ゲームマーケット2018秋にて、株式会社ジーピーより新しいカタンが発売されました!
その名も、『カタン インカ帝国の隆盛』。
こちらの作者の名前には、クラウス・トイバーだけでなくその息子のベンジャミン・トイバーの名前も!
私が知っている限り、これが親子で創った初めてのバリエーションカタンです。
社団法人ボードゲームでは、バリエーションカタンの時間短縮とゲーム性向上のためのローカルルールをいくつか入れていますが、
今回は株式会社ジーピー公式版のもののルール概要をのせていきます!
こちらが盤面!
サイドの、魚とコカと、羽は固定で、中央のタイルはランダム可。
サマリーと、ボーナス得点を現すボーナスカードが各プレイヤーに1枚ずつ配られます。
このカタンでは、この得点ボードに全てのチップを埋めたプレイヤーが勝利となります!
つまり、11ポイント先取です。
チャンスカードの隠しポイントや、称号によるポイントはありませんから、得点が全て公開でかつ、全て開拓のみで点を取ります。
ロンゲスト、ラージェストはあります!!
が!!
ルールが違います。
まずロンゲストは、3本以上の人がとり、(捲り捲られはもちろんあり)2点は得られません。
その代わり、毎ターンに1回、1:1交換ができます!!(エジプトカタンの大臣の好意の効果)。
※ジーピーさんの日本語の和訳では2:1と書いてありますが、英語版では1:1と記載されています。
ちなみに、通常は全てのプレイヤーが3:1交換の権利を最初から持っています。(アメリカ、宇宙カタン同様)。
ラージェストは、2枚以上の騎士オープン者がとり、(捲りあり)こちらも2点は得られません。
その代わりに、自分のターンならいつでも盗賊を砂漠に返し、その地形の資源をGETできます。(エジプトカタンのバステト効果)
但し、自分が止まっているというのが条件。
ラージェスト弱くないか・・・??
と思いますが、実は騎士自体に付随されている効果があるのです。(後述)
チャンスカードは、1と2があり、
2は、全てのプレイヤーが、得点ボードの2番目の部族に到達した時に、山に加わります。山への加わり方は、1の下に配置されます。
通常のカタンに比べて、資源が3つ増えます。
魚・コカ・羽ですが、こちらは商品カードという名前です。
生産は通常同様で、こちらは資源カード扱いになるので、バースト枚数にもカウントされるし、盗賊等で奪われたり、交渉もできます。
こちらの商品カードは、同じカード2枚で、好きな資源1枚になるか、
それぞれのカード1枚ずつ(3枚)で、好きな資源2枚に交換ができます。
こちらは1ターンに何回でもできます。
そして騎士の効果!
通常の騎士に加え、こちらは1枚オープンにつき、バーストの耐えられる枚数が+1します!(永続効果)。
これは強い!
ラージェスト弱いと思ったらこれが強い!つまり、騎士を3枚オープンしてたら、バーストは10枚まで耐えられる!!
強い!!
騎士が7枚と、おなじみ、街道、独占、発見が1枚ずつの10枚がそれぞれ発展カード1・2に入っています。
独占は、通常と違い、MAX2枚ずつまでしか独占できません。(騎士カタンの独占の効果)
最後に、部族の発展と衰退に関して。
そのプレイヤーが4点とると、第1部族は発展したことになり、衰退を辿ります。
衰退すると、まず、
①そのプレイヤーの全ての道がボード上から外され、プレイヤーの手元に戻されます。
②開拓地or都市に、茂みが覆われます。
茂みに覆われた開拓地や都市は、通常通り生産はされますが、開拓地を都市にしたり、そこから道を繋げたりはできなくなります。(そこに道を繋げることはできる)。
③新しく、初期配置同様に開拓地を1件建てます。(道は建てない)
つまり、第1部族が衰退をすると、そこから道を繋げたりできない為、第2部族を中心に再度発展をしていかなくてはならないという事です。
さらに、茂みで囲まれた開拓地や都市は、再建というルールがあり、再度建設の対象となり、他のプレイヤーであってもそこに自分の開拓地を建てることができるという事になります。
つまり、茂みに囲まれた都市が、他のプレイヤーによって、その陣地を奪われ、自分の都市が消滅するという事態がおきます。
(ポイントは、建設時に得点ボードに置かれる為、ポイントは減らない。)
これは、第2の部族が4点貯まった時にも同様の処理がなされます。
さらに、第2の部族の衰退時には、第1の部族で茂みに覆われていた自分の開拓地や都市は全て取り除かれます。
ルール上では、第3の部族の初期配置がとっても重要と書いてあります。
インカ帝国はこのように3つの部族の繁栄がなされたという歴史があるのでしょうか??
またしても今までにないタイプのカタンが生まれましたね!実践が楽しみです☆
by
会長
岩田慎太郎
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