【この記事のポイント】 ・武蔵小山の『麺や 一途』、フォンドヴォーを使ったフレンチ風ラーメンがなかなかの味
武蔵小山には飲食店が多数、でも普通に暮らしていると家での食事が基本、外食はなかなかしないものです。 在宅勤務のランチ、しかも自分一人だけの日というのが数少ない機会、少し気になっていた近所のラーメン屋さんに行ってみることにしました。
『麺や 一途』、フランス料理のシェフが作るラーメンで、スープにフォンドヴォーを使っているのが特徴なんだとか。 ん? フォンドヴォーって言葉は聞いたことあるけど、そもそも何だっけ? お店の公式サイトで調べてみると、仔牛の骨から抽出した出汁、フレンチのソースの土台となる物なんだとか。 鶏ガラや豚骨、魚介系の出汁はよく見ますけど、牛骨というのは聞いたことがないなと。
平日の11:30過ぎという時間、しかも雨が降っているのでさすがに空いていて、先客はお二人のみ。 さて、何を食べようか。 美味しそうなのはどれも変わらず、強いて選ぶとすれば…カレーですかね。 欧風カレーというのが面白く、値段も850円と今時のラーメン屋さんにしては驚くほどの安さ。 よし、まず一発目はこれだな。
待つこと5分もなく到着。 仕事の合間で時間も限られているので、このスピードはありがたいですね。 よし、それでは頂きましょう。 まずはスープを一口… おぉ、カレー風味。(←当たり前) カレーといってもよくある日本のカレーとは違うし、インドカレーともまた違う風味… あ、洋食屋さんのカレー、カレーパウダー系だ。 ピラフとかスープとか、香りだけで食欲をそそられるあの味。 私にゃフォンドヴォーは識別できないものの、美味しい洋食屋さんの味がラーメンになっているんです。
麺は中細、ツルッとしているのにスープの絡みよし。 間違いなくラーメンであるものの、スープが個性的なので違う食べ物のような気もしてしまう面白さ。
チャーシューがこれまたいい味なんですよ。 左の白いのは鶏でさっぱりとした旨味、右はノーマルな豚、密度が高く上質なハムのような舌触り。 どちらもしっとりとしているのが特徴で、この2品はワインのツマミにもなるような味わいでした。 これだけ凝った味なのにリーズナブルだと思ったら、先客の精算の時にちらっと「100円下げた」といった声が聞こえてきたんですよね。 どういう意図かまではわからなかったものの、物価上昇のなかで価格を下げるというのは勇気ある行動だなと。 お得に美味しく食べられる個性的なラーメン、美味しかった、ご馳走さまでした。

 

 

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