こんにちは、ボアと申します。
今回紹介するのはこちら
「アリスとふたりのおかしな冒険」
出版: 徳間書店
ナターシャ・ファラント 作
ないとうふみこ 訳
佐竹美保 絵

正直に言います。
私には合わなかったようです。
第1部の半分まで読んだ所で止めてしまいました。
ジャンルは冒険物語ですが、序盤は人間関係の話が主で冒険がないので飽きてしまいました。
あらすじとしては、
物語を読んだり書いたりするのが好きなアリスは寄宿学校に入る事になります。道中の列車でマジメな男ジェシーと仲良くなりますが、寄宿学校にはとあるルールがあり、負ける訳にはいかないジェシーはアリスを裏切り走り出します。
アリスはジェシーを抜き返しますが、それを見ていたファーガスに邪魔をされ負けてしまいます。
学校を騒がす問題を起こしつつファーガスとは割りとすぐ和解しますが、ジェシーとはなかなか仲直り出来ない上に父親に何度も送ったメールも全く返ってきません。
アリスとふたりはどんな冒険をするのか、父親からはどんな内容の返信が来るのか、ぜひ読んで確かめてみて下さい。
アリスの寄宿学校入りは叔母がアリスの物語を読み、"物語を書く事と同じ様に生きることを楽しめる様に" と考え決めた事でしたが、アリスが亡くした母親の思い出として植えた白いバラを掘り返している姿を見て、"本当にこれで良かったのか" と疑問に思います。
そして「鉢に植えてやれば良いわ」と言うとアリスは、「植えてあげれば、だよ」と返します。
叔母は白いバラを植物と見て、アリスは母親として見ていました。
このシーンは少し、なんとも言えない悲しさが込み上げてきました。
アリスは元々口数少なく、初対面の人を相手にするとき黙り込んでしまいます。
それをジェシーは軽蔑されたと思い込みます。
私も高校時代は初対面の人が怖く、周りの評価を気にする性格なので「お茶をしよう」とアリスを誘ったジェシーの勇気は凄いと思いました。
ファーガスがわざとアリスの邪魔をして負けさせたとき、なんだこのクソ野郎!と思いましたが、すぐアリスと和解できるコミュ力は羨ましかったです。
この後アリスとふたりはどんな冒険をするのでしょうか?
父親からメールの返信は来るのか、どんな内容なのか
ぜひ皆さん、読んで確かめて見て下さい。
以上、ボアでした。
ありがとうございました