まちとしょテラソ | 岡山市議会議員  高橋 雄大 人への投資を通じて真に強い岡山市を創造する オフィシャルブログ Powered by Ameba

まちとしょテラソ

長野県小布施町の町立図書館『まちとしょテラソ』を視察しました。



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この図書館の名前には、これまで親しまれてきたまちの図書館、待ち合わせの場、地域を照らす場所、小布施から世界を照らそうなど様々な意味がこめられています。


隣には小学校。緑や山に囲まれた本当にこどもたちにとっては幸せな環境です。


図書館のつくりのコンセプトで『死角』をなくす。というお話をききました。

本棚は背丈の高すぎないものを十分なスペースをあけて並べ、柱は小さく、少なく、ワンフロア形式にすることで、館内全体の見通しがとても良くなっています。

仕切りは壁ではなく、本棚や家具を使い、1つの空間をたった3本の柱で支えています(しかもめちゃめちゃおしゃれな木のデザインの柱)


他に小さな部屋が3つほどありますが、そこのドアは半透明になっていて、中にいる人や外で本を探している人の気配を感じることができるようになっています。


もともとのコンセプトが『交流の場』ということもあり、敷居を作らず人と音の気配が交流する空間作りを心がけたそうです。



この図書館が出来る前には、運営部会、建設部会、電算化部会などで50名ほどの町民の皆さんが

毎月議論を重ね、汗を流しながら2年間かけて開館にこぎつけたそうです。



館長さんは公募で就任された方で民間の方です。

もともとはメディアの仕事をされていた方ということ。





話は変わりますが、

人口1万人強の小布施町で年間100万人以上の観光客の方が来ています。

地域をつくるのは人の力です。


1人のリーダーの力がまちの潜在能力を引き出している。

都市の規模によって色々な運営の難しさはありますが、

やはり人は財産だなぁ。と感じた1日でした。