【この記事のポイント】
・日曜日は閉店が多い結城のランチ、那珂湊直送のシラス丼を味わえたというのは有り難い



毎年7月初旬には、結城のお寺の法要があって…
そうだ、昨年は1日早い土曜日に行ってしまい、改めて翌日にと2日にわたって行ったんだった。

今年はそんなミスを繰り返すわけがない。

なんて偉そうに言っているものの、当日の朝になってから今日であるということを認識、若干焦ったというのが正直なところ。
家の片付けが続いていて、頭がいっぱいだったせいでしょうね。

法要に行く前にランチということで、昨年と同じ『ことぶき寿司』に入ってみたところ…
なぬ、予約でいっぱい。

法事か何かで団体さんが入っている様子。
仕方ない、他を探すしかないけど… 日曜日は開いている店が少ないんだよなぁ。

とりあえずとお店が何軒かあるエリアに向かって歩き始めてすぐ。
あれ、こんなところにお店があるじゃないですか。
『chez chan-mori 』、しらす丼のお店らしい。

営業中とは書いてあるけど、大丈夫かと大将に尋ねてみます。
「あ、お店はやっているんですけどね、ちょうどご飯を切らしてしまって、炊くのに20分ほど時間を頂くんですけど… 大丈夫でしょうか?」

法要までそんなに時間があるわけじゃないものの、20分ならまぁなんとか。
加えて、他のお店を探したって20分ではまず見つからない。
大人しく待つのが間違いないだろうと踏んだという訳です。

お待ち頂いている間にどうぞと、大将が出してくれた冷やし甘酒。
この日は無茶苦茶暑かったので、ほんのり甘くて身体を優しく冷やしてくれる一品がありがたい。

ご飯が炊けるまでの間はやることがないのか、中学生まで結城いた父と大将の会話がはじまり。
聞いていると、大将は那珂湊ご出身とのこと。

「あ、だからシラスなんですか。」と私。
「えぇ、シラスというと湘南が有名ですけど、水揚げは茨城の方が全然多いんですよ。」

「茨城よりも多いのは兵庫、愛知と静岡ぐらいでなんですけど、意外に知られていないんですよね。」
「私の叔父がシラス関連の仕事をしていて、そこから仕入れているシラスなんです。」

話は面白いんだけど、大将の話が止まらない。
もしかして、もうご飯は炊けているのに、話に夢中になっているんじゃないだろうか。

なんていううちに炊飯器がピーッと。
ここで大将も仕事モードになってくれ、あっという間に丼を3つ。

明太高菜しらす丼840円。

丼の上は名前のまんま、ボリュームもランチには丁度いい量。
あんまり時間もなくなってきたので、よし、頂きましょう。

まずはシラスとご飯をカプッと、うん、いい味だ。

何年か前、コロナ禍のなか旅行が緩和された時期に妻と娘と大洗に旅行して、その時に食べたシラスの美味しさを思い出します。
あれは生シラスだったけど、炊いたのも塩気控えめで旨味が強いのは、新鮮だからなんでしょうね。

その旨味に刺激が欲しくなったら、高菜や明太子をちょいと足して掻っ込む。
うん、これは堪らない。
さすが、本場から仕入れている味は素晴らしいですね。

海から遠い結城の街、こんなところでこんなに旨いシラスを食べることができるなんて。
しらすのホットサンドなんていうのもあるので、今度は是非食べてみたい。

いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。

 

 



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