最終日は、早めの朝食をとって、修善寺温泉を8時前に出発。
目指すは土肥港。
ナビに導かれるままに、伊豆の山道を走る。おそらく国道136号線だと思うのだが、いいワインディングロードだ。
しかし、地元の車のペースは速い。アベ60km/hは軽く超えているだろう。流れに乗って峠を駆け上り、駆け下る。
40分ほどで、土肥港着。
駿河湾フェリー。ゴールド塗装の富士。
船首にはためく旗印は葵のご紋。いかにも徳川家のおひざ元。
乗船して、見ると、プラス500円で、特別席に乗れる。しかもコーヒー付き。これは利用しなければ。
早速料金を払って、二階席へ上がると、なんとブリッジ下の特等席。見晴らし最高。リクライニングシートは快適。
おいしいコーヒーに、ちび丸子ちゃん印の豆菓子をいただきながら、くつろいでいると出航。
海は少し波があるが、船はほとんど揺れない。
間もなく、駿河湾に入って、富士山が見えるかもと、デッキに出てみるが、雲が多く、見えない。
かすかに富士山が見えているのがわかるだろうか。
ラッキー。母も喜んで写真を撮っていたが、後で現像したら、同じようにかすかだが、写っていた。よかったよかった。
船室に戻って、話をしていたら、隣の席のおばさんたちが聞いていて、残念がっていた。おばおばさんたちは、このお天気では見えないと、あきらめていたらしい。慌てて見に行ったが、もう雲に隠れて見えなかったそうだ。
しかし、清水港入港直前。富士山は再び顔を見せてくれた。今度は、みんな揃ってデッキへ。おばさんたちも大喜び。めでたしめでたし。
三保の松原を左に見て
無事に清水港に入港。駿河湾の船の旅は終わった。
清水ICから、東名に乗り、少し東京方面へ。こっちへ進まないと新東名への乗り換えがうまくいかない。清水JCTから連絡線に乗り、新清水JCTから新東名へ。
ここで、名古屋方面に進路を取る。
浜松SAで、お昼。
私は、ウナギのひつまぶしを、嫁さんと、母は浜松ラーメンを食べる。ウナギは中国産と、浜名湖産があったのだが、その値段の差に愕然。残念ながら中国産を選んでしまった。根性なしだ。
それぞれ、とてもおいしかった。ひつまぶしは中国産にもかかわらず、柔らかく、たれの香りがとてもよく、最後の出汁茶漬けまで、しっかりたのしんでいただいた。
あとはひたすら帰るだけ。新東名から、伊勢湾岸、新名神へと進み、土山で休憩を取ろうと思ったが、母がまだいけるというので、一気に草津JCTまで進む。ここでトイレ休憩をして、名神に合流。
瀬田JCTから京滋バイパスを抜け、久御山JCTから第二京阪に入る。遠くにあべのハルカスが見えてきたときは、かえって来たなと、少しほっとした。
門真JCTから近畿道、阪和道と走る。ところが交通量が多いうえに、自分勝手な運転をする奴らが多い。明らかに交通マナーという点では、残念ながら、関西より関東の方がいいとい言わざるを得ない。
何とか岸和田和泉ICを走りおりて、3時過ぎに帰宅。長い旅は終わった。
幸い、母も、あまり疲れを感じることがなかったようで、元気元気。
翌日から、仕事を再開するのだから太したものだ。
母の、東京が見たいという夢もかなえたし、久しぶりの、伊豆箱根も楽しめた。東京の道をあれこれ走れたのも楽しかったし、いい旅ができたと思う。
さて、次はどこへ行こうかな。