今回は少しタイトルを変えて語ろう。。




2シーズン前の2016-17シーズンになるが、このシーズンはレアルマドリードにおいて様々なことが大きく変化したシーズンだった。

まさに革命とも言えるくらいに、、

まずこのシーズンのレアルはレアル史上で最強の強さを誇ったと言っていいだろう。

成績はリーガエスパニョーラのタイトルを永遠のライバルであるバルセロナから奪還し、CLも2連覇を達成した。

意外かもしれないが、レアルマドリードは3冠を達成したことがないチームなのだ。


それはさておき、この圧倒的な成績を残せたのは前述したように大きな変化があったからだと考える。

いくつかあるが、その中で最大の変化は、、




レアルの長年の武器であった ” BBC “ を解体したことだ。



ちなみに知らない方のために説明すると、これはベイル、ベンゼマ、クリスティアーノロナウドの頭文字を取った攻撃ユニットの名前だ。


監督のジダンはベイルを平気でスタメンから外し、代わりにイスコを起用した。


ジダンはクラブのレジェンドであり結果を残したのでペレスも渋々同意したのだ。


ただの戦術変更かと思うかもしれないが、断じてそれは違う。


レアルの監督に課せられた暗黙のルール、、


それはベイルを常にスタメン起用することだ。
ベイルはレアルの現会長であるフロレンティーノペレスが会長選の公約として当時の史上最高額の移籍金で獲得された選手なのだ。



ちなみに、この暗黙のルールのためにレアルでは様々な事件が起きた。


まず13-14シーズンでレアルはウンデシマ(10回目のCL制覇)を達成するのだが、その功労者であるディマリアがベイルのポジションと被るという理由でマンチェスターユナイテッドに放出された。


ディマリアは凄まじいスタミナを持ち超攻撃型のチームを支えるために守備でも奮闘した。
またチャンス時には圧巻のドリブルとパスセンスで主にクリロナをサポート。。


正真正銘クリロナの最高の相棒と言っていい。


ディマリアはクラブ幹部との折り合いが悪く、過去に何度か移籍が取り沙汰されたが、ロナウドは何度も残留を直訴したそうだ。

そしてベイルはディマリアだけでなく監督をも追い出すことになる。


ロナウド、ラモス、ぺぺ、カシージャスら中心選手と関係を悪化させた前任者のモウリーニョと違いアンチェロッティは親密なチーム作りに成功した。


しかし、アンチェロッティは会長の願いとは裏腹にベイルではなく、ロナウドを中心に添えたチーム作りをしてしまったため会長の怒りに触れチームを追われた。

ロナウドはペレスが獲得した選手ではない。
前会長のカルデロンの時に獲得された選手なのだ。

また先日、ロナウドがユベントスに移籍した理由も諸説あるが、怪我がちなベイルを会長が可愛いがり続けたのが面白くないという理由もあるそうだ。

アンチェロッティの後任のベニテスは会長の希望通りにベニテスを常にスタメン起用するものの結果が著しく伴わず、わずかな期間で解任されている。


この様にレアルの監督にとってベイルが目の上のたんこぶであることが分かったと思う。



ジダンは首尾一貫してベイルを売却しようとしてたが、それは怪我がちな体質に加え、プレーが独善的で活躍が散発的だからだ。


ちなみにベンゼマが異常に決定力が低くても常にスタメン利用された理由はただ1つ。


絶対エースのロナウドに気持ちよくプレーさせることができるからだ。

話を元に戻そう。


2つ目の大きな変化はロナウドをターンオーバーに組み入れたことだ。

これはジダンの監督としての最大の功績だろう。
ちなみにアンチェロッティはこれができずに14-15のCLを防衛失敗している。

人間というのは歳をとると当然、体力が落ちる。
体力を使うサッカー選手なら尚更だ。

それまで全ての試合でフル出場を果たしてきたロナウドをCLやリーガのビッグマッチのみ起用。
それ以外の試合ではベンチ入りさせても起用せず、アウェーゲームは招集すらしなかったほどだ。

その結果、特にCLで貴重なゴールを連発しチームを優勝に導いた。

最大の難所であった準々決勝のバイエルン戦でも2試合で5点を挙げ、準決勝アトレティコ戦ではハットトリック、決勝ユベントス戦では2ゴールを記録した。


恐らく全試合に出場していたら、無理だっただろう。


ロナウドだけでなくモドリッチ、クロース、セルヒオラモスらもターンオーバーに組み入れたジダン。

彼らが抜けた試合では控え組が奮起した。

最強のBチームと称された控え組にはハメスロドリゲス、ルーカスバスケス、アセンシオ、モラタ、コバチッチ、ぺぺなど他のチームなら確実に主力を張れるメンバーがいた。

シーズン中盤でBチームの方が得点数が多い時もあったくらいだ。


前シーズンのCLは結果的に優勝できたものの、ターンオーバーを行わないため対戦相手に恵まれたものの大苦戦を強いられたため、ジダンはターンオーバーの必要性を痛感したのだろう。


このように16-17のレアルが圧倒的な成績を残せたのは大きな変化があったからだ。


そういう意味では、今シーズンは見ものだ。


カリスマ監督のジダン、絶対的エースのロナウドが抜け、頼もしかった控えの選手達もほぼいなくなった。


レアルマドリードの底力あるかどうかは今シーズンの結果により分かるだろう。。