

 

すると、どこからともなく・・

 

「あ~寒い!もうイヤ!」

 

さっきの美ジョガーに違いないw(確証はありませんが)

 

実際あまりにも寒くて、震えて力が入らない。

 

とても60キロ関門まで行って終了・・・

する気にはなれなかった。

 

 

 

 

預けておいたバッグを受け取り、中に入れておいたドリンク剤を飲む。

 

救護テントの中を覗くと、点滴を受けながら寝ている人がいる。

2年前は、あの状態になっていたのか・・・

 

 

スタッフの人から銀色のエマージェンシーシートをもらって

バスに乗り込み、シートを巻いたまましばらくしていると、

 

やっと震えが止まってきた。

 

その間にも、続々とランナーが乗り込んできて、

30分ほど待機した後に、ゴールへ向けて出発します。

 

バスの中は、そんなに悲壮感で満たされている感じではなく、

みんな寒さでダメだった話をしています。

 

そしてそんな話の中に、恐ろしい事を言う人が・・・

 

 

その人は、今回で・・・

 

 

5連敗!

 

 

したという。

 

4連敗してショックを受けていたのに5連敗したのか・・

 

しかもどう見ても、結構な経験がありそうな感じの人で、

5連敗もするような人には思えない。

 

そもそもサロマに出ている人は、フルマラソンなら何度も出ていて、

ウルトラも走っているようなそれなり(以上)の経験がある人しか

いない(と思う)が、その人もかなり走れそうな感じの人だった。

 

あんな人でも5連敗するのか!

 

確かに2014年は暑すぎ、今年は寒すぎという悪条件だったが、

その他の年は、悪くはなかったハズ。

 

それなのに・・・

 

ここで思い出すのが、最初の年にバスの中で聞いた、

 

10連敗!

 

の話。

 

本当に10連敗が出来るのか今でも疑問に思っていたのが、

俄かに現実味を帯びてきた・・。

 

だいたい10連敗なんて、狙ってやったとしてもある意味偉業?

ではないだろうか。

 

”逆サロマンブルー賞”でもあげたいくらいw

 

その人は、確か神奈川県から来ている話だったが、

その後完走したのだろうか?

 

非常に気になる。

 

バスの中で、そんな事を考えながら、恐ろしくなってきた・・。

 

 

 

もしかして・・・

 

 

 

サロ魔に呪われた人は完走できないのか?

 

 

こりゃボバフェットなんかやってる場合じゃないぞ・・

あまりにも非情な現実に打ちのめされていると、

 

 

 

今度は、勇気が出る話が聞こえてきた。

 

その人は、今年で走歴20年だという

 

 

75歳の人!

 

 

だった。

 

75歳でサロマに出ている人がいるのか!

 

しかも55歳から走り始めての走歴20年!

 

今回はダメでも過去完走しているらしい。

 

しかも毎年フル4回、ウルトラ3回遠征しているという!

 

来年(も?)宮古島ウルトラに出るとか言ってるしw

(ちなみに北海道の人でした)

 

見た目も若々しく、筋肉質の足を見るととても75歳には見えない。

 

55歳から始めて、75歳になってもこんな走力と気力と体力を維持できるのか!

 

その人の話を聞いていると、走れることが楽しくて仕方がない

感じだった。

 

そう、走れる喜び。

 

これを忘れちゃいけない。

 

 

連敗して、悪い事ばかりを考えるようになっていた。

 

必要以上にサロ魔を恐れていたのかもしれない。

 

 

考えてみれば、全く走れないところから始めてフルマラソンにでるようになって、サロマを走りたいと思って、

サロマでボバフェットをやると決めて、

 

実際に4回もここに来て、ボバフェットをやった。

 

タイガーマスク師匠にも会えたしスパイダーマンにも会えたし、

ニシシさんとも会えた。

 

ここにネタとして書くこともできるようにもなったしw

 

ボバフェットをやっていなければ、こんなことは起きなかった。

 

そのことだけでも評価しておこう。

 

完走してないくせに評価できるのかよ!

 

とか思われるかもしれないが、評価しておこう。

 

自分で自分をホメて何が悪いw

 

走れるだけで儲けもんなんです。

 

 

はっきり言ってバスの中に、あの75歳のランナーがいなければ、

 

打ちのめされただけだっただろう。

 

50キロから出直そうか・・

 

とか

 

サロ魔じゃない別のウルトラでもいいんじゃないのか?

 

とかかなり弱気になっていた。

 

でもあの人の話を聞いていると、悩む必要もクヨクヨする必要もないと

感じて、気持ちが非常に楽になった。

 

だいたい5連敗した人が、自分よりかなり走れるとか思ってしまうのも、

体育の時間に受けた屈辱で、

 

自分のセルフイメージまでも著しく下げられているからに違いない。

 

 

しかしあの人のように、55歳から始めて75歳になってもウルトラを

走れる人がいることがわかると、

 

まだまだここからやれる勇気が湧いてきた。

 

 

 

そしてボバフェットをやっている真の理由とは何か?

 

※まだウザイ話が続きますので気分を害したくない方は、

この辺で離脱をおススメします。

 

 

運動が大の苦手で、体育が一番嫌いだったと言いましたけど、

 

実は、一つだけそれなりに出来たことがあります。

 

それは・・

 

水泳

 

他の事は、全くダメなのになぜか泳ぐことは、意外と出来てたんです。

 

それは、川で遊んでいたから自然に泳げるようになって

いたのかも知れません。(適当な泳ぎ方だったかもしれないですが)

 

だから唯一水泳の時間だけは、イヤではなかった。

 

そして、中学の時水泳部にも入ってしまいました。

 

しかし水泳部は、半年ほどで逃げるようにやめました。

というか、逃げたんですけどね。

 

なぜ逃げたのか?

 

それは、先輩・後輩の上下関係が受け入れられなかったから。

 

もう最初から受け入れたくない気持ちしかなくて、

何かと(先輩を)避けたり無視するような態度を取っていたら、

目を付けられて、嫌がらせ的行為を受けるようになって、

 

ここにいたらヤバいと思って、適当なウソをついて

(たしか体の不調でできなくなったとか言った気がする)

さっさと辞めました。

 

水泳自体は、やれる感じだっただけに今思えば、

残念な気もしていますが、

 

ああいう上下関係だけは、今でも一番嫌な文化なので、

まぁよかったと思っています。

 

そして、自分だけはこんな文化を絶対に受け入れない、

引き継がない、自分が嫌なことを他人に強要しない、

事をポリシーとして生きています。

だから協調性?とかあまりありません。
ダラダラした付き合いみたいなのは、(もはや)無いです。

やっぱりみんなと(ベタベタ)仲良くしていなきゃだめなのか?
とか悩んでいた時期もありますが、

今は、全く思ってなくて、

これでいいのだ!

状態ですw

 

話を戻して、部活のような集団は全くなじめないとわかってから、

文化部も含めて一切近寄ることはなかった・・・。

 

しかし高校の時、演劇部に誘われたことがあった。

 

その時は、

 

演劇なんかやれるかよ!

 

としか思っていなかったから、

適当にごまかして避けていたら・・・

 

文化祭の時、ソイツの演技を見てちょっと感動してしまい、

 

なんだ演劇ってなかなか面白いな・・

 

と、ずっと心に引っかかっていた。

 

ソイツがたしか王様の恰好をしていたのも強く印象に残っている。

 

そのせいで、潜在意識の中に何かの恰好をしてみたいという

思いが潜んでいたのだろう。

 

突然ボバフェットの恰好をしてしまったのも自分の深い意識下に

眠っていた願望が表面化してしまったから。(に違いない)

 

その願望を引き出したのは、初めての大会である”下関海響マラソン”

で、目撃したドラえもんランナーだろう。

 

あんな大きな着ぐるみを着てフルマラソンを走る人がいる!

 

仮装ランナーの存在など全く知らなかったから、

それはかなりのインパクトだった。

 

初の大会で一番印象に残っているのが、ドラえもんだw

 

スポーツの大会なんて一生縁がないと思っていたから、

まさかマラソン大会に出るようになるとは、夢にも思ってなかった。

 

そしてまさか仮装ランナーになってしまうとは・・・。

 

原点から今までを振り返ると、

 

ボバフェット化して、走るようになったのは、

 

そうなるべくしてなった・・・のだと思う。

 

つまりボバフェットで、大会に出ているのは、

あの頃やらなかった部活を今一人でやり直しているようなものです。

 

 

陸上部と演劇部を同時にやってるんです。
(ホントかよw)

 

時々レポの中で、妄想ストーリーが出てくるのも演劇部を

やっているからです。(ホントかよw)

 

でもこうやって何年も大会に出続ける事で、

体育に対する憎しみも消えつつありますが。

 

さらに仮装ランナーの世界?があることもわかった。

 

仮装ランナーをやっている人は、自分も周りも楽しいからとか

言うかもしれない。

 

でも単にそれだけでは無くて、みんなそれぞれのストーリーが

あるハズ。

 

それはただの仮装ではなくてこれでマラソンを

走らなきゃならないから。

 

ハロウィンで、仮装するのとは訳が違うんです。

なんらかの覚悟や使命感がないとできない行為です。

 

だから仮装ランナーをやっている人にも興味が出てくる。

何があなたを仮装ランナーにさせたのか?

 

 

 

今回もくぐれなかったゴールゲート。

バスの中で出会ったあの人のおかげで、
悔しさは、なかった。

 

 

 

 

(スイマセン少しはありましたw)

 

これが今のレベルだと、むしろ納得ができて、
またチャレンジしてやろうという気持ちが湧いてきた。

 

 

どんな気象条件でも完走する人は、完走するので

寒かったからとか言い訳にしかならないかもしれないが、

 

脚が動かなくなったのではなくて、寒さで体に力が入らなくなった。

 

あんな雨が降らなければ・・・

 

しかしそれがサロ魔。

 

と言うわけで、一部マニアの皆様。

 

まだこのミッションは、終わりませんのでご安心?くださいw

 

ここまでの経験で、どれくらいで走る必要があるのかとか

コスチュームの問題点もわかったので、

 

次はそれらを改善して、出動します。

 

自分で読んでもイチイチウザイとか思う記事を

ここまで付き合っていただきありがとうございます。

 

それから価値観や倫理観の違いから、

なんか不快感が残った方や

 

何かの間違い?でここにたどり着いてイラっときた方、

とりあえず謝ります。

 

スイマセン。

 

 

2017サロマミッションの記録

 

おわり