スタッフも決まり、リニューアル日も決まった。
いよいよ明日から経営開始、
という日曜日の午後を家で過ごしていた
僕の携帯が鳴った。
知らない番号だな...出てみよう。
電話はHさんからだった。
H :もしもしHです。実は店を辞めたいと思ってるんです。
僕:え”え”~!、この時期に辞めるのはマズいよ!
とりあえず今すぐ行くから待ってて!
急いで店まで走る。
僕:で、何でいきなり辞めるってことになったの?
H :店長を任されることになって、色々考えていたんですが
そうしているうちに精神的に疲れてきて...、それで
辞めようと思ったんです。
僕:そうなんだ...、じゃあ店が嫌というよりは店長という
責任が重いってことだよね?だったらそれを一回白紙
に戻してバイトに戻るってことでいいんじゃない?
それに、今はまだ俺の経営が始まってもいないんだからさ。
Hさんは難しい顔をして考え込んでいる、そして...
H :わかりました、それじゃあバイトとして残ります。
いや~、助かった!
しかしまだ経営を始める前からこんな調子じゃあ
先が思いやられるな~。