留学と就職-キャリアフォーラム

こんにちは、BNWのMerumoです

去年の予定を見ていたら、ちょうどボストンキャリアフォーラムの参加をスケジュールしていた頃でした

カナダの留学生が、日本または海外での就職をするために参加していたボストンキャリアフォーラム、今年度はCOVID状況下でもあることから、４ヶ月に渡り、オンラインでの開催となるそうです。Liveセミナー第１回は、既に9/11-13に終了していますが、今週末、10/9～10/11が第２回、第３回10/23～10/25、そして第４回11/13～11/15と続きます

★会場雰囲気など去年の記事はこちら

2019年ボスキャリに行って来ました♪

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★参加資格はこちら
日英バイリンガルで以下のいずれかの条件を満たす方：
・日本国外の大学の学士又はそれ以上（修士、MBA、博士等）の学位をお持ちの方、又は取得予定の方
・交換留学経験をお持ちの方で日本の大学の学士以上の学位をお持ち（取得予定）の方
・留学経験をお持ちの職務経験者や海外での職務経験をお持ちの方
・海外での生活や経験の長い方

オンラインでの面接など、従来と異なることも多く、これまでの情報を元に対策して来た方にとっては戸惑うことも多いかと思いますが、一方で、ホテルや航空券の手配に出遅れてしまって物理的に行くことが叶わなかった、留学予算の関係でどうしても移動費用が捻出できなかった、ビザの申請中などの理由でカナダ国外に出られなかった、など、外的な要因で参加できない、ということが少ないという点では、メリットもあるかと思います

去年度、就活を恋愛に例え、

企業への応募を告白
企業との面接をデート
企業への内定・就職をお付き合い

と説明しましたが、去年、会場を見ていると、どなたも名前を知っているような大手企業、マスコミ関係やその時期ちょうど名前が知られ出した派手な企業、CMが特徴的、キャラクターやマスコットがあるなど親しみを感じやすい企業には、ブースをはみ出すほどの学生さんがいらっしゃいました。また、会場に準備してあるパンフレット類も瞬く間になくなっていましたし、ブース前の面接希望ボックスには山のような手書き履歴書が入っていました。見映えの良い、人からうらやましがられるような人に憧れてしまうように、就活生もそんな企業に、「私も入りたい」と思ってしまいがちです。

恋愛で言うと、「好きになるまでの過程」のお話ですね。

例えば、就活の基礎知識ということで、BtoB（対ビジネス、つまり企業をターゲットとした企業）とBtoC（対カスタマー、つまりサービスや製品の消費者をターゲットとした企業）の違いについて説明されることがあります。と言うのも、多くの学生さんにとって、なんとなく良さそう、入ってみたいなと思える企業、「こんな仕事をするんだろうな」とイメージしやすい企業は、つまりは上記のように、「CMを見たことがある会社」「名前が有名な会社」など、BtoCが多くなる傾向にあります。ですが、世の中にはもっともっと多くの会社があります

よく、「企業研究、業界研究が大事だよ」と言われるのは、つまり、会社を「一目ぼれ」だけで選んでいると、後で、「実は自分には合わない相手だった」というように、ガッカリすることが出てくるかもしれません。そのため、「世の中にはどんな会社があるのか」そして、気になった会社があれば「その会社や、その会社のいる業界はどんな特徴があるのか」と、しっかり冷静に見極めることが必要ですよ、と言えると思います。また、手当たり次第に告白（つまり応募ですね）しても、自分自身も分からなくなってしまうので、告白する前にしっかり考えましょう、とも言えるかと思います。

私がお聞きした中では、実際の就活時期よりも前に、こういったキャリアフォーラムに下見参加される方もいらっしゃるとのことでした。お祭りのような雰囲気の中で流されないためにはこういった対策も必要かもしれません。

さて、このキャリアフォーラムで行われるLiveセミナーの項目の中には、「ニューノーマル時代に求められる人材とキャリア形成」（岡田康夫氏・PwC Japan）なんてタイトルを見ることもできました。COVIDにより、業界それ自体の存在意義が根幹から揺らいだ業界や企業もあります。例えば弊社のような留学エージェントなど「留学」を生業とする企業であれば、「そもそも渡航できない場合、留学はどうすればいい？」「オンラインで学べる環境が整った場合の、カナダ渡航の意味は？」など、非常に大きな問いを業界全体で考えて、試行錯誤している所です。

２０２０年度は、多くの企業が強制的に「変わること」を求められた年でした。「今までの成功体験を捨てて、ゼロから再スタートする」というような意味では、今まさに就職活動をして、新しい目線でゼロから仕事に臨める皆さんには、とても大きなアドバンテージがあるように思います。

このキャリアフォーラムは、言わばお見合いパーティーのように（笑）、多くの企業を知ることのできるとても良い機会になると思います。

もし、まだ参加登録をされていない方はぜひ検討してみてください。