「ブッダの卒論。」

2年前、静かな場所にいる時間が多くありました。
座禅道場や寝袋1つで旅をしたりと。
山奥や、お寺だと、わりかし静かな心を保つのは、
難しくないなと思いました。
いや、それでも雑念はモヤモヤ出てくるんですけど。
だけど、社会の中に暮らしてる時より
よっぽど内側は、静かでした。
「おっ、成長したじゃないか」と気分よく
社会に戻ると、なんてことはありません。
やっぱり、イライラもするし落ち込んだりもします。
結局、何も変わってないじゃないかと。
イライラするし
落ち込むし
嫉妬もする
でも、前と違うなと思うのは
色んな感情が生まれる。それは、
人と、関わっている証なんだ。
そう思えるようになったこと。
もっと大げさに言うと、
悩むって、生きてるんだ。
死んだら、悩むことも出来なくなるわけですし。
生きてる証なんだ、そう思うと
ネガティブな感情が生まれても、楽になりました。
悩みをなくすというより、
悩みとどう付き合っていくかですね。
「悩んでもいいだって、受け入れてしまう」方法は
ブッダが6年間かけて出した卒業論文です。