【この記事のポイント】
・トリガーには前提条件を組み合わせることもできて複雑に設定できるものの、やり過ぎると訳がわからなくなるのでシンプルを心がけるように



さて、スイッチボットのオートメーションに関する解説、本日はマスターすれば世界は広がるものの、少し複雑な設定について。

②「トリガー」は、複数の条件を組み合わせることができる
③オートメーションはできるだけシンプルに


②「トリガー」は、複数の条件を組み合わせることができる



注目したいのは、先ほどご紹介したこの画面の真ん中あたりにある「+詳細オプション」。
これを押すと、画面中段に「かつ」というのが登場します。

「かつ」というのは、上の「いつ」と組み合わせたい追加の条件。
設定できるのは「いつ」と似た内容で、例えば「0:00〜6:00」とか、「日の出から日の入りまで」なんていうのがあります。

例えばですけど、先程の「室温が30℃を超えたら、エアコンをオートモードでオンにする」に「日の入りから日の出までの間であれば」という条件も追加できる。
夜はエアコンを消して寝るけど、30℃を超える熱帯夜であれば自動的にオンにする、なんていうちょっと複雑な条件設定もできるという訳ですね。

そして「いつ」も「かつ」も、複数の条件を設定可。
複数ある場合、「いつ」の方は「いずれかの条件が満たされた時」、つまりはor条件。
「かつ」は「いずれかの前提条件が満たされた時」に加えて「全ての前提条件が満たされた時」(and条件)も選択可能。

組み合わせによって、相当複雑な条件も設定することが可能になります。
ただ、あまり複雑な条件を設定すると訳が分からなくなるのは間違いなし。

そこで重要になるのが、次の章の「オートメーションはシンプルに」なんです。


③オートメーションはできるだけシンプルに


これはいろいろ試した経験で得た教訓。

一つのオートメーションには、様々なトリガーやアクションを盛り込むことができる。
オートメーションの数が多いと設定や切り替えが面倒なので、オートメーションにはいろいろ盛り込みたくなる。

こんな思考は誰にでも働くものだし、これぐらいならわかる、大丈夫と思ってしまうのも自然なことですね。

でも、あまり盛り込み過ぎると細部を把握しきれなくなり、オートメーション同士で矛盾する操作が発生しがち。
オートメーションを小分けに、一つひとつをシンプルにしておくと、どのオートメーションが問題の原因なのかを理解することが容易になります。

また、オートメーションは一つずつ動作させる/させないを切り替えることもできるようになっています。
小分けになっていれば、原因特定のため「試しにこのオートメーションを止めてみよう」なんてこともできるという訳です。


やりたいことの全体を正しく実装したのち、、まとめられるオートメーションはまとめる。
そんな考え方が間違いないと思うんですよね。

以上がオートメーションの解説。
次は開閉センサーについて書いていきたいと思います。

 

 


【まとめ】
・トリガーは、「いつ」と「かつ」の組み合わせで様々なものを設定できる
・ただし複雑にすると理解が追いつかなくなるもの、デバッグも考えてできるだけシンプルに