「圧倒的。」 | 坊主・落語 OFFICIAL BLOG

「圧倒的。」


今日は、曽祖父の話を父から

はじめて聞かされました。


曽祖父は、明治時代のお坊さんで

全国を説法して、歩き回っていたそうです。

どうやら説法はピカイチだったらしい。


お寺を掃除していると、大量の落語の本やらが

出てきたと父が言っていました。


曽祖父が、説法に磨きをかけるため

落語を徹底的に研究していたのです。


「人生をかけて、本気(まじ)で
 仏教を伝えようとしてたんだね。」

と、曽祖父の生き様に胸が熱くなりました。


伝えるもの(仏教)も、伝え方(落語)も

手を抜かない。

圧倒的に、研究してきたからこそ

全国から声をかけられたのでしょう。


プロフェッショナルの共通のキーワードですね。

「圧倒的」。


負けてらんないな、と父と話しながら

気づくと、拳に力が入っていました。