こんにちは、ボアです
今回紹介するのはこちら
出版:グロリア文芸社
作者:アイリス・ベル
「花言葉をあなたに」 です
あらすじとしては
アイリス・ベル(16)子爵令嬢は街で噂の絶世のブス
母、姉、妹との4人暮らし
アイリスとは逆に3人は街で評判の絶世の美人
働かなくても男たちの貢物で生きていけるレベル
ある日、噂を聞いた公爵家の当主から母を妻に迎え
アイリス以外の姉妹2人を娘として迎えいれたいと 申し出があり、これを受けた母がアイリスだけを置いて3人で出て行ってしまった
すると今まで優しかった街の住人が、人が変わったようにアイリスに冷たく接するようになった
アイリスの部屋だけ家賃を何倍にも増やされ たり、3人に貢いだ分の費用を多数から請求されたり、もうお前に用はないと仕事をクビになった
別の住居と仕事を探そうにも見つからず
アンタの母親が、姉が、妹が、後払いで買い物してまだ支払われていないと知らない借金まで増えていく
ついに猶予期間が過ぎてしまい、アイリスは
ホームレスになってしまった
最近、窃盗や強盗が頻発している
ある日、アイリスは窃盗の疑いで捕まってしまう
冤罪を訴えても誰にも信じて貰えない
絶望したアイリスはついに、、、
「あーーー!!」
「駄目だ、どうしても暗くなっちゃう!!」
アイリス・ベル(16)子爵令嬢は街で噂の絶世のブス
現在、学園の図書館で物語クラブの活動である、文芸社主催のコンテストに応募する小説を書いていたアイリスは、生まれて初めて書く小説でどう書けば良いか分からなかったため自分をモデルにして書いて見たが、いくら考えても絶望的な結末にしかたどり着かず悩んでいた
本物のアイリスは仮面を着けている
幼少時から容姿で苦労していた為、酷い火傷を負っている事
にして顔を隠す事にしたのだ
驚いた事にたったこれだけで街の住人や使用人からの嫌がら
せは格段に減った
家族構成は母と姉と妹の4人家族
物語と同じように公爵から母を妻に、姉を長男と、妹を次男
の婚約者にしたいと申し出があったが、アイリスの事は眼中
に無かったようだ
父親である子爵は無謀な投資に手を出した上に失敗、借金だ
けを残して失踪した
家が没落したため母は申し出を受け入れ、子爵家の処理を公
爵に任せて姉妹を連れて公爵家に移ってしまった
そして先日、公爵から1ヶ月以内に退去する様にとの旨が書か
れた手紙が届いた
物語と違うのは、今目の前にアイリスを妻にしたいと結婚を申し込みに来た男が現れたという事だ
私が国1番のブスだからって、まさかこの国の第一王子であ
るレオ・リストンが一般人相手にこの様な方法で嫌がらせを
するとは失望する
「私は貴方に相応しくありません」
と断ると、後ろの側近が風の魔法を使って遮り
「聞こえない、ハッキリ言えブス」というやり取りを
30回くらい繰り返した所で、ついにアイリスが折れた
実を言うと、王子は嫌がらせでわざわざアイリスに結婚の提
案をしに来た訳では無い
昔、交わした約束を果たしに来ただけである
アイリスが幼少時に家族と街に買い物に出かけたとき、姉妹3人で迷子
になってしまったが、見た目の良かった姉と妹には誰もが優
しく同情してくれたが、逆に見た目の惡かったアイリスには
嫌悪の表情をみせ、うるせぇ邪魔だと追い払った
そして1人途方に暮れていた所を偶然通りがかった王子に助 けられたのである
その際王子は「ブスが泣くと化け物に見える、泣き止んだら
願いを1つ叶えてやっても良い」と言った
アイリスは泣くのを止め、「私をイジメる人がいない所で静
かに暮らしたい」と返した
王子はそれを承諾し、迎えに行くから待ってろと約束をした
のである
アイリスはその約束を忘れているが、
王子は約束を果たすためにこの10年地道に頑張ってきたのである
相手を容姿だけで判断せず相手の人間性を見て友人を選び、どんな人間にでも差別せず忠誠を持って仕事をする使用人を揃え、両陛下を説得してアイリスを婚約者として受け入れて貰い、後はアイリスを連れて来るだけ
となったがアイリスはあの約束を覚えていなかった
なぜ婚約なのかは王子いわく
「誰にも虐められないとなると国の頂点に立ち、権力を持つしかない!」らしく
こうしてアイリスは王子の婚約者となり、王城で暮らす事に
なった
と言った所で次巻へとなります
感想:
心無い人間で溢れまくる世界で生きて来たアイリス
アイリスが受けた仕打ちの中に道を歩いているだけで暴言を
吐かれるなどありますが、投稿者も何度か経験が有ります
アイツら一体何様のつもりなんでしょうね
以上、ボアでした
ありがとうございました