岡山市議会議員選挙 立候補にあたって その2 | 岡山市議会議員  高橋 雄大 人への投資を通じて真に強い岡山市を創造する オフィシャルブログ Powered by Ameba

岡山市議会議員選挙 立候補にあたって その2

2011年に岡山市議会最年少議員として当選させて頂き、この四年間の議員活動生活を踏まえて、これまでの活動の総括とこれからの決意を皆様にご報告させて頂きます。


【岡山市議会議員選挙 立候補にあたって】


これまでの成果


岡山市議会 最年少市議会議員として、初めての任期を満了する中で、基本的な三つの柱を中心として、様々なことに取り組んでまいりました。その中でも、下記の案件において、代表的な成果を得ることができました。


情報公開を通じて、開かれた市政を実現
子どもの貧困対策が岡山市の子ども子育て育成プランに明確に位置づけられる


最初の項目の「開かれた市政を実現」とは、人への投資を軸とした年間の予算編成過程を『見える化』することで、市民の皆さんの信頼を得る土台づくりに着手することができました。

その結果として、平成27年度予算編成過程から、予算編成方針からはじまり、予算要求、財政局や市長査定を経て、予算案の決定までのプロセスが全て公開されるようになり、市政が大きく前進しました。こうした予算の枠組みの中で、世代を超えた経済的不平等の是正、格差対策に取り組んできました。


子どもたちへの投資


最新の厚労省の調査では子どもの貧困率は16.3パーセントと過去最悪の水準です。さらにひとり親家庭に限定すると、貧困率は54.6%と跳ね上がります。今の政府の経済に対するスタンスではますます格差が広がると思われます。そしてこの格差や貧困は世代を超えて連鎖します。この貧困の連鎖は子どもにとっても不幸であり、何よりも社会にとって大損失になります。


議会での議論の中で「国の子どもの貧困対策法の成立をうけて、子どもたちや子育て世代と1番近い関係にある岡山市が何もしないのはおかしいじゃないか、基礎自治体だからこそ、この問題に真正面から向き合う必要があるのではないか」ということを議論し続けてきました。


この状況を改善していく為に、基礎自治体としての岡山市は、政策的に大胆な手当を未来への投資として行っていかなければなりません。就学前教育、保育、そして義務教育の実施主体は岡山市にあります。縦割行政といわれている教育行政や保健福祉行政にしっかりと横串を指して、相互に連携した戦略的な取組みを進めるための議論の先頭に立ってきました。


結果として、岡山市の新しい子ども子育て育成プランの中に明確に子どもの貧困対策が位置づけられることになりました。同時に教職員の皆さんの養成プログラムの中にも子どもの貧困についてが盛り込まれることとなりました。

大きな前進ですが、これから具体的な中身についてしっかり議論を進めたいと思っています。


もう一つは世代間の貧困の連鎖を断ち切るための一つの基準が高等学校進学の有無です。この視点にたち、実際の成果としては、国と連携した生活困窮者自立支援モデル事業の一環で保護世帯の子どもの学習支援事業をスタートさせることができました。その結果として、昨年度この事業に参加した子どもたち全員が高校進学を果たしました。また、子どもの医療費の助成対象も小学6年生まで拡大されましたが、これからも時代の要請に合わせて柔軟に議論しなければいけません。


すでにご周知のとおり、岡山市は30代、40代のいわゆる子育て世代の方々が、2011年の震災以降は移住先として選んでいます。人口減少対策が重要な自治体政策の課題となっている中で、子育て世代や子どもたちの不平等、孤立をいかに無くしていくかが、これから20年、30年先の岡山市を大きく左右する重要なファクターになります。子育て真っ最中の議員として、この点にしっかり取り組みたいと思っています。


【次へと続きます。】


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