No26. 現在完了!

 

現在完了とは、have (has) +過去分詞の形をとり、過去の出来事や状態を現在の状況に関連づけてあらわす場合に使います。

 

例:

I have eaten Sushi before. (私は以前に寿司を食べたことがあります。)

I have been to Osaka three times. (私は大阪に3回行ったことがあります。)

 

現在完了の疑問文

 

現在完了の疑問文はhave (has) を主語の前に出して、Have (Has) +主語+過去分詞・・・?の語順になります。そして、その答え方は、Yes, 〜have(has).  No, 〜 haven’t (hasn’t). となります。

 

例:

Have you eaten my cake today? (あなたは今日私のケーキを食べましたか。)

Yes, I have. (はい、食べました。)

 

Has Tom studied Japanese? (トムは日本語を勉強したことがありますか。

No, he hasn’t. (いいえ、勉強したことがありません。)

 

現在完了の否定文

 

現在完了の否定文は、have (has) のすぐあとに notをつけて、have (has) not 過去分詞の形になります。

 

例:

Tom has started eating. (トムは食べ始めています。) [肯定文]

Tom has not started eating. (トムは食べ始めていません。) [否定文]

 

継続をあらわす現在完了

 

現在完了の継続は、「ずっと〜している」という意味で、過去のある時点で始まった動作・状態が現在までずっと続いていることをあらわします。

 

例:

I have not seen Lisa since she was a child. (私はリサが子供のころからずっと会っていませんでした。)

 

現在完了の継続によく用いられる副詞

 

for + 期間 「 〜 の間」の意味を表します。期間をあらわす語句は、four days (4日) や one year(1年)等があります。

 

例:

My mother has gone to Canada for two years. (私のお母さんは2年の間カナダに行っています。) [現在完了の継続]

 

since + 過去のある時点 「〜から今まで」の意味を表します。

 

例:

 

I have lived in Osaka since the last year. (私は去年からずっと大阪に住んでいます。) [現在完了の継続]

 

How long have (has) + 主語 +過去分詞・・・? 「どのくらい長く 〜 」の形で疑問文をつくり、継続の期間を聞く場合に使います。

 

例:

How long have you studied French? (どのくらい長くフランス語を勉強していますか。) [現在完了の継続]

Ten years. (10年です。)

 

その他のよく現在完了の継続に使われる副詞

all day (いつも), lately (最近), all this week (今週ずっと)

 

例:

I have had this pain all this week. (私はこの痛みを今週ずっと感じています。)

I have not eaten KFC chicken lately. (私はKFCのチキンを最近ずっと食べていません。)

 

経験をあらわす現在完了

 

現在完了の経験は、「今までに〜したことがある」という意味で過去から現在までの経験をあらわします。

 

例:

 

I have eaten sushi at Ginza. (私は銀座で寿司を食べたことがあります。)

Sam has never climbed up Mt. Fuji. (サムは富士山を登ったことは決してありません。)

Have you ever been to New York? (あなたはこれまでにニューヨークに行ったことがありますか。)

 

現在完了の経験でよく用いられる副詞

 

often (たびたび), ever (これまでに), never (決して〜ない), once (1度), twice (2度), 〜 times ( 〜回), before (前に)

 

例:

 

I have often heard of Lisa. (私はよくリサのうわさを耳にしたことがあります。)

Have you ever eaten raw fish? (あなたは今までに生の魚を食べたことがありますか。)

I have been to Osaka twice. (私は大阪に2回行ったことがあります。)

Ken has failed the exam five times. (ケンはその試験に5回落ちたことがあります。)

Have you been to Australia before? (以前にオーストラリアに行ったことがありますか。)

 

完了・結果をあらわす現在完了

 

現在完了の完了と結果は、現在までの動作の完了と、その完了した動作が現在におよぼしている結果をあらわします。

 

現在完了の完了

過去に始まった動作が今終わったことをあらわします。

「〜したところだ」「〜してしまった」

例:

 

Andy has just cleaned his room. (アンディは今自分の部屋を掃除したところです。) → アンディは過去のある時点から掃除をし始めて、たった今終わったという意味です。

 

現在完了の結果

過去に完了した動作の結果が現在も残っていることをあらわします。

「〜してしまってその結果、今は・・・です」

 

例:

 

Kate has bought a new bag. (ケイトは新しいバッグを買いました。) → 新しいバッグを買って、その結果今そのバッグを持っています。

 

現在完了の完了でよく使われる副詞

 

already (すでに、もう),  just (ちょうど、たった今)

yet (もう) [疑問文],  not 〜 yet (まだ〜ない) [否定文]

 

例:

Have you found the car key yet? (車の鍵をもう見つけましたか。)

No, not yet. (いいえ、まだです。)

 

Lisa has not come back yet. (リサはまだ帰ってきていません。)

 

現在完了進行形!

現在完了進行形は、[have (has) been + ―ing] の形で、過去に始まった動作が現在まで続いていることをあらわします。

 

例:

I have been cooking this curry sauce since this morning.

(私は今朝からずっとカレーを料理しています。)

 

Sam has washed the dishes. (サムは皿を洗いました。) →現在完了の結果で、今は皿を洗っていません。皿はきれいです。

 

Sam has been washing the dishes. (サムは皿をずっと洗っています。) →現在完了進行形で、今も皿を洗っている状態をあらわします。

現在完了進行形に、よく使われる副詞には、for 〜(〜の間)、 since 〜(〜以来)があります。

 

例:

Kate has been waiting here for two hours. (ケイトはここで2時間ずっと待ち続けています。)

 

Vicky has been talking on the phone since 10 o’clock. (ヴィッキーは10時からずっと電話で話し続けています。)

 

現在完了では過去をはっきりあらわす副詞は使えません。例えば、yesterday (昨日)、last week (先週) などの副詞は現在完了と一緒には使えません。

 

 

お次は、No27. 前置詞!