ついムキになって反対者とケンカになってしまうのは。 | 坊主・落語 OFFICIAL BLOG

ついムキになって反対者とケンカになってしまうのは。


自分のやりたいことを家族に反対されるんです、と

相談を受けました。


「本当に、反対されてるんですか?」と聞くと

これでもか!、というぐらい首を縦にふる。

そこで、やりたいことを一通り話してもらい、もう1度聞きました。


「本当は、自分でも反対してませんか?」と。


反対とまではいかないにしろ、自信がなかったりしないかを

聞いてみると、「正直、自信はないですね」とのこと。


自分もそうでしたが、周りが反対してる時って

実は自分も心の奥で、反対してるんです。

だから、ムキになって反対者とケンカになってしまう。


心の奥で、自分が賛成していたら

ムキになる必要はないんですもんね。


色んな心理学の本でも書かれてますが、

周りは、自分の心を映してる鏡。

というのは、本当そうだなと思います。


目の前の人が、反対してるということは

どこかで自分自身も反対してるのです。


この話を聞くと、その人は腑に落ちたようで

「自信のない自分を、見ないようにしてました。」

と、等身大の自分を受け入れはじめました。


すごく楽になった、とお寺を後にしました。

今まで力が入り過ぎてたようですね。


反対してるのは、相手ではなく「自分」なんだなあ。


メモ今日の問答は、こちら。

心の底では、どう思っていますか?