今月の課題曲「Blue Bossa」で作った資料を添付します。
前半①ではドミナントのG7でⅠ度がマイナーの時に使うべき「Hmp5↓」と「altスケール」を加えたアドリブ例。
後半②ではサビのD♭に転調した部分の解説。
アドリブ例1~4でドミナント時に最初はミクソリディアン、徐々にジャズっぽさを出す為、「Hmp5↓」と少し「altスケール」を使っています。
作曲(ケニードーハム)された1960年代初頭はボサノバが誕生し流行した時期でもあるので黒人ジャズマンもブームに乗って作ったのだろうと思います。
タイトルがボサノバで、ボサノバのリズムを刻んではいますが、やはり黒人らしい泥臭い雰囲気のする曲で、シンバルワークに何となくレガートぽいスウィング感が出ていて、ブラジルのそれとは明らかに雰囲気が異なり独特な雰囲気があります。
日本人がその違いを出すのは難しいと思いますが(出す必要はないか、、)スタン・ゲッツ等のカラッとしたボサノバとの違いを聴き分けるのは難しくないかと思います。
この頃ブルーノートでレコーディングされた「ブルーボサ」、「ソングフォーマイーマイファザー(ホレスシルバー)、「サイドワインダー(リーモーガン)」等が、従来の4ビートジャズとは一線を画し、ボサノバ、8ビート、アフロビートなども含め『ファンキージャズ』と呼ばれる代表作になります。
来月は「Satin Doll」を取り上げます。
ポイントは「altスケール」及び「リディアン7th」スケールです。
今どなたでも1回(2時間)3,500円のバンドスポット参加OKです。
※初めての方は別途入会金が必要です。
※楽器により空きが限られますので詳細はお尋ね下さい。