「仏大統領に右派サルコジ氏(52) 得票53.06%」
http://www.asahi.com/international/update/0507/TKY200705070001.html
サルコジ氏がフランス大統領に選ばれました。
これがフランス国民にとって賢い選択かどうかは、これからのサルコジ氏の政策を注視しなければなりませんが、今回の大統領選挙では
1)経済の閉塞感
2)移民政策の問題
3)女性大統領に対する抵抗
4)選挙運動の組織力
などがサルコジ氏に有利に働いたと思われます。
朝日のニュースでは大差と言っていますが、±3%ですから僅差と言った方が正しいかも知れません。
注目すべきは83.97%と言う高い投票率であり、失政があればいつでも声を上げると言う民衆の力ではないでしょうか。また、米国ブッシュ政権に対するアプローチの仕方も注目ですね。ブレア首相や安倍首相のような擦り寄り方をすれば、フランスで大問題になることは明らかですから。
さて、日本政府は、今まで中国に接近してきたサルコジ氏にどうアプローチをかけるのでしょう。
山口実