☆2024.05.12 今日のアトガキ! 守屋美の勝負度胸には感心させられた! | ボートレース 元記者のスペシャル予想!【BOAT RACE】【my prediction】

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長年の経験を生かして、展示気配の見極めに全力を注ぎます!!!
点数を絞っての”大口勝負”あり、多めの点数での”高配当狙い”あり、
とにかく気配重視で狙っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
宮島・12R・①④③
1,800円×0枚=0円
 
 残念ながら舟券はゲットならなかったが、本当にいいレースを見せてもらった。
 この優勝戦の前には、完全に足が仕上がっている守屋美が難なく逃げる単調なレースになると思っていたし、実際にそのレースを観ても、"だろうね…"というような感じだったのだが、レース後の正式な競走成績を見て本当に驚いた。なんと、守屋美がインから放ったスタートタイミングはコンマ02だったのだ。
 ご存じの方も多いと思うのだが、この守屋美は、先日の地元・児島のGⅠ戦の準優でFを切ってしまい、大きなペナルティーを科せられることとなってしまったばかりだ…。今年は、8月のレディースチャンピオンも、年末のクイーンズクライマックスも走れない…。その絶望感の中、気持ちを切り替えての好走を続けていただけでも素晴らしい精神力だなぁと感心させられていたのだが…。
 視界の悪い大雨の中、しかも追い風…。そんな中、このスタートが打てるのは、やはりイン戦には絶対の自信を持っている証拠でもあるし、このレースは絶対に勝たないといけないという強い気持ちの表れでもあったように思う。
 個人的には、野中和夫、安岐真人、今村豊など、艇史に名を残すレジェンドたちが、いろんなものを賭けて臨む姿を目の前で何度も見てきた。当日は、取材をしたくても声を掛けることができないほどの空気に包まれており、近づくこともできなかったことが何度もあったのだが、この守屋美も、実はそういう空気感を出すことは少なくない。
 レジェンドたちほどの威圧感はないものの、報道陣とは目を合わさず、『今は集中したいので話し掛けないでください』というような"無言の訴え"とも思える厳しい表情でピットを歩く姿を目にすることも多かった。恐らく今日も一日、そういう雰囲気があったのではないだろうか。
 そして表彰式。このインタビューをご覧になった方も多いと思うのだが…。
 インタビュアー(宮島・実況の有冨アナ)の『ご自身、納得の走りはできましたか?』に対して、守屋美は下をうつむいたまま数秒考えて『ん~…て感じがします。』と、納得のできるレースだったとは言えないとの意思表示を見せた。有冨アナは、少し驚いたような感じで『えっ、どういったところがですか?』と。すると守屋美は、少し間を開けて『それは秘密です』と申し訳なさそうな感じで一言。有冨アナは『1マークもミスはなかったように見えましたしね…』と返すと、守屋美は『はい』と答えただけだった。ただ、決して愛想のない感じではなく、言えなくて申し訳ないです…という空気を出していた。
 どうしても言えないこと…。となると、元記者としては分かってしまったのだが、やはりF覚悟で勝負を賭けたということなのだろう。
 いろんな関係者も注目して聞いているこの場で、『スタート遅れて負けて悔いが残るよりも、F覚悟で行って切ってしまったとしても、そっちの方が悔いはない…と思ったので、勝負しました…』とはさすがに言えない。それを言ってしまうと、"何億円返還したとしても…"という言葉が含まれていることになるし、守屋美もその本音だけは言うべきではない…と思ったのだろう。
 こんな勝負の仕方は、自分の中では"間違っている"…という気持ちがあったのだろう。それでも、段トツのファン投票1位で、この節一パワーで、圧倒的人気を集めたこのレースを負けるわけにはいかない…という強い気持ちがそういう選択にさせてしまったのだろう。
 それでも、私は、Fを切らずにコンマ02の鋭発が決まったのは、運ではなく守屋美の実力だと思う。スリットの直前では、『もうここでは放れない。入っていてくれ…』と願うような気持ちで放らずに勝負したのだとは思うのだが、それも含めてこれが守屋美の実力なのだ。
 
 個人的には、"人気も実力も女子No.1" だというのを、ファンはもちろん、大勢の選手をも納得させるような本当に素晴らしいレースだったと思う。

 

 

 

住之江・11R・①⑥②

2,490円×0枚=0円

 

 利益を大きく出したいと思い、ちょっと絞り過ぎたのが失敗・・・。普段なら対抗印の選手を3着でも押さえるのだが・・・。

 

 (準優の)展示ではそこまで目立つ気配ではなかった①前沢丈だが、本番は軽快な行き足といい回り足を見せスンナリと逃げ勝ってファイナルの①枠もゲット。スタートもシッカリと決まっている。最後も質のいいスタートと質のいい旋回でキッチリ逃げ切るだろう。2、3着の軸には④春園功を推す。準優は2マークの逆転で2着に。回り足系はかなり良く映った。なんと10節連続での優出。今年は絶好調だ。ここは③荒川健が攻めた後を素早く切り込んで浮上する形になりそう。

①→④⇔流し 8点勝負。安いところは大口で。