ウィーン・リング・アンサンブル
ニューイヤー・コンサート
JAPAN●2013 東京公演
◎J.シュトラウスⅡ:
・オペレッタ『こうもり』序曲
・ワルツ「芸術家の生活」
・ポルカ・シュネル「浮気心 」
・ワルツ「加速度」
・ポルカ・シュネル「観光列車」
~休 憩~
◎ヴェルディ: オペラ・メドレー
◎ツィーラー: ワルツ「天国の幸せ」
◎J.シュトラウスⅡ: ポルカ「クラップフェンの森で」
◎ツィーラー:
・ワルツ「ウィーン娘」
・ぶどう畑のギャロップ
◎J.シュトラウスⅠ: ケッテンブリュッケ・ワルツ
◎J.シュトラウスⅡ:
・オペレッタ「こうもり」からチャールダーシュ
・「雷鳴と電光」
<アンコール>
◎J.シュトラウスⅠ:フリオーソ・ギャロップ
◎ツィーラー:ワルツ「楽しめ人生を」
◎J.シュトラウスⅡ:ワルツ「美しく青きドナウ」
◎J.シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲
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ヴァイオリン:ライナー・キュッヒル
ヴァイオリン:ダニエル・フロシャウアー
ヴィオラ:ハインリヒ・コル
チェロ:ロベルト・ナジ
コントラバス:ミヒャエル・ブラーデラー
フルート:ヴォルフガンク・シュルツ
クラリネット:ペーター・シュミードル
クラリネット:ヨハン・ヒントラー
ホルン:ウォルフガング・トムベックJr
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S:9,000 A:7,000 B:5,000
(2013.1.7、東京・サントリーホール)
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経理データと実態の数字が、わずか1円合わず、辛うじて後半から聴くことができました。1円に泣く、とはまさにこのことですね。最終的には500円のマイナスでした(笑)
そんな仕事はじめの不運もあった新年1回目の演奏会は、ウィーン・フィルの主要メンバー9名で構成されたウィーン・リング・アンサンブル。シュトラウス・ファミリー、ツィーラー、そしてレハールらウィーンゆかりの作曲家のワルツやポルカ等を演奏するために結成され、
1991年の初来日以降ほぼ毎年この時期に来日し、今年が23回目。この時期とは、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートが終わりすぐさま日本に来てくれるというハードスケジュール。今年もキュッヒル、フロシャウアー、ブラーデラー、トムベックJrがニューイヤーからの直行組。このアンサンブルの活動の中心はウィーン、そして、我が国日本というのですから、嬉しい限りです。
さて、肝心の演奏会の中身ですが、
終始厳しい顔をしながらも雷鳴と雷光における打楽器を請け負ったキュッヒルの独壇場でした。愛器・ストラディバリウスを駆使してもの凄い音圧と音量で会場を制するともいうべきカリスマ性にウィーン・フィルのコンマス魂を見た気がします。圧倒的な存在感でした。
そんな厳しい顔をしたキュッヒルに対し、会場を和ませ温めてくれるのは、シュルツとシュミードルの漫才師のようなコンビ。笑わせてもらいました。この名物奏者お二人の人間性こそがウィーン・フィルだなあ、と思います。
また、メンバー最若年ブラーデラーは、ウィーン・フィルの大先輩に頭が上がらない様子で常に先頭を立たされていたのも微笑ましい光景。
しかし何と言っても、「ドナウ」の冒頭。弦のトレモロに乗ってホルンが奏でる場面は、フル編成のウィーン・フィルのサウンドそのもの!!思わず、鳥肌がたちました!痺れました!!これを聴いただけでも、この演奏会に出向いた価値がありました。
ウィーン・フィルのサウンドの濃厚さと真髄を改めて思い知ったこの演奏会。
本国ムジークフェラインでのニューイヤーを聴きにン十万出せなくとも、東京にいながらにしてこの料金で聴けるなら、と思わせてくれる内容のある演奏会でした。
しかも、アンコール4曲と大盤振る舞いのお陰で後半だけでも十分に楽しむことができました。
楽しく、愉快で、しかも、中身が詰まった、素晴らしいひとときでした。そして、早くも、来年も行こう、と決意しました(笑)

























