No25. 受動態!

 

主語が「〜する」と動作や状態をあらわす場合は、能動態といい、主語が「〜される」と動作や状態を受ける場合は、受動態といいます。

 

例:

I love you.  (私はあなたを愛しています。)   [能動態]

You are loved by me.  (あなたは私に愛されています。) [受動態]

 

受動態の形

 

be動詞 過去分詞 ・・・by で 「〜に・・・される」の意味をあらわします。

 

例:

Kate was eating by the tiger. (ケイトは虎によって食べられました。)

 

by 〜 の部分が省略されることもあります。

 

例:

Tom’s father was killed in the world warⅡ. (トムのお父さんは第2次世界大戦で戦死しました。)

この場合、行為者がはっきりわからないので、by〜以下省略されています。

 

受動態の疑問文・否定文

 

受動態の疑問文と否定文のつくり方は、be動詞の疑問文と否定文の場合と全く同じです。

したがって、疑問文の場合はbe動詞を文頭にもってきます。

 

例:

Tom is a boy.    (トムは少年です。) [be動詞の肯定文]

Is Tom a boy? (トムは少年ですか。) [be動詞の疑問文]

 

Kate was kissed by Tom. (ケイトはトムにキスをされた。) [受動態の肯定文]

Was Kate kissed by Tom? (ケイトはトムにキスをされましたか。) [受動態の疑問文]

 

例:

Tom is not a boy. (トムは少年ではありません。) [be動詞の否定文]

Kate was not kissed by Tom. (ケイトはトムにキスされませんでした。) [受動態の否定文]

 

疑問詞を使った受動態の疑問文

 

Who, What, When, Where, How を文頭においてあとはふつうの受動態を使った疑問文をつくります。

 

例:

Who was bitten by the dog? (誰がその犬にかまれましたか。)

What was eaten by Lisa ? (何がリサによって食べられましたか。)

 

By 以外を使った受動態の慣用的表現

 

be known to 〜 「〜に知られている」

be covered with 〜 「〜でおおわれている」

be filled with 〜 「〜でいっぱいである」

be made of 〜 「〜でつくられている」(材料が見てわかる場合)

be made from 〜 「〜でつくられている」(材料が見てわからない場合)

be interested in 〜 「〜に興味があります」

 

例:

Joe is known to everyone in the town. (ジョーは街の皆に知られています。)

Jack is covered with mud. (ジャックはドロでおおわれています。)

The cup was filled with milk. (そのカップはミルクでいっぱいです。)

The shoes are made of snakeskin. (そのくつは、蛇の皮でつくられています。) 「ぱっと見、作ったあとの物で原材料がわかればofを使う」

Wine is made from grapes. (ワインはブドウでつくられています。)  「ぱっと見、作ったあとの物で原材料がわからなければfromを使う」

I am interested in her. (私は彼女に興味があります。)

 

 

お次は、No26. 現在完了!