ミャンマーの悲劇 | 藤井大陸 〜すべてはW杯のために〜

藤井大陸 〜すべてはW杯のために〜

兵庫が生んだ稀代のお笑いファンタジスタ。

元商社マン。
27歳。
3/26から世界放浪へ。
ゴールはブラジルW杯。
サッカーを日本の文化に!

よろろん!

ミャンマー最大の都市ヤンゴン。

6/13未明。




全身を激しいかゆみが襲う。


今まで感じたことのないかゆみでうなされる。





photo:01



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南京虫だ。
南京虫にかまれると蚊の何百倍も痒くなり、一週間くらいはかゆみが続く厄介な害虫。
暗いところを好み、寝ている隙にかんでくる。



記憶を辿ってみれば、マレーシア最終日から少しかゆみを感じていた。

三泊したクアラルンプールのドミトリー。
三泊目だけなぜかシーツが交換されていた。
限りなく白に近い綺麗なシーツだったが。
南京虫がいたのだろう。
噂でマレーシアは南京虫の被害が多いと聞いていたがまさか自分がである。




時間が経つにつれてかゆみが増す。
蚊とは比べ物にならない。




6/13。この日がピークだった。


両腕、両足、お腹、背中。
発狂しそうな程かゆい。
微熱もある。



翌朝、宿の経営者(日本人)に病院を紹介してもらう。
日本人宿(日本人が経営、または主な宿泊者が日本人の宿のこと)に泊まっていたので話が早い。



海外保険が適用される病院に行き、キャッシュレスで治療を受ける。


医者とのやりとりはもちろん英語。

わからない医学用語は電子辞書で調べながら症状を伝える。

はっきりとした原因は特定されなかった。
南京虫を初め、雨期だから蚊などいろんな虫にかまれた可能性があるとのこと。



抗生物質など飲み薬と塗り薬を5種類ほど処方してもらう。



宿に戻り、薬を塗る。



夕方、一向に痒みは引かず、じっとしていることができない。
かきむしりたいが、かくと広がる可能性がある。


どうしようもなく痒いので、もう一度病院に行くことに。



「ジャパンハート」という日本人の医療団体へ。

宿のオーナー(ミャンマー人)と従業員(少し日本語話せるミャンマー人)が一緒に付いてきてくれることに。

ミャンマー人は本当に優しい。



タクシーで約1時間かかり到着。



日本人女性の方が出迎えてくれた。


患部を見せる。

やはり南京虫とのこと。

朝行った病院で処方して貰った薬を見せこれで問題ないかと確認すると、問題ないとのこと。


追加で、塗り薬をもらった。



しかも無償だった。



後で気づいたが、この団体は情熱大陸にも出演したことのある吉岡秀人さんが代表を務める国際医療団体だった。(貧しさから治療を受けられない途上国の子どもを救う医療団であり、また東日本大震災にも医師や看護師を派遣している)



そして、診てもらったのが吉岡先生の奥さんだった。


インターネットで調べたら写真が出てきて間違いなかった。




吉岡秀人先生の本を立ち読みしたこともあったし、情熱大陸も見たことがあったので驚いた。


まさか南京虫が巡り会わせてくれるとは。


そしてミャンマーで一日に二回も病院に行くことになるとは。





神様がいらん壁ばっかり用意してくれるけど、逆から考えればありがたいこと。


ミャンマー人の優しさに気づいたし。

吉岡秀人さんのことを調べてかなり刺激を受けたし。
この人の生き様半端ない。





物事をどの角度から見るかで、捉え方は変わる。


旅ではこの訓練がよくできる。




現在は少しずつかゆみを治まってきてるので全回復までもう少し。
跡形はすぐには消えないが、とりあえず痒みだけでもなくなってほしい。



ちなみに18日早朝バンコクへフライト。


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