下記のHPに私の「人間の盾」と言う手記が掲載されています。困った立場にある人々(特に婦女子)を助けたいと言う気持ちは今回と共通していますので、一度お読み下さい。http://homepage3.nifty.com/flora-aoi/human_shield/
              NGO明日にかける橋 九州事務局代表 山口実 
 2月10日のNHK福岡の「福岡一番星」と言う番組でNGO明日のアジアにかける橋のインドネシア・スマトラでの被災児支援(学校と寮の建設支援)とそのための募金活動が紹介されました。とてもよく纏まっていましたが、募金先のテロップが10秒足らずしか放送されなかったのは結構ショックでした。知人からも電話があり、短すぎて書き取れなかったと言っていました。
 
 一方2月11日の西日本新聞にも弊NGOのインドネシアとスリランカでの被災児支援活動が紹介されました。これもとてもよい記事でした。前回は社会面のど真ん中で紹介されましたが、今回は社会面の3ページ目でした。内容は別途紹介します。1月17日の記事はインターネットでも読めます。
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050117/morning_news002.html 
 
また、親友でミュージシャンの角松敏生さんが福岡クロスFMのマイカドマツドットコムと言う彼の番組で明日の深夜(14日午前0時~1時)に募金を呼びかけてくれる予定です。もちろん、角松さんも私達の活動の支援者です。

多くの皆様が募金して下さることを切望しております。

振込先

銀行口座
福岡銀行 赤坂門支店 普通口座 1761137 
明日のアジアにかける橋 九州事務局 代表 山口実

郵便局口座
記号:17780
番号:9971211
名前:NGO明日のアジアにかける橋


              九州事務局代表 山口実 


昨日(2月10日木)の西日本新聞朝刊37面に報告記事が掲載されております。
また、昨日NHK(福岡版か九州版?)にても報告を放送いただいたようです。
(現地訪問消化日程の詳細)

1月18日(火)日本出発ークアラルンプール(K.L.)着 
マハティール前首相の家族と親しいK.L.在留邦人有力者中井OREX TRAVEL社長
と打ち合わせ。

1月19日(水)K.L.発ー北スマトラ州メダン着 9:25A.M.着の予定が、メダン入管の混雑でK.L.で1時間半以上待たされ、到着は11A.M.を過ぎた。
午後:親友であるメダン市の最有力者Tansri Chandra氏と会談。
その後メダン財界の有力者達と会談。
アチェから帰還した技術者Toni Grosshauser氏からも現地状況聴取。
         夜は、メダン市経済界最有力者Muchtar Tjuatja氏と会食。

1月20日(木)午前:三井物産メダン事務所訪問
その後メダン在住の有力企業家で仏教指導者のTongariojo Angkasa氏と面談。
午後:アチェから帰還したオーストリア人浄水技師Hermann Kranzl氏から現地
状況聴取。 その後Tansri Chandra氏と会談。
夜、はJanua Chandra氏(明日のアジアにかける橋メダン事務局代表)と会食。
Hermann Kranzl氏も同席更に詳しくアチェの状況を聴取。

1月21日(金)午前:三井物産メダン事務所訪問
午後アチェ被災者避難所METALを訪問。避難所の状況及び被災者の要望を
聴取。(寝不足からか熱さで少しダウン。)
夜はJanua Chandra氏夫妻と会食。

1月22日(土)午前:仏教系全日制学校(小・中・高)をマレーシアからの高僧及びメダン仏教会幹部と訪問。アチェ被災児達を励ます。 
午後:アチェ被災者避難所を訪問。その後、仏教寺院を訪問。再度仏教系全日制学校を訪問。(励ましのスピーチする。)
夜は、North Sumatera Chinese Association for Supporting Earth Quake and Tsunami Victims若手幹部のA.J. Subroto氏と会食。

1月23日(日)午前:前日と同じメンバーで仏教系全日制学校を訪問。その後仏教寺院を訪問。アチェ被災児達を励ます。(子供達に「さくら」と「幸せなら手をたたこう」を歌う。)
午後:在メダン日本総領事館芝田領事(危機管理担当)と面談。
夜はBenua Chandra氏と会食。

1月24日(月)午前:三井物産メダン事務所と打ち合わせ。
K.L. に移動。メダン空港で会ったカナダの国際救助隊員2人から写真を見せてもらい話を聞く事が出来た。
午後:OREX TRAVEL中井社長及びMalaysia Mahathir前首相の甥であるFaiz氏と会談。

1月25日(火) 午前:KL出発 Sri LankaのColombo着
午後:大統領の知恵袋で言語学者のArjuna Hulugalle氏と会談。津波被災地域の復興計画(Village Kingdom構想)と奥様のSally Hulugalleさんの主催する心身障害者支援組織NESTの活動に就いて話を聞く。NESTの組織を使った、住宅・学校建設支援に就いて合意。
          
1月26日(水) 午前:Colomboから約120KMのHadara(NESTの施設がある”Village Kingdom”モデル村建設予定地ー津波被災地)及び漁村VelwellaをHullugalle氏と訪問。
午後:Sri Lanka農業省を訪問。農業大臣は復興予算の緊急会議で会えなかったが、彼の顧問で国立海洋資源開発研究所理事長のK. Kapila C.K. Perera博士と
Sri Lanka被災地漁業公社のTop(名前不明)から被害状況を聞く。

1月27日(木) 午前:Moratuwa大学学長 Ray Wijewardene博士からDendro Energyに就いて説明を受ける。その後Ministry of Relief Rehabilitation & Reconciliation(復興調整省) Dassarrayake副大臣(大臣は大統領が兼務しているので、実質的に同省のトップ)と会談。支援依頼書を受領。
午後:三井物産コロンボ事務所訪問

1月28日(金) 午前:Colombo出発  午後1時KL着
KLで中井氏、三井物産KL事務所とMeeting。

1月29日(土)1月30日(日):ThailandのPhuketで息子の安全を再確認するかたわら、現地状況を視察。津波があったのが、信じられないくらい平穏で綺麗。感染症の気配もない。

1月31日(月) 午前:Phuket発 KL着 Phuketの空港で防災の調査に来られたK&T防災研究所森田代表と(株)エコプラン三船代表取締役に会い情報交換。
午後: KLで中井氏と会談。(残念ながらMukris Mahathir氏には会えず。e-mailで打ち合わせることとする。)

インドネシア・スリランカ被災児支援ネットワーク
「インドネシアとスリランカの子供達に愛を!」
          NGO 明日のアジアにかける橋 九州事務局代表 山口実
合田真氏と私は去る1月18日から2月1日まで被災児支援ネットワークを構築する為に、インドネシアとスリランカをと訪問しましたので、その結果をこの紙面をお借りしてご披露いたします。
まず、1月19日から24日までインドネシア・アチェ州隣接の北スマトラ州の州都メダンを訪問しましたが、メダン空港はヨーロッパを主とした各国の支援団体の人々で一杯でした。入国管理もままならずマレーシアからのFLIGHTも2時間近く遅れました。人口230万人とは言え、普段は静かなメダン市街が外国の人々で溢れかえり、ホテルの宿泊料金も倍以上となっていました。
私はメダンに三井物産の事務所長として4年半駐在した経験があり、地元企業の有力者と懇意で、そのリーダーたるタンスリ・チャンドラ氏(地場の企業家で、華僑インドネシアビジネス会議の代表。私の無二の親友)のゲストハウスに泊まることが出来、初日から私達を歓迎する昼食会に集まってくれたメダンの人々と情報を交換しました。彼らの話ではアチェ州からメダンに避難してきた華僑系のインドネシア人がMETALと言う地区に数多くおり、その中に2000人近い子供もいるとの事でした。私達が被災児支援の計画を申し出たところ、チャンドラ氏(地場の企業家で、華僑インドネシアビジネス会議の代表。私の親友)も同様の考えで、お互いに協力することで合意しました。インドネシアでは、華僑系の国民がビジネスをリードしている反面、このような災害や騒乱の時には後回しにされる傾向にありますから、私達が支援することに大きな意味はあると考えましたし、私がメダン駐在中に築いた人脈がフルに活用できると判断しました。具体的には、学用品の手当て、メダンでの学校の拡張工事・被災児の寮の建設(建設費は土地代含め約50㎡あたり 100万円)を支援することとし、メダン事務局をチャンドラ氏経営のホテルに置き、チャンドラ氏の次男のジェヌア・チャンドラ氏が勤めることとしました。
一方、チャンドラ氏のゲストハウスで、アチェ州から帰還した技術者達や支援団体の人々の話を聞きましたが、その被害は酷く海岸から数KMは杭以外何も残っておらぬ状況で、バルカン半島やアフリカなどで戦後復興を支援して来た技術者や国際救助隊の人々が口を揃えて、「あんなショッキングな光景は初めて見た。」「鉄筋コンクリート建てのビルでさえ杭しか残っていなかった。」と言っていました。地震で倒壊した建物を津波が襲い全てを流し去ったと言うのが、実状のようです。また、「遺体の多くの首が行方不明で、身元確認の為に親指の第一関節を採取した。」(沢山の写真を見ましたが、首の無い遺体や水を含んだり、腐敗して顔も手も足も酷く膨れ上がった遺体は本当に惨いものです。)そして、津波は海岸から7KM内陸まで、到達したと言います。被災現場の多くの写真は広島や長崎の爆心地の状況を思わせるもので、自然の破壊力に唖然とするばかりでした。
今回出発前から基本的にアチェ州入り予定はなかったのですが、帰還した外国支援団体の人々から、「アチェに行く世界からの支援者で空路・陸路とも一杯で大混乱している。また支援者もその半分程度が組織化されておらず、逆に現地の活動に支障を来たしている。そして、十分な宿泊施設もなく、野宿或いは狭い部屋に5~6人がベッドもなく泊まっている。やむを得ず民家を借りたが一泊200ドル以上も取られた。また、道路も寸断されたり、洪水によって3Mも水の溜まったところがあり、200~300KMを10数時間かかって行かなければならない。」と聞き、「あわよくばアチェへ」の考えも捨て去りました。お話した全ての人が、私の計画の賛同してくれ、「もしアチェに行くなら、2~3ヶ月経って救援の人々が現地に行かなくなり、地道な支援の必要とされる時にすべきだ。」と言いました。(個人的には何とか3月中に行きたいと考えております。)
そして翌日から、避難民のキャンプや学校や寺院での情報収集に努めました。20日には合田氏と二人でキャンプを訪れ、詳細な状況と彼らの希望を聴取しましたが、屋根だけついた避難所の人ごみと暑さは大変なもので、私もダウン寸前になりました。食料は支援団体により十分支給されているとの事でしたが、1700人のうち500人しか就学出来ていないし、夜は近所の家に居候して、折り重なって眠っているとの事でした。アチェの混乱状態から、帰還するにも1~2年はかかると考えられ、学校と住居の建設が緊急に必要とされます。学校や寺院の日曜学校での子供達の顔には笑顔が見られましたが、一人になったり気を抜くと茫然自失の顔になったり、悲しい顔をする子供達が多く、傷の深さを強く
感じました。女房(ジャズシンガーうしじまあおい)のコンサートで皆さんから頂いた募金とCD売り上げの一部の募金合計1200ドルを当面の学用品購入費用に寄付してまいりました。
25日から27日までスリランカに参りましたが、スリランカも震源地から2千5百KM以上も離れているにも拘らず、津波は東岸から1~1.5KM内陸に到達、同時に西岸のコロンボ近くの海岸まで到達し、海辺の家屋を破壊し、ここにも甚大な被害をもたらしました。私もコロンボから120~130KM離れた被災地を訪れましたが、ブロックやレンガ作りの家屋がばらばらに崩れ去っていました。本当に恐ろしいことです。スリランカではNESTと言う心身障害者支援組織が私達と協力して支援活動(東岸に100軒の村を10建設。まずそのモデル村をコロンボ郊外に建設する。そのうちの学校建設を私達が支援する)に当たってくれることになりましたが、このNESTはバンダラナイケ大統領の知恵袋と言われる言語学者のARJUNA HULUGALLE氏の奥様のSALLY HULUGALLEさんが主催しており、組織力・内容・信頼度共申し分のないもので、有効に活動できると確信しました。また、ARUJUNA HULUGALLE氏から自立する村"VILLAGE KINGDOM"構想を、彼の友人のモラトワ大学学長Ray Wijewardene博士からは"Dendro Energy"(20種類の木を植林し、その枝をチップにし、ガス化して小規模発電を行う)に関するご高説を伺い、大いに感動しました。これらは熱帯・亜熱帯地域の自立に非常なる力となるだけでなく、日本の地域コミュニティーの自立にも大いに役立つと考えました。(この話は、また別の機会に詳しくお話したいと考えます。)
旅の終わりに息子のいるプーケットにも2日行って参りましたが、津波が嘘のように平穏で綺麗で、疫病の恐れなど皆無のようでした。既にヨーロッパ人も多く訪れるようになっており、日本の観光客が多く訪れることが、被災者の供養にも現地の人々への支援にもなると考えました。

 私は上記の支援により、インドネシアとスリランカの子供達の傷ついた心のケアが少しでも多く図れることを切望します。今回の津波は未曾有の悲劇的災害ですが、これをきっかけに国際社会が協調し、アジア諸国の一体化が進み、一方全ての人々が自然保護を真剣に考えるようになることを心から願います。私は、その為の小さなかけ橋になる考えです。

これから、当地の音楽、教育、宗教、企業、華僑関係者からの募金活動およびチャリティーイベントを行います。既に津波発生から一ヶ月半が経ち、容易ではないと考えますが、現地での信頼できるネットワークと具体的なプランがあるので、各方面の方々からのご支援が得られるものと考えています。
皆様の暖かいご支援を心よりお願い申し上げます。

振込先
福岡銀行 赤坂門支店 普通口座 1761137 
明日のアジアにかける橋 九州事務局 代表 山口実


―以上―