こんにちは、ボアと申します。


皆さん「小さなバイキングビッケ」をご存知ですか?



「小さなバイキングビッケ」
出版:評論社
ルーネル・ヨンソン作
エーヴェット・カールソン絵
石渡利康訳


子どもの頃、アニメを見ていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私はアニメを見ていても原作を読んだ事は無かったのですが、今回この本を見つけた時凄く懐かしい気持ちになり、勢いで手に取ってしまいました。


あらすじとしては、

主人公のビッケはバイキングという海賊の村フラーケ村の村長の息子で、小柄で力は強くありませんがその代わりに頭が働き発想力もあります。

父や仲間たちが困った時はビッケのひらめきが解決します。


ビッケと仲間たちは様々な困難に立ち向かいますが、力ではなく知恵で乗り越える姿が書かれているのが特徴です。


私は図書館で原作の存在を知り、アニメを思い出し懐かしくて勢いで手に取ってしまいました。


父の船に乗せて貰い、海に冒険に出て様々な困難に遭うのですが、気付いたらまず度重なるピンチをどう解決するのか方法を考えてから読み進めて答え合わせをする、という読み方をしていました。


ほぼハズレてましたが考えるのは楽しかったです。


ピンチを武力ではなく頭脳で解決するビッケを褒める皆に対して、「僕は英雄なんかじゃない。こわくて心臓がドキドキしていたんだもの。本当の英雄は、こうじゃない。勇気だって少しもないんだ。英雄だなんていわれるとむかついてしまう」と自分の気持ちを言います。


しかし仲間のバイキング達は「ビッケがやったことは、今までどんな英雄にもできなかったことだ。」と不思議がります。


私は頭が悪いのでビッケの気持ちがわかりません。

あれだけ凄いことをしておいて、自分は英雄じゃない勇気がないなんて言われても、もっと自信持てよとしか言いようがありません。

私なら自慢します。


皆さんはビッケの気持ちがわかりますか?


最後にビッケは人々に相談受けたとき、普通なら何やってるの!!と責めてしまいそうな事も、ビッケは責めずに「どうすればうまくやれるか、考えてためしてみよう」と提案します。


私も相手を思いやれる人間にならなければいけないなと反省した場面です。


ビッケは本人が思うよりも勇気があり、相手を思いやれる優しい子です。


ピンチを切り抜ける面白い知恵もそうですが、それを実行できる勇気と優しさがビッケの魅力だと思います。


懐かしさと冒険のワクワクを体験したい方はぜひ読んでみて下さい。



以上、ボアでした。

ありがとうございました。