帰国
帰ってきました。
やはり岡山は落ち着きます。
岡山市議会アジア行政視察訪問団の一員として、シンガポール、ベトナム、タイの3か国を視察しました。
岡山市議会として、東南アジアへの海外行政視察は初めての経験です。
同じ東南アジアでありながら3か国とも全く違ったそれぞれの良さがあり、それぞれの国の風土や文化を肌で学ぶことができた有意義な視察になりました。
初日はシンガポール市の財団法人自治体国際化協会(CLAIR)にお邪魔し、
シンガポールの現状についてお話を伺いました。
CLAIRシンガポール事務所は、シンガポールをはじめとした東南アジア諸国と日本に地方自治体との
間の国際交流や協力事業を推進するために、1990年に設置され現在では、アセアン10か国及び、インド
を担当地域として、様々な活動を行っています。
日本の各地の自治体から職員の方々がここに派遣され、日本の自治体の国際交流を推進しています。
残念ながら岡山市からは派遣がされていません。
成長著しい東南アジアとの国際交流や情報交換の場に、是非、岡山市も参加していただきたい。
そんな思いを持ちました。
そして、産業、経済施策を視察するため、マリーナベイザンズへ移動。
こちらのマリーナベイサンズは、アジアにおけるビジネス、レジャー、エンターテイメントの主要な目的地となっています。
シンガポールの政府観光局によって、年間最優秀の飛躍的な業績に送られる旅行業界の特別賞を受賞したそうです。
ものすごい勢いを感じました。
同施設内にある12000人規模のコンベンションホール
今後開催される大規模な国際会議としては、1500人強が参加する2012年2月のアムウェイ台湾会議や
YPOグローバルリーダーシップサミッド2012があります。
その他、建物の屋上のスカイパーク
ここはSMAPが出演したソフトバンクのCMのロケ地にもなった場所です。
まさに世界の経済を支える場所。
岡山市もコンベンション施策は大いに考えていかなければなりませんが、これはかなりスケールが違います…。しかしすごかったです。
そして、楽しみにしていた、シンガポール市のトアパヨ図書館へ。
シンガポールの公共図書館は近年目覚ましく進化しています。
発展著しいシンガポールでは、国民の知的欲求も旺盛で、朝の開館前から、
入口には長蛇の列ができます。ちょっと日本では考えられない光景を目の当たりにしました。
シンガポールでは、図書館が情報化社会における重要な機関として位置づけられ、100人以上の図書館員と、国家コンピューター委員会の職員によって次世代の図書館サービスの在り方について検討を行い、近年大きく利用環境を整備しました。国家プロジェクトとして全国の図書館を整備したのです。
本の貸し出しをコンピューターで行い、受付を無人化することによって、効率化を図り、これまでは貸し出し手続きに長いときには1時間以上かかっていた時間的コストを大幅に削減。
携帯電話のバーコードリーダー等から、今月のお勧めの本等を検索できるシステムも導入していました。
返却はこちらの写真のように、ブックドロップと呼ばれるポストに返却。
何と、全国のどこの公共図書館に返却してもOKなのです。
図書館司書さんは大学院の修士課で専門の勉強をしなければ資格が取れません。
本当に難しい資格のようです。
ご説明いただいたトアパヨ図書館の職員の方と市民ネットの鬼木のぞみ議員と。
明日はベトナムの報告をしたいとおもいます。